2月に意見募集が行われた「SXF表示機能及び確認機能要件書(案)」(以下、SXF機能要件書)が、昨日Web公開されました。
「CAD製図基準に関する運用ガイドライン(案)」(以下、CADガイドライン)も同時に公開されると思っていたのですが、延びたようです。
なぜ、CADガイドラインが同時に公開と思ったかというと・・・
CADガイドラインには、次のような記述があるからです。
CAD ガイドラインでは、電子納品の際にCAD 図面はSXF ブラウザで目視確認を行うという記述があり、一方では、SXF 機能要件書が公開されることにより、民間のソフトウェアベンダもSXF機能要件書に適合したCADソフトの開発がも進むことが予想されることから、改定されるCADガイドラインでは、SXF 機能要件書に従って開発されたソフトウェアでもCAD 図面の確認が行える。
今までは、SXFブラウザが唯一「正」ということでしたが、少しは変化が起きるかもしれません。ただ、依然として次のような記述「機能要件書に従って開発された市販CAD ソフトでも、CAD 図面の表示が異なる場合もあることから、表示内容に疑義が生じた場合は最終的にはSXF ブラウザで目視確認を行うことにしている。」とあるのです。
どう考えても、機能要件書に従って開発されたソフトウェアなら、市販CAD ソフトであろうとSXFブラウザであろうと同じになるはずです。機能要件書が唯一の仕様なので、仕様書通りに開発されていれば基本的に疑義が生じることはないはずです。
「SXF表示機能及び確認機能要件書(案)」のダウンロードはこちらから
http://www.cals-ed.go.jp/