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デジカメ競馬日記(重賞プレイバック)

私が撮影した競馬のレース写真を紹介しながら、過去のレースを振り返ります。たまに予想も。

オークスメモリアル(レディパステル)

2005年05月19日 02時36分02秒 | 東京競馬場
デザーモ騎手、レディパステルで外国人騎手初のクラシック制覇。

2001年 5月20日 東京競馬場
第62回 オークス(G1)芝2400m 良 18頭
1着△13レディパステル(55デザーモ)2:26.3 5人気
2着○1ローズバド(55横山典)クビ 4人気
3着▲12テイエムオーシャン(55本田)2馬身1/2 1人気
単1,760 馬4,860

前走の直線一気とは違い、直線早め先頭で抜け出したローズバドを、最後の最後、追い比べでデザーモ騎手のレディパステルが制す。レディパステルは4歳牝特2着からの巻き返し、外国人騎手初のクラシック制覇で話題になりました。
 これまで圧倒的なスピードで阪神3牝、桜花賞を勝ってきた1人気テイエムオーシャンも距離伸びて良さが発揮できず3着まで。この時の本命は4着のサクセスストレイン(帽色・赤=木幡)でした。昨年のウメノファイバーといい、この頃からクイーンカップ組が直結、という法則を見つけて追いかけていたんですねぇ。この時も一瞬の見せ場を作って4着とタテ目で残念。今年はどうなることやら。

京王杯スプリングカップメモリアル(グラスワンダー)

2005年05月12日 23時35分46秒 | 東京競馬場
グラスワンダーが取消し明けの不安も一掃。上がり33秒3の豪脚で直線一気。短距離でも力の違いを見せつけました。

1999年 5月15日 東京競馬場
第44回 京王杯スプリングカップ(G2)芝1400m 良 18頭
1着◎5グラスワンダー(58的場)1:20.5 1人気
2着△18エアジハード(56蛯名)3/4馬身 4人気
3着▲17ケイワンバイキング(57横山賀)3/4馬身 2人気
単210 馬1,330的中

グラスワンダーは有馬記念を勝ち、年明け初戦の大阪杯を取消し、安田記念に向けての1戦。2500mの有馬記念を勝ったグラスワンダーに5ヶ月ぶりの実践&一気の距離短縮が不安視されましたが、それも重箱の隅をつつくようなもの。ブロードアピール、ケイワンバイキングなどの新興勢力を尻目に堂々の1人気に推されました。

直線はファレノプシス、ブロードアピール、ケイワンバイキング、エアジハードなど内目でビッシリ競り合うなか、大外からグラスワンダーがものすごい脚、上がり33秒3の豪脚で一気の差し切り勝ち。当時の東京では珍しい33秒台、まさに次元の違う末脚でした。

安田記念ではここで2着だったエアジハードにハナ差敗れましたが、続く宝塚記念では、ダービー馬スペシャルウィークを問題にせずグランプリ連覇を達成しました。

<撮影メモ>(ニコンF90)
 当時の京王杯スプリングカップは土曜日(2回7日目)のメインレース。翌日はG1、NHKマイルカップ(シンボリインディ)でした。当時の土曜のレースでは、年間を通して最も豪華なメンバーが揃う重賞レースだったか?

京王杯スプリングカップは安田記念に向けての前哨戦。グラスワンダーのように、休養していたG1馬が安田記念に向けて始動するステップとして出走することが多いので、休み明けのG1馬VS上がり馬の対決などが興味深く、予想的にも好きなレースの1つです。写真を撮るにもG1レースより空いているので、京王杯はある意味「安田記念より好きなレース」かもしれません。

グラスワンダー、取消し明けとは思えない豪脚にただ驚かされた印象。「栗毛の怪物」と呼ばれた筋肉隆々の馬体はさすが。スケールの大きさに惹かれました。

NHKマイルカップメモリアル(クロフネ)

2005年05月03日 20時03分20秒 | 東京競馬場
単勝1.2倍の断然人気。クロフネ半馬身差辛勝も人気に応える。

2001年 5月 6日 東京競馬場
第6回 NHKマイルカップ(G1)芝1600m 良 18頭
1着◎4クロフネ(57武豊)1:33.0 1人気
2着…14グラスエイコウオー(57村田)1/2馬身 13人気
3着…8サマーキャンドル(55田中勝)3馬身 12人気
単120 馬6,880

毎日杯を圧勝して望むクロフネが、直線半ばではヒヤリとさせられましたが、ゴール前キッチリ交わして人気に応える。2、3着は13、12人気と人気薄でワイドで46,600円。3連複、3連単があったらいくらついていただろうか?

日本ダービーが外国産馬に開放された元年に「クロフネ」というネーミングで殴りこみ?をかけた厩舎、オーナーサイドの思惑通り。日本ダービーでも期待されましたが、雨&重馬場に脚を取られ5着敗退。秋は天皇賞を除外されたのを機にダート路線に変更。武蔵野Sを1:33.3という芝並みの怪時計で圧勝し、ジャパンカップダートも次元の違う圧勝劇。翌春のドバイ遠征プランに更なる活躍が期待されましたが、暮れに右前浅屈腱炎を発症。そのまま引退、種牡馬入りし、世界への夢は2世へと引き継がれました。

クロフネ 牡 1998年 3月31日生 芦毛 松田国英厩舎
父:フレンチデピュティ 母:ブルーアヴェニュー(母父:クラシックゴーゴー)
10戦6勝 主な勝ち鞍:ジャパンカップダート(G1)、NHKマイルC(G1)、武蔵野S(G3)、毎日杯(G3)

<撮影メモ>ニコンF90
府中のくらやみ祭りのため金・日曜の変則開催。国民の休日、金曜日にプリンシパルS(ミスキャスト)を観た翌日は高崎競馬場に移動。交流重賞の群馬記念(ノボジャック)を観て、日曜は再び東京競馬場でNHKマイルC。府中→高崎→府中という競馬漬けの3連休でした。

NHKマイルカップメモリアル(シーキングザパール)

2005年05月03日 20時00分45秒 | 東京競馬場
ムチを使わず、手綱を押してシーキングザパールが人気に応え重賞4連勝。後に海外G1を制し、歴史に残る1頭。

1997年 5月11日 東京競馬場
第2回 NHKマイルカップ(G1)芝1600m 良 18頭
1着◎13シーキングザパール(55武豊)1:33.1 1人気
2着…14ブレーブテンダー(57松永幹)1馬身3/4 2人気
3着…12ショウナンナンバー(57吉田豊)クビ 14人気
単200 馬380

前哨戦のニュージーランドトロフィー(東京1400m)を直線一気のゴボウ抜きをしたシーキングザパールが1人気。ムチを使わない圧勝で重賞4連勝。一気の3歳マイル女王へ。2着にはニュージーランドTと同じブレーブテンダーで人気通りの決着。3着は主にダートで好走していた人気薄ショウナンナンバーの突っ込み。当時はワイドもなかったので、あわやの3着激走には驚きました。

シーキングザパールは秋初戦注目されたローズSで伸びきれず3着敗戦後、喉の病気(喉頭炎エントラップメント?)で休養。翌春の1200m戦シルクロードSで復帰し、内から鮮やかな快勝劇。難病を克服し、夏はフランスに遠征。モーリスドゲスト賞(仏G1)を制し、歴史に新たな1ページが刻まれます。

帰国後はスプリンターズSでシンガリ一気でタイキシャトルに先着の2着。米遠征を挟んだ高松宮記念でも2着好走とスプリンター路線の第一線で活躍しました。引退後は生まれ故郷米に渡って繁殖生活を送っています。

シーキングザパール 牝 1994年 4月16日生 鹿毛 佐々木晶三厩舎→森厩舎
父:シーキングザゴールド
母:ページプルーフ(母父:シアトルスルー)
19戦8勝 主な勝ち鞍:モーリスドゲスト賞(仏G1)、NHKマイルC(G1)、ニュージーランドT4歳S(G2)、、デイリー杯3歳S(G2)、シルクロードS(G3)、フラワーC(G3)、シンザン記念(G3)

<撮影メモ>ニコンFE2
前項で紹介した土日の京都遠征から1週間。東京競馬場は絶好の競馬日和。スタート直前、青空に飛行機雲が流れ、ヒコーキグモのサイン馬券か?と思ったが4着。結果は人気サイドでした。

シーキングザパールの仔シーキングザダイヤが輸入され2004年のNHKマイルCで人気になりましたが、母子制覇はなりませんでした。現役時代を知っている馬たちの仔がまた競馬場で活躍するのも競馬歴を重ねていく中での楽しみの1つ。母馬の現役時代の特徴も予想に取り入れていこうと思います。

青葉賞メモリアル(ハイアーゲーム)

2005年04月29日 01時18分40秒 | 東京競馬場
2004年 5月 1日 東京競馬場
第11回 青葉賞(G2)芝2400m 良 17頭
1着◎5ハイアーゲーム(56蛯名)2:24.1 2人気
2着…13ホオキパウェーブ(56岡部)2馬身1/2 5人気
3着○14シェルゲーム(56オリヴァー)クビ 1人気
単280 馬1,340 3連1,000

 良血ハイアーゲームは期待されていた弥生賞で4着に敗れ、出走権を獲得できず。目標を日本ダービーへ切り替え、青葉賞は仕切り直しの1戦。
 最後は気性の悪さを見せ外へ膨れましたが、外へ出してからの伸び脚はひときわ目を引き、ジャパンカップ並みの好タイムで優勝。皐月賞が先行馬タイプの組み合わせで決まっただけに、スケールの大きな差し切り勝ちにダービーでも、と期待を持たせる内容でした。
 近年ではシンボリクリスエス、ゼンノロブロイと本番ダービーでも好走しているようにG2の格上げされてからは本番に直結するようになり、ハイアーゲームも3着。先頭に立つ場面もありましたが、蛯名騎手がゴール前追いづらいシーンもあり、キングカメハメハ、ハーツクライに先着を許し、気性の悪いところを露呈してしまいました。
 その後に勢いがなく残念。父サンデーサイレンス、母父ローソサエティはマンハッタンカフェと同じ配合の血統。今週の天皇賞・春では新味が出るか?

 同じコースのゆりかもめ賞勝ちからのステップで、ホオキパウェーブが距離伸びて頭角を現す。ダービーは後方のままで見せ場はなかったですが、秋のセントライト記念2着をステップに菊花賞2着と結果を出しました。ジャパンカップで発症した脚部不安も解消し、復帰のメドが立ったとか。

 皐月賞の出走もかなわなかった外国産馬シェルゲームは、ダービー出走を賭けて、なんとしても2着以内で賞金を加算しておきたいところでしたが、ホオキパウェーブにクビ差、差されて3着でした。

<<撮影メモ>>ニコンD90
 青葉賞は連休中に行なわれるため、普段の土曜日よりもかなり混み合うイメージの青葉賞。今回はそれほどでもなかったですが、絶好の競馬観戦日和。大外を回ってきたハイアーゲームは写真を撮っていても迫力十分でした。

フローラステークスメモリアル(スティンガー)

2005年04月20日 00時34分39秒 | 東京競馬場
1999年 5月 1日 東京競馬場
第34回 4歳牝馬特別(G2)芝2000m 良 16頭
1着○14スティンガー(54岡部)2:01.4 2人気
2着◎7フサイチエアデール(54武豊)クビ 1人気
3着▲8クロックワーク(54横山典)1/2馬身 3人気
単270 馬450取りガミ

桜花賞を1人気で出遅れ、12着に敗れ、オークスに向けて仕切り直しの1戦。桜花賞2着のフサイチエアデールが最大のライバルで1人気。500万特別を勝ったクロックワークが3人気。

エイシンルーデンスが作った平均ペースにスティンガーが先行抜け出し長い直線を押し切る。オークスは後方の位置取りが災いして、追込み届かず4着まで。秋は秋華賞へ向かわず、果敢に古馬路線に挑戦。天皇賞、ジャパンカップは厚い壁にはね返されますが、京王杯スプリングカップを連覇するなど、マイル路線で活躍しました。

スティンガー 牝 1996年 5月15日生 鹿毛 藤沢和雄きゅう舎
父:サンデーサイレンス
母:レガシーオブストレングス(母父:アファームド)
21戦7勝 主な勝ち鞍:阪神3歳牝馬S(G1)、京王杯スプリングC(2000年、2001年=G2)、4歳牝馬特別(G2)、京都牝馬特別(G3)

<撮影メモ>(ニコンF90)天皇賞のサイレンススズカの競走中止以来、ちょうど半年ぶりの東京競馬場。当時はまだ「4歳牝馬特別」という面白みのない?レース名。開催も天皇賞前日の土曜日でした。

ストーミーカフェ骨折

2005年03月12日 20時20分53秒 | 東京競馬場
2005年 2月 6日 東京競馬場
東京11R 共同通信杯(G3)芝1800m 良 9頭
1着◎2ストーミーカフェ(58四位)1:47.8 1人気
2着…6ダイワアプセット(56柴田善)2馬身1/2 5人気
3着△9マルカジーク(56ペリエ)1馬身 4人気
単220 馬1,980 3連3,170 3単14,380

今季初戦の共同通信杯を58キロで快勝したストーミカフェの骨折が11日判明。皐月賞の有力候補だっただけに残念。

撮影メモ(ニコンF90)
今にして思えば、アナログ銀塩写真で撮った最後のレース、ということになりましたね。

安田記念メモリアル(タイキシャトル)

2005年03月11日 00時53分55秒 | 東京競馬場
1998年 6月14日 東京競馬場
第48回 安田記念(G1)芝1600m 不良 17頭
1着◎2タイキシャトル(58岡部)1:37.5 1人気
2着…11(外)オリエンタルエクスプレス(58ホワイト)2馬身1/2 8人気
3着…8ヒロデクロス(58吉田豊)2馬身 17人気
単130 馬1,860

タイキシャトルの海外遠征の壮行レースとなるはずが、雨模様の泥んこ馬場。それでも単勝1.3倍の断然支持。直線入り口では伸びるのか?とヒヤリとさせられましたが、坂上から盛り返し、力強い伸び脚。今まで未知だった「力のいる不良馬場」を克服したことで、海外での芝適性も確信しました。

タイキシャトル 1994年 3月23日生 牡・栗毛 13戦11勝
父:デヴィルズバック
母:ウェルシュマフィン(母父:カーリアン)
主な勝ち鞍:ジャックルマロワ賞(仏G1)、安田記念(G1)、マイルCS(G1)、スプリンターズS(G1)