三十汁+α

いよいよ三十路のアタクシを、節度を保ちつつ、垂れ流していこうかな。
とか言ってるうちに、もう@年。

プシュケの涙 <柴村 仁>

2010-03-02 14:02:03 | 
 熱いぞ、メディアワークス文庫 です。
 
 悪くないね。
 オトナのためのライトノベル路線なんでしょうか。
 
 ライトノベル嫌いじゃないけど。
 ちょーっと軽かったかなぁ。
 もう少し、ぐっと来る何かがほしかったような。。。

 読後感は『なんだか寂しい』です。

 以下、ネタバレあり!!




 二部構成みたいになってて、先があれで後があれっていう仕掛けは悪くない。
 あの並びであることによって、より一層吉野彼方が愛おしくなるというか。
 でもだからこそ、一層哀しい。
 吉野ちゃんてば、何もかもこれからって感じだったんだもの。
 やっと学校でも楽しい事があって。

 死の真相があまりにさらっと描かれてるからかなぁ。
 哀しいのは。

 後編に書かれているほど、由良と吉野の関わりが深かったなら、あんなにさらっとしてないような気が。。。
 それともあのさらっと感こそが、今の若者達なの?
 うーん、おねいさんはちょっと違和感があるぞ。

 しかしまぁ、由良宛はいただけないにゃー。
 なんだってこうヲタク文庫やヲタク漫画は、変わった名前を付けたがるかなぁ。(←ド偏見)

 シリーズがあるようですが、由良のその後ってのは気になるな。
 なんだかんだ言って、こういうキャラとかストーリー、好きなんだよね。えへへ

プシュケの涙 (メディアワークス文庫)
柴村 仁
アスキーメディアワークス

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