三十汁+α

いよいよ三十路のアタクシを、節度を保ちつつ、垂れ流していこうかな。
とか言ってるうちに、もう@年。

アーモンド入りチョコレートのワルツ <森 絵都>

2010-12-13 07:49:45 | 

 そうそう、森絵都さんってこういう話だよね、って感じの3篇からなる本です。

 優しくて瑞々しくてもどかしくて、ちょっときゅんってなる感じ。

 中学生が主人公だしね。

 3篇それぞれシューマン、バッハ、サティのピアノ曲がテーマ(?)になってます。

 どの曲も浮かばないのですが、是非、聞きながら読んでみたい。

 

 個人的には 『子供は眠る』 が一番好きかな。

 少年たちだけで過ごす海辺の別荘でのひと夏を、来年もまた迎えたいがために、大人みたいに八百長的なこともしてしまったり。

 でもやっぱりまだ少年だから 「僕は卑怯だった」 って、ハッキリ言えたり。

 3篇の中でも特に爽やかで、読後感爽快ですたい。

  

 

 

アーモンド入りチョコレートのワルツ (角川文庫)
森 絵都
角川書店

 



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