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OCF最新動向ブログ

オープンCADフォーマット評議会(OCF)の活動と、CIM・CALS/EC(SXF)の最新動向をお知らせします。

今更聞けないSXFの基礎知識-5

2005年10月20日 | 日記・エッセイ・コラム
前回からだいぶ間が空いてしまいましたが、引き続き「線種」についてです。
国総研にあります「Q&A」から線種について二点引用してみます。

CA-206
【Q】線種は原則として実線、破線、一点鎖線、二点鎖線の4種類となっていますが、発注者との協議によりこれら4種類以外を使用してもよいでしょうか。
【A】原則として実線、破線、一点鎖線、二点鎖線の4種類を利用してください。ただし、作図上の問題で規定の4種類以外が必要な時は受発注者と協議し、利用可能としています。(H15.8.12)

CA-426
【Q】SXFの既定義線種である跳び破線や点線、一点長鎖線や一点短鎖線なども広義の破線または一点鎖線として使用してもよいでしょうか。また、ユーザー定義線種で作成した任意ピッチの破線や一点鎖線は利用可能でしょうか。
【A】原則として実線、破線、一点鎖線、二点鎖線の4種類を利用してください。ただし、作図上の問題で規定の4種類以外が必要な時は受発注者で協議し、利用可能としています。([CA-206]参照) (H16.6.4)

次に実際に描いた線種が次の画像にあります、特に一点鎖線についてごらんください。
一つ目は、SXF仕様で推奨されている線幅が固定されたピッチの場合の線種です
sxf

どうでしょうか、普段CAD作図で利用している一点鎖線と同じでしょうか?
もしかすると、一点鎖線の鎖線が少し長すぎるなとか、一点長鎖線のほうがシックリくるというユーザーがいるかもしれません。

二つ目は、JISに規定されている線幅に依存するピッチの場合の線種です。
jis
どうでしょうか、こちらの一点鎖線の方がバランスがとれて良いというユーザーもいるかもしれません。

いずれにしろ、一点長鎖線、一点短鎖線を利用したい時には、受発注者の協議対象となってしまいます。また、これらの線種を利用すると市販されている「電子納品のチェックツール」などでエラーがでることもあります。





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