OCF最新動向ブログ

オープンCADフォーマット評議会(OCF)の活動と、CIM・CALS/EC(SXF)の最新動向をお知らせします。

SXFのZIP圧縮(8)~まとめ

2015年08月19日 | SXFテクニカル通信
SXFのZIP圧縮というテーマで書いてきたシリーズも、今回が最終回です。
これまでの記事の要点を挙げてみます。
1.長らく変化していないSXF規格なわけですが、SXFがより広く使われるように
 なるために、規格を追加しましょう。
2.ZIP圧縮のメリットは、ファイルサイズ縮小と複数ファイルが1つに
 まとまることです。
3.圧縮後ファイルの拡張子はsfczとp21zが有力(当時)です。
 ※その後の検討で、3文字拡張子のsfzとp2zが浮上しています。
4.ファイル圧縮にはLZH形式もありますが、近頃使われていないし脆弱性の問題も
 あって、ZIP形式での圧縮が磐石な方針です。
5.フリーで商用利用可能なライブラリーzlibは、CADへの実装が比較的容易です。
6.CADへの実装課題その1「画像ファイルの管理」はCADの実装で工夫が必要です。
7.CADへの実装課題その2「ファイル名の整合性」は圧縮後ファイル名を正とします。

建設CALS/ECの一環として、SXFは誕生しました。
国が発注する公共工事で提出するCAD図面の電子ファイルフォーマットとして
創り出されました。
近い将来SXFがZIP圧縮されることで、コンパクトかつ扱いやすいファイルになります。
これからもSXFは進化を続けて、継続的な調達とライフサイクルの支援を促進させるように、
OCFは活動してまいります。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿