OCF最新動向ブログ

オープンCADフォーマット評議会(OCF)の活動と、CIM・CALS/EC(SXF)の最新動向をお知らせします。

平成18年度 SXF技術者検定試験

2006年07月24日 | SXF技術者検定試験

 昨日、7月23日(日)に第三回目のSXF技術者検定試験が、全国7会場で実施されました。

試験の詳細については分かりかねますが、荒れ模様の天気で、一部の会場では交通機関が乱れたようです。

試験問題は、どうだったでしょうか?
難しかった、易しかったなど、さまざまかと思いますが、勉強されたその知識は、必ず電子納品をする際のCAD図面の作成に役立つはずです。
このブログでも、試験のその後のフォローとして、広くはCALSの進捗、狭くは、このブログのタイトルどおり「SXFの最新情報」として、皆様にお届けする予定にしていますので、引き続きよろしくお願い致します。


明後日はSXF技術者検定試験

2006年07月21日 | SXF技術者検定試験

 平成18年度のSXF技術者検定試験がいよいよ、明後日の23日(日)に迫ってきました。受験者の方々のなかには、今週の大雨による被害を直接的にしろ間接的にしろ受けた方もいるかと思います。
 直前の勉強がおろそかになり、試験に不安を覚えているかもしれませんが、突飛な問題が出るわけではないと思いますので、平常心で対応してください。

 試験時間は1時間30分と充分ですから、慌てずにじっくりと問題を読んでください。ややもすると、長文の穴埋め問題では、焦ってしまうことがありますが、今まで勉強したことや実際の電子納品の場面を思い出せば自ずから答えを導き出すことはできます。

 交通機関の乱れがあるかもしれません、試験開始までの時間を充分に考えて試験会場に行ってください。
 では、普段どおりの実力を出して頑張ってください!


SXF技術者検定試験まであと三日

2006年07月20日 | SXF技術者検定試験

平成18年度のSXF技術者検定試験まであと三日、もう時間がありません。

CAD製図基準(案)では、各工種編までは読まなくても良いですが、総則は必ず読んでおいてください。
また、CADデータ交換標準SXFについては、SXF技術者検定試験公式ガイドブックの5章をもう一度読んでおいてください。特に、次のようなフィーチャーについては特徴的な箇所を覚えておきましょう。

060720


SXFブラウザ

2006年07月19日 | SXFブラウザ

SXFブラウザ Ver.3.02 が先月の16日付けで公開されていました。

以前のバージョンとの差異は、ブラウザの印刷機能で「ファイル名印刷」のチェックをした際に、ファイル名の後ろに、「printed by SXF Browser Ver3.02」の印刷ができるようになたもので、この機能により、SXFブラウザと紙図面が同一であるという認識かと思います。

ダウンロードは、次のURLになります。
http://www.cals.jacic.or.jp/cad/developer/SXFBrowserDownload.htm


電子納品チェックシステム

2006年07月18日 | ニュース

電子納品チェックシステム Ver.6.5 が公開されました。

公開のお知らせによると、「電子成果品ビューア機能が新しくなり、管理ファイルに記入されている内容の確認が容易になりました。」また、「このセットアップファイルには、これまでヘルプデスクに報告された不具合等の修正が含まれています。(2006.07.14)」となっています。

ダウンロードは次のURLです。
http://www.nilim-ed.jp/index_dl.htm


京都市建設局の電子納品

2006年07月14日 | CALS

「京都市建設局における電子納品について」が公開されています。

土木設計の電子納品は、今年度は全件試行で来年度は全件実施となっています。

京都市建設局電子納品実施要領(案)【業務編】を見ると、CADデータのフォーマットは、SFCとなっています。
ファイル名のなかの整理番号が特徴的で、次の様になっていました。

060714

詳しくは次のURLをご覧ください。
http://www.city.kyoto.jp/kensetu/kikaku/koudo.html


JACICセミナー

2006年07月13日 | セミナー

JACICより、今年度第一回目のオープンセミナー開催の案内がありました。

セミナータイトルは、「CALS/ECとVR、CG」ということで、CALSとバーチャルリアリティ、コンピュータグラフィックスについてのセミナーのようです。
開催日時は、平成18年8月8日(火)13:15~16:50
開催場所は、「はあといん乃木坂」

講演の詳細ならびに申し込みについては、次のURLをご覧ください。
http://www.jacic.or.jp/movie/jseminar/20060712/kaisai_annai.html


異動

2006年07月12日 | CALS

 JACIC NETに、国土交通省の人事情報速報がありました。

 国総研に二年前に着任された方で、このままではいけないと、CALSを積極的に動かそうと努力してきた方も異動になってしまいました。やっとこれから花が咲くという予感みたいなものがあったのですが残念です。
 発注者には特に異動はつきものと理解していますが、CALSを推進する上での問題とか課題など特に頭で理解したものでなく、肌で感じ取ったものは、なかなか引継ぎが難しいのが現実だと思います。

 自ら書きながら、これではCALSの基礎、情報共有にもなっておらんと・・・、ですから、そんな事にはならない訳で、反省。
 逆に考えれば、CALS本来の思想が、異動によって地方展開される訳で、それはそれで非常に良いことになります。

 しかし、失礼を省みず、言いたいことを言えて、受け入れてくれた方なのでやはり異動はわたしにとって残念です。


Q&A

2006年07月11日 | CAD製図基準

 電子納品に関する基準で、Q&Aが追加されました。また、正誤表も更新されました。

Q&Aは全部で20件ですが、そのうちCAD製図基準(案)については、2件あり、いずれもレイヤに関することでした。
また、最後に電子納品チェックシステムのバージョンアップ版のインストールについて上書きできない旨の注意がありました。

詳細は、次のURLをご覧ください。
http://www.nilim-ed.jp/


高知県の電子納品説明会資料

2006年07月10日 | CALS

 高知県のCALS/ECのホームページに「電子納品説明会資料」が掲載されていました。
委託編と工事編に分かれていますが、委託編のCADに関する箇所を見てみました。

1.CADデータの納品形式
 SXF(SFC)形式とオリジナルデータ形式とあり、オリジナルデータ形式は、原則として「DWG形式」で、必ず2種類の形式で納品する。

2.ファイルの命名規則
 SXF(SFC)形式とオリジナルデータ形式では、同一の名前とする、異なるのは拡張子のみ。

3.レイヤの取り扱い
 CAD製図基準(案)等のレイヤ命名規則に依らなくても良い。日本語のレイヤ名でも良い。

など、他にも幾つかありますが、内容については、それぞれの立場で賛否が分かれることでしょう。

http://www.pref.kochi.jp/~k_kanri/sekei/cals/index.html


第13回建設情報標準化委員会

2006年07月07日 | CALS

 建設情報標準化委員会が、6月20日に第13回の委員会を開催し、平成17年度の成果と平成18年度の活動予定を決定したという記者発表資料がWeb上に公開されていました。

建設情報標準化委員会の成果として次の四つの小委員会の概要がありました。
1.電子成果高度利用検討小委員会
2.電子地図/建設情報連携小委員会
3.CADデータ交換標準小委員会
4.コード/分類体系検討小委員会

また今後の活動予定としては、次期の建設情報標準化推進計画の策定作業と事務局のタスクフォースの活動についての記述がありました。

詳細についてのリンクはないようですが、記者発表資料は次のURLからご覧いただけます。
http://www.jacic.or.jp/hyojun/press060626.htm


首都圏外郭放水路

2006年07月06日 | CALS

1ヶ月ほど前ですが、首都圏外郭放水路の完全通水が開始されました。
埼玉県の春日部市・幸手市などの中川流域の慢性的な浸水対策として造られたものですが、県外の方々にはあまり馴染みがないかもしれません。

しかし、1995年に公共事業支援統合情報システム研究会が発足し、翌年には、建設CALS/EC整備基本構想が策定され、97年に建設省直轄工事における建設CALS/ECアクションプログラムの公表を受けて、CALS/ECパイロットプロジェクトに指定されたのが、この首都圏外郭放水路の工事でした。

当時は、「共有」という言葉とともに、さまざまな場でこの工事のことが話題なっていました。今、丁度10年になります、果たしてCALSは、もうここまで来たと言えるのか、あるいはまだ此処までなのか・・・、一体どちらなのでしょうか。


「全国標準」を疑い始めた発注者

2006年07月05日 | CALS

 日経コンストラクション(6/23)にトピックスとして『「全国標準」を疑い始めた発注者』と見出しがありました。
 「標準」という言葉に思わず反応して、記事を見てみると、積算基準や技術的な基準が全国標準である以上、過大な設計コスト高や地域特性を見逃したことによる不具合などがでてきて、地方の実情に合わせた積算基準や技術基準の見直しが必要になってきているということで、幾つかの事例が併せて掲載されていました。

ひるがえって、CALS/EC、特にCAD図面の電子納品における、CAD製図基準(案)、CADデータ交換標準SXFはどうなのでしょうか。あきらかに全国標準であるべきものが、発注者によって異なっているという現実。発注者は唯一の基準なり標準で構わないわけですが、受注者は複数の発注者と仕事をする関係上、仕事をする発注者と同じ数だけの「標準」に対応しなければならなくなります。

それぞれ固有の事情を抱える発注者にとって、全国ではない標準はあってしかるべきだとも思いますが、一方、それに対する受注者の負担は増すばかりです。
良いさじ加減の「標準」が作れないものなのかと思うこのごろです。


今月の認証ソフトウェア

2006年07月04日 | OCF検定認証

OCF検定の結果、次の3ソフトが認証されました。

SXFVer.2
  1.CAD オートデスク AutoCAD LT 2007
      (+ SXF Converter for AutoCAD LT 2007)
SXFVer.3
  1.CAD オートデスク Autodesk インダストリーシリーズ 2007
      (+SXFデータトランスレータ2007)
  2.ビューア OSK VectyScope 3.3

また、検定の有効期間を過ぎた5ソフトについて削除されました。

詳細は次のURLをご覧下さい。
http://www.ocf.or.jp/kentei/soft_ichiran.shtml


SXF技術者検定試験H16-(70)

2006年07月03日 | SXF技術者検定試験

 SXF技術者検定試験の第一回の試験問題の回答解説も、やっと今日で、70問目が終わります。もっと早い段階で終わる予定だったのですが、途中で、CALSやSXFに関するトピックスなども入り、結局、今日になってしまいました。
 当初の予定では、昨年の試験についてもブログに書く予定でしたが、試験も今月の23日と間近に迫ってきているため、中途半端もいけないしと思案中です。

H16-(70)「CAD製図基準に関する運用ガイドライン(案)」で記載されているCADデータの管理について,誤っているものはどれか.

【選択肢】
 ア.発注者間の正式な意思伝達は,誤解の無いように直接口頭で伝達する.
 イ.打合せ簿フォルダ内のCADデータと,図面フォルダのCADデータの双方で取り違えないように十分注意して管理する必要がある.
 ウ.利用される打合せ簿の添付資料は,電子納品対象である.

運用ガイドラインが改訂されており、ガイドブックに特に記載はありませんが、選択肢から見て消去法でも回答は得られるかと思います。

回答:ア

これで、やっと平成16年度の試験問題に関して、わたしなりの回答例を示せたかと思っています。今年度の試験も迫ってきました、皆さん頑張ってください。