Around 50 人生はアドベンチャー!

40代半ばにして再婚
妊活のおかげでベビーを授かりました。
ベビーのこと・日常・野球・読書など気まぐれで綴ります。

世界の果てのこどもたち

2016-04-08 12:30:56 | 読書
戦時中、高知県から親に連れられて満洲にやってきた珠子。
言葉も通じない場所での新しい生活に馴染んでいく中、彼女は朝鮮人の美子と、恵まれた家庭で育った茉莉と出会う。
お互いが何人なのかも知らなかった幼い三人は、あることをきっかけに友情で結ばれる。
しかし終戦が訪れ、運命は三人を引きはなす。
戦後の日本と中国で、三人は別々の人生を歩むことになった。
戦時中の満洲で出会った、三人の物語。

本屋大賞にノミネートされてたので、何気に図書館の予約状況を確認したら、すぐに借りれそうやったので予約して借りて読んだ。

初めて読む作家やったし、事前情報無しで読み始めた。

前半はそれぞれ生まれも育ちも異なる三人の女の子が満州で出会い、共に遊び、学ぶ内容。

前半はあんまり興味がそそられなくて、なかなか読み進まなかった。

ところが、三人が離れ離れになってから、展開が急に速くなり、読みやすかった。

内容は戦時中・戦後を生きた三人の女性の物語。

それぞれが壮絶な思いをして生き延びて、最終的には幸せな人生を送る。

エピローグは感動して、胸が熱くなった。

さすが、本屋大賞ノミネート作品!



★★★★★