to be with my dogs

犬と私と羊...合言葉は「自然体」

桃の思い出

2016年07月31日 | 日々の出来事

山梨の叔母が桃を送ってくれた。

 

 

山梨は祖母の育った場所だ。

もともと祖母は八ヶ岳の甲斐大泉の出身だったらしい。

父親は校長先生をしてた立派な人だったそう。

その父が亡くなってまだ若かった母親が神戸で再婚し、

祖母は弟とともに山梨の都留の家に引き取られた。

そんな生い立ちからか、なかなか気の強い独立心の強い人だった。

 

祖母が幼い頃は「ハイカラさん」のように

長い髪を大きなリボンで留めていたらしい。

リボンは、祖母を捨てた母から送られてくるものだった。

 

私の知ってる祖母はいつもショートカットだった。

祖母が「幼い頃の反発だ」と言っていたことがあった。

でも機織り屋の養女だったからか、いつもおしゃれな着物を着てた。

華やかではないけど、粋な感じだった。

そのセンスは私に強い影響を与えていると思う。

 

その都留に残って結婚した叔母が、毎年実家に送ってくれていた桃。

今は私と妹のところへ送ってくれる。

祖母や父を想って送ってくれる桃を食べながら、私は父と母を思う。