(内容)
2011年3月、日本は「死の淵」に立った。福島県浜通りを襲った大津波は、福島第一原発の原子炉を暴走させた。全電源喪失、注水不能、放射線量増加…このままでは故郷・福島が壊滅し、日本が「三分割」されるという中で、使命感と郷土愛に貫かれて壮絶な闘いを展開した男たちがいた。あの時、何が起き、何を思い、人々はどう闘ったのか。ヴェールに包まれた未曾有の大事故を当事者たちの実名で綴る。
2011年3月、日本は「死の淵」に立った。福島県浜通りを襲った大津波は、福島第一原発の原子炉を暴走させた。全電源喪失、注水不能、放射線量増加…このままでは故郷・福島が壊滅し、日本が「三分割」されるという中で、使命感と郷土愛に貫かれて壮絶な闘いを展開した男たちがいた。あの時、何が起き、何を思い、人々はどう闘ったのか。ヴェールに包まれた未曾有の大事故を当事者たちの実名で綴る。
まもなく東日本大震災から9年が経とうとしている。
私の妻と義母が仙台で被災したので、大阪在住の私にとっても人ごとではない。
当時、小学校入学前だった姪は中学卒業を迎える。
小学校の入学式が震災で中止になった。
今年は新型コロナウイルスで卒業式が中止になった。
とてもかわいそうな年代である。
震災当時、原発問題はテレビで連日報道していたし、問題の大きさも理解していたつもりである。
そんな中、命を賭して被害を最小限にとどめた人たちの闘いが描かれている。
ノンフィクションだからこそのスリリングな状況がわかるし、命について色々考えさせられた。
はたして自分は同じような行動を取れるのか?などと考えさせられた。
多くの人に勧めたい一冊。
映画も観てみたいと思う。
★★★★★
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