goo blog サービス終了のお知らせ 

OCF最新動向ブログ

オープンCADフォーマット評議会(OCF)の活動と、CIM・CALS/EC(SXF)の最新動向をお知らせします。

電子納品ガイドラインにSXF確認機能検定が明記

2010年10月05日 | 電子納品

OCF検定事務局です。

先日9/27に国交省より公開されました、電子納品等運用ガイドライン【土木工事編】にSXF確認機能検定が明記されました。

具体的には、31ページの「電子成果品の作成における留意点」で、「図面はSXF ブラウザ等で表示し目視により内容を確認する」とあり、その説明として、

SXF ブラウザ等とは、SXF ブラウザ及び「SXF 表示機能及び確認機能要件書(案)」に基づいて開発された民間のSXF ビューワのことをいいます。SXF ブラウザは、電子納品Web サイトから取得できます。また、民間のSXF ビューワは、オープンCAD フォーマット評議会(OCF)のホームページにSXF確認機能検定の機能要件が認証されたソフトウェアが公表されていますので、これを参考に入手してください。

と記載されました。

現SXFブラウザは、最新のSXFVer.3.1仕様に一部未対応(ラスタの透過等)であり、図面チェック機能も不足しています。また今後の拡張・メンテナンスもされない方針ですので、この機会に是非OCFのSXF確認機能検定の認証ソフトウェアの利用をご検討ください。

宜しくお願いします。


SXFブラウザの公開

2009年03月31日 | 電子納品

 年度末、いよいよ押し詰まって次のようなシステムが次々と公開されました。

1.SXFブラウザVer.3.20およびVer.3.12
2.CAD製図基準(案)平成20年5月版に準拠した図面作成例
3.電子納品チェックシステムVer.7.0
4.電子納品チェックシステム 電気通信設備編Ver.3.7

今日はSXFブラウザについて、見てみます。
対応するOSは、Windows XP Home/XP Professionalになります。
同時に公開された電子納品チェックシステムでは、Windows 2000(SP4),Windows XP(SP2),Windows Vista Business(SP1)と書かれていますので、OSに差異がみられるので注意しましょう。

SXFブラウザが二つのバージョンで公開されましたが、対応するCAD製図基準(案)によって利用するブラウザが異なるということです。

CAD製図基準(案)平成20年5月版に基づいて作成された図面は、SXFブラウザVer.3.20
CAD製図基準(案)平成16年6月版に基づいて作成された図面は、SXFブラウザVer.3.12

操作マニュアルを見てみると、以前のバージョンからの変更点では、直近の基準に対応したように書かれていますが、「SXFブラウザVer.3.20利用にあたっての留意事項」を開いてみると、次のような項目で留意しなければいけないことが記述されています。

・既定義ハッチングの領域表示
・ラスタデータの表示
・寸法線における矢印の表示
・認識できない文字フォントの表示
・全フィーチャ表示
・協議事項の反映
・数値の許容差について
・レイヤ名のチェック
・重複図形のチェック
・ショートベクトルのチェック
・線種のチェック
・線幅のチェック
・フォントサイズのチェック
・チェック結果内容の表示
・フィーチャ要素確認の表示
・SXFブラウザVer.3.20に起因するその他の事象
・SXF表示機能及び確認機能要件書(案)との相違点

納品前としては、結構大変な作業になるのかもしれません。


チェックでエラー

2009年03月19日 | 電子納品

 電子成果のチェックをどうすれば良いのかと、ある建設コンサルタントから問われた。

土木設計業務等の電子納品要領(案)とCAD製図基準(案)は、いずれも平成20年5月版に対応することになっており、そのように成果を作成したのだが、電子納品チェックシステムにかけるとエラーがてしまう。
エラーの対処方法を教えてくれと言われた。

電子納品運用ガイドライン(案)【業務編】もCAD製図基準に関する運用ガイドライン(案)も最新版対応の公開がされていないし、SXFブラウザも電子納品チェックシステムも古いままなので、チェックをかけると複数のエラーが表示されてしまう、当然だろう。

発注者に理解を求めるしかないのだが、1月発注で3月末工期の業務は、たくさんある。この忙しい最中、ユーザーはどのような対応をしているのだろうか?


測量及び地質の電子納品要領(案)の改訂

2008年12月18日 | 電子納品

 国土交通省から「地質・土質調査成果電子納品要領(案)」および「測量成果電子納品要領(案)」の改訂について報道発表がありました。
http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_000030.html

「測量成果電子納品要領(案)」の適用開始時期は、平成21年4月以降に契約を締結する直轄業務で、「地質・土質調査成果電子納品要領(案)」は、平成21年8月以降に契約を締結する直轄業務からになります。
また、要領(案)の改訂では、平成20年3月の公共測量作業規程の改正及び日本工業規格の制定・改定に対応しています。

それぞれの要領案は、次のURLからダウンロードすることができます。
(測量成果電子納品要領(案)は、このサイトから国土地理院のサイトに行きます)
http://www.cals-ed.go.jp/index_denshi_sokuryo.htm


SXFブラウザVer.3.11

2008年08月27日 | 電子納品

 SXFブラウザVer.3.11が公開されました。

SXFブラウザは、電子納品における図面の目視確認を支援するためのソフトウェアで、図面データを表示・印刷する機能はありますが、CADソフトのように作図や編集の機能はありません。
SXFブラウザVer.3.11の主な機能は、
1.SXFファイルの表示
2.図面の印刷(拡大縮小印刷も可能)
3.CAD製図基準(H16.6)チェック

また、Ver3.10からの主な変更箇所は、
1.チェック項目”フォントサイズ”の初期設定”
 CAD製図基準(H16.6)チェック機能における”フォントサイズ”のチェックに不具合があることを確認したため、チェック項目”フォントサイズ”の初期設定を”チェックなし”に変更した。

2.印刷の際の背景色
 表示モードの設定であるバックグランド色を「背景色」または、「黒色」に設定した場合の印刷において、 正しく印刷されない場合があることを確認したため、印刷の際には、バックグランド色を白色として印刷することを操作説明書に明記した。

3.利用にあたっての留意事項
 「フォントサイズのチェック」、「印刷に関する留意事項」を追加、「寸法線における矢印の表示」を変更した。

ダウンロード並びに詳細については次のURLをご覧ください。
http://www.cals-ed.go.jp/


要領案改定に伴う意見募集

2008年08月21日 | 電子納品
 「地質・土質調査成果電子納品要領(案)」および「測量成果電子納品要領(案)」の改定に関する意見募集が行われています。
これらの要領案は、関連規格との整合化、国土交通省公共測量作業規程改正等への対応で改定されたとの記述があります。
 
「地質・土質調査成果電子納品要領(案)」では、改正JIS 規格への対応として、
「JIS A 0204 地質図-記号,色,模様,用語及び凡例表示」
制定JIS 規格として、
「JIS A 0205 ベクトル数値地質図-品質要求事項及び主題属性コード」
「JIS A 0206 地質図-工学地質図に用いる記号,色,模様,用語及び地層・岩体区分の表示とコード群」
具体的には、「地質平面図・地質断面図に用いる記号」「ボーリング交換用データの改定」で整合が図られています。
 
「測量成果電子納品要領(案)」では、設計での利用を考慮した測量成果電子納品方法の見直し(ファイルフォーマット、レイヤ構成)などがあります。
 
詳しくは、次のURLをご覧ください。

港湾CALS

2008年08月07日 | 電子納品

 港湾空港関係のガイドライン(案)である「地方整備局(港湾空港関係)の事業における電子納品運用ガイドライン(案)【資料編】平成20年7月」が公開されました。

港湾空港関係では、今まで、CAD製図基準(案)の規定を港湾空港事業に適用させた「CAD図面作成要領(案)」を公開していましたが、この「地方整備局(港湾空港関係)の事業における電子納品運用ガイドライン(案)【資料編】平成20年7月」の適用により、平成21年1月の契約をもって廃止すると掲載されていました。

SXFブラウザVer.3.10

2008年06月11日 | 電子納品

 SXFブラウザVer.3.10が公開されました。

SXFブラウザは、SXFの図面データ表示・CAD製図基準チェック機能・印刷などCAD図面の電子納品における目視確認を支援するためのソフトウェアです。

SXFブラウザVer.3.10 関連資料として次の5つのファイルがダウンロードできます。
1.利用規約
2.SXFブラウザVer.3.10操作マニュアル
3.SXFブラウザVer.3.10セットアップファイル
4.SXFブラウザVer.3.10利用にあたっての留意事項
5.変更一覧
 
 
ダウンロードはこちらから
http://www.cals-ed.jp/index_dl2.htm

CAD製図基準(案)の主な改定点

2008年06月05日 | 電子納品

 CAD製図基準(案)の主な改定点としては、次の項目が挙げられます。

1.SXF Ver.3の対応
 CADデータ交換標準フォーマットSXFのバージョンについて、CAD製図基準(案)における対応が追記されました。
SXF Ver.2.0 レベル2以上を対象とし、CADデータの高度利用を目指した場合には、SXF Ver.3.0 レベル2以上を使用することができます。

 ラスタファイルの使用について、SXF Ver.2.0 レベル2以上の場合には、従来通り1枚の使用でラスタファイルの命名規則も変わりませんが、SXF Ver.3.0 レベル2以上の場合には、複数のラスタデータを扱うことができ、その際の命名規則は今までとは異なります。
詳しくは、基準(案)を見てください。

また、クロソイドや弧長寸法は、SXF Ver.3.1 レベル2で利用が可能になります、SXF Ver.3.0 レベル2では使用できませんので注意してください。

2.レイヤの階層
 レイヤ構成を3階層からユーザ定義領域を追加し、4階層にしました。
これは、土木CAD製図基準(案)(土木学会)や道路工事完成図等作成要領との整合を図ったものです。

※昨日の「SXF技術者検定試験の出題範囲」について、若干訂正しましたので見直しておいてください。


電子納品要領(案)の差異

2008年05月31日 | 電子納品

 引き続き、「土木設計業務等の電子納品要領(案)」の差異を見てみます。

・大容量記録媒体
p18の電子媒体で、基本的にはCD-Rの使用とするが・・・ ・・・DVD-Rも協議により可とするとなっており、受発注者協議によりDVD-Rの使用を認めることになっています。また、その際のファイルシステムの論理フォーマットは、UDF(Universal Disk Format)Bridgeとするとされていました。

・電子媒体
p19の電子媒体の標記規則で、媒体の左右に「発注者署名欄」と「受注者署名欄」ががつかされました。
また、シールが剥がれることによって、電子媒体に悪影響があるとのことから、シールの貼付けをしないことになった。

なお、以上の二点については、「工事完成図書の電子納品要領(案)」でも同様となっていました。


管理ファイルの見直し

2008年05月30日 | 電子納品

 昨日公開された「土木設計業務等の電子納品要領(案) 平成20年5月」が、平成16年6月版のどの部分を改定したか見てみます。

【管理ファイルの見直し】
p11の報告書管理項目で、「報告書オリジナルファイル日本語名」の記入内容「報告書オリジナルの内容について記入する」が、条件付き必須記入(データが分かる場合は必ず記入する)となっています。

【管理項目に規定されている文字数】
同じくp11で「報告書ファイル名」の記入項目で、報告書ファイルのファイル名を拡張子を含めて記入するとある文字数が、12文字以下から12文字固定になりました。


要領(案)・基準(案)の改定

2008年05月29日 | 電子納品

国土交通省の報道発表があり、次の要領(案)・基準(案)が公開されました。

・工事完成図書の電子納品要領(案)
・土木設計業務等の電子納品要領(案)
・デジタル写真管理情報基準(案)
・CAD製図基準(案)」

 今回改定された要領(案)・基準(案)の適用は、平成21年1月以降に契約を締結する直轄工事・業務です。
報道発表資料は次のURLです。
要領(案)・基準(案)のダウンロードは次のURLです。
http://www.cals-ed.jp/

電子納品チェックシステム(農林水産省農業農村整備事業版)

2008年04月14日 | 電子納品

 農業農村整備事業の電子納品要領等で、平成20年3月31日付で次のシステムが更新されていました。

 「電子納品チェックシステム(農林水産省農業農村整備事業版)(平成19年4月版)Ver.2.0.001.001」
この更新に伴い、セットアップマニュアル、リリースノートも更新されています。

詳しくは次のURLをご覧ください。
http://www.nncals.jp/you.html#sento