そうそう、森絵都さんってこういう話だよね、って感じの3篇からなる本です。
優しくて瑞々しくてもどかしくて、ちょっときゅんってなる感じ。
中学生が主人公だしね。
3篇それぞれシューマン、バッハ、サティのピアノ曲がテーマ(?)になってます。
どの曲も浮かばないのですが、是非、聞きながら読んでみたい。
個人的には 『子供は眠る』 が一番好きかな。
少年たちだけで過ごす海辺の別荘でのひと夏を、来年もまた迎えたいがために、大人みたいに八百長的なこともしてしまったり。
でもやっぱりまだ少年だから 「僕は卑怯だった」 って、ハッキリ言えたり。
3篇の中でも特に爽やかで、読後感爽快ですたい。
アーモンド入りチョコレートのワルツ (角川文庫) | |
森 絵都 | |
角川書店 |