![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/75/b2215ecf424b4c49a6baf20364f53b6f.jpg)
昨日の記事の中でも書きましたが、私は、犬に何かを教えるときに、
必ずリードでの誘導を使います。
人によって教え方が違うので、リードで誘導せずに、オヤツを使って誘導したり、
誘導は行わずに、偶然を利用して正解に近付けていく方法もあります。
では何故、私はリードを使うのか、と申しますと、
オヤツやボールで誘導すると、ウチのワン達はこれらがとっておきのご褒美になるように
欲付けしているために目の前に欲しいものを出されると、
「欲しい!」が頭の中いっぱいになってしまうんですね。
結局、何をしているのか全く考えてない状態になってしまいます。
オヤツやオモチャで釣って何かをさせると、次に必ずオヤツやオモチャがなくてもできるを
目指す段階がやってきます。
その時に全く考えていない状態だと、スムーズにできてたものができなくなり、
ハンドラーにしてみれば、「何で??」って気持ちになるわけです。
もう一度教え直しするか、プレッシャーをかけてやらせようとするかどちらかですよね。
犬にしてみれば、プレッシャーをかけられても何をしたらいいのか学習していないので、
「なんでだよ。どうしたいんだよ。」っていや~な気分になる。。。
だからやる気のない犬、つまんなそうな犬ができちゃうんですよね。
服従訓練で犬がどよ~んとしてしまうのは、こんなボタンの掛け違いからなんですよ。
そこでウチでは、リードを使って誘導し、正解を先に教えてあげてそれに対してご褒美を出す。
リードの誘導を使用する際に注意していることは、引っ張らない、首をつらない。
誘導の段階で、やらない、できないことに対して、リードショックを使わない。
犬は初めてやらされることをわかっていません。
口で説明してわかってくれたら苦労はないんですが。。。
リードを短く持って、ハンドラーの身体や手足を利用して補助をしたり、助けたりしながら、
教えたい正解に誘導します。
上手く誘導できずに、犬が抵抗して身体に力を入れるようだったら、
誘導の方向を変えたり補助を増やすなど工夫をして、無理に引っ張らないように策を練ります。
正解に導いたら、その状態を1秒でもいいので維持させて、静かに褒める。
そしてご褒美をあげるときは、状態を解除して、自信を持たせるように
「すごい、すごいっ!!」とか声をかけて超ハイテンションで褒める。
この段階は、時間をかけてじっくり取り組みます。
リードで誘導しなくても大丈夫になるまで、繰り返します。
リードやご褒美の使い方を間違ってしまうと、犬たちを責めてしまうことになるので、
本当に気をつけないといけないなぁと思っています。
犬たちが楽しく学習できるように、創意工夫、思考錯誤する日々であります。
今日もポチットお願いいたします。