観てきました。
隣でやってる別の映画の音が聞こえる映画館で。
空調が効きすぎて、トイレに行きたくなる映画館で。
一人で。
以下、ネタバレ注意。
割に良くできてるんじゃないだろうか。
映像的にやり過ぎの感はあるが。私はね。
随所に見られるスポットライトは、ちと頂けなかった。
あと、クライマックス前半の、あのシーンは…
まぁ、ああならざるを得ないってトコか?
しかし全体としては、エかったすよ。楽しみました。
まず、何てったって豪華キャスト。
ちらっとしか出ない人まで、色々出てるよー。
ジョビジョバ(元?)のマギーだの、薔薇十字探偵社の助手には誰だっけ良く出てるあの人とか、最後チラ出の京極堂妻の清水美砂とか。
アネゴも出てましたねー、あ、篠原涼子ね。
さて、メインキャスト。
京極堂=堤真一:微妙~にイメージ違う様な気もするんだが、薄いファンの私的には大丈夫でした。最後のキメ台詞の時は、やたら顔色悪かったけど(笑)。長台詞はビシッと決めて、流石!
関口巽=永瀬正敏:以外にイイ。関口君のボンヤリ感、暗い感じ、置いてけ堀感がよく出てる。
榎木津=阿部寛:慣れた。コレはコレでアリかも。イメージはもっとサラッとした醤油顔系だったけど。濃いぃエノさんだなぁ、と思いつつも。
木場=宮迫博之:ちょっとゴツさが足りんが、まぁ良い。宮迫さん大人気やなぁ。妖怪大戦争とのコラボ?妖怪繋がり?
中禅寺敦子=田中麗奈:イメージより線が細いが、まぁこんなもんか。元気っぽさは出てたしね。可愛らしかったすよ。
久遠寺姉妹=原田知世(二役):透明感のある歌声は、不気味に美しくOK!言葉遣いの汚い人格はもう一歩かな?でも当時の女性の感じ、本当にひっそり笑う感じとかは良かった。
猫のザクロ:可愛かったな。結構いろんな場面で出てた?出たがり?
そして圧巻は、なんと言ってもいしだあゆみ。
全部彼女が持っていったんじゃないか?と思えるほど。
映像化し、実際に喋らせるとここまで安っぽくなってしまうのか、と思える憑物落としのシーンで彼女だけは凄かった。
あの、予告でもやってるあの声。
あれやっぱ、彼女の声だけなんじゃないだろうか。混ぜ物なしの。
ずっと全然怖くなかったのに、あそこだけビクッってなっちゃった。
遠く昔を思い出して少女に戻ったり、自分の罪を思い出して苦しんだり。
とにかく凄かった。
憑物落としを、彼女が一番正確に、いやもしかしたらそれ以上に、表現していたと思う。
多分、制作側の人たちも楽しんで作ったんじゃないかな、と思う。
それでもお祓いとかしないと、ヤバそうな映画だったけど。
随所に細かいネタもあるし。
その姑獲鳥は…せめて赤ちゃんは本物を…とか色々ありつつも、楽しめる映画だと思います。
あ、原作知らない人にはどーかなー・・・
もっかい原作読も。