雑記 夜更かしの毎日

働く主婦の日々のこと。
大好きなお芝居や音楽、その他もろもろ。

ダ・ヴィンチ・コード

2006-05-25 | MOVIE
Sony Pictures - ダ・ヴィンチ・コード

やっぱり見てきちゃいました!
なんか賛否両論だよね~

ま、感想としては、普通。普通に面白かったです。
後世に残る名画、って感じではなかったかなぁ。
小説を超える程の驚きとか感動はあんまりなかった…

小説を読んだ後で見たせいか、わかりやすくはあったです。
本当にルーブルで撮影されたシーンはやっぱりスゴイ。できればもっとたっぷりみたかったなぁ。
ロケ地の映像もキレイ。行ったことないけどさ

小説では事実と言い切ってるけど、映画ではフィクションですのお断りがはっきり。
確かにキリスト教を信仰している方には、あまりに大胆な仮説。
キリスト教にはあんまり係わりの薄い私には普通のミステリーかなぁ。

映画館、結構混雑してました。

5/23 「まとまったお金の唄」 下北沢本多劇場

2006-05-25 | LIVE S
雨の中、夕方から下北へ。大人計画、「まとまったお金の唄」を観に本多劇場へ。
相変わらずチケット取りが大変みたい。今回は先行で無事に確保。まあ、あんまり良い席じゃないけど、取りあえず通路側なのがちょっとうれしい。本多のシートってちょっと狭いからね。しかも階段も座布団席でいつもぎっしりだし…
と、思ってちょっと早めに劇場に着いたんだけど、今日は階段の座布団席は1段おき。雨で平日だったから当日券、少し余裕があったのかしら?このぐらいだと通路も多少のゆとりがあって通りやすい。

鏡前が両端に並ぶ舞台。袖からパラパラと数人の役者さんがその前に座り、「おや?」と思っているうちにお芝居が始まる。
蒼木家の博子役、平岩紙ちゃんを語り部に舞台は1970年、おおちゃか万博の開催前夜に蒼木家に起こった不幸な事件の顛末へ。
亭主亡き後、健気に家を守る母、ヒトエに荒川良々さん。その2人の娘、ヒカルとスミレに阿部サダヲさんと市川実和子さん。そして、蒼木家の離れの普通ではない下宿人達と、ヒトエが借金をしている金貸しのカクマル親子。とびきりに不幸な生い立ちの乞食が加わってのホームコメディ。
ギャグや駄洒落が満載(でもそのほとんどが、70~80年代のなんだけど…)で面白いんだけど、笑えば笑うほどそれに包まれた狂気と不幸に、なんだか息苦しくなってくる…
蒼木家の不幸の源はどこまで遡れるのか、その不幸をもたらしてしまった人物の不幸の始まりはどこにあったのか。松尾さんの脚本らしい不幸な連鎖がここにも重く横たわる。
お話の舞台になった70年代は日本がものすごく活気にあふれ、勢いのあった時代。その勢いに流されるように進む時間の中では、神様はやっぱり役立たず。
身に振りかかる不幸に少しずつ正気を失っていくヒトエさんは、むしろ幸せそうにみえたりもする。

熱を帯びていた時代も現在から振り返ると、なんだか虚しい。でもその時代を生きなければならない者にとってはそのすべてが避けられない事実。
難しいなぁ…。
頭の中でうまく割り切れなくて、やっぱりもやっとしてしまう帰り道…


LIMIT OF LOVE 海猿

2006-05-18 | MOVIE
LIMIT OF LOVE 海猿 - トップページ

せっかく映画館まで来たのでついでにもう1本。
2本目は「海猿」。大ヒット中だとか。すごく混んでました。

ちょこっと前にやってたお昼過ぎのドラマの再放送とパート1の映画につい、反応してしまって…。もう、フジテレビの思うつぼにはまっちゃいました。

でもねー、映画、わりと面白かった!
「え?もう船が事故?」と思わず思ってしまうぐらいの展開の早さ。よけいな前置きの長すぎる映画はあんまり好みじゃないので…
ひとつのエピソードにじっくり集中して物語が進行して行き、息つく暇もないくらい。
まさか本当に船を沈めるわけに行かないから当然CGなんだろうけど、邦画でもここまでっていう出来栄え。

日本人好きする昔気質の正義感とか、職務や信頼に厚い話ってやっぱりちょっと感動しちゃうのね。
海上保安庁の全面協力の迫力はさすが!
さらに逞しくなった気のする伊藤英明さんは本当に熱演。(舞台で見たときはスレンダーな印象だったんだけどね)
本日2本目もたっぷり楽しみました

陽気なギャングが地球を回す

2006-05-18 | MOVIE
陽気なギャングが地球を回す

レディスディだったので、昨日は久しぶりに映画へ。また、溜め込んだ家事から逃避中…
なんかねー、年齢とともに最近は邦画好きになってきて。よく考えたらこの2~3年、見に行く映画のほとんどが邦画。

で、本日のチョイスは原作が面白かった「陽気なギャングが地球を回す」。
映画もとっても面白かった
とにかくキャストがものすごく豪華!
佐藤浩市さんの響野は予想してたよりも原作のイメージ通り。
鈴木京香さんは一分の隙もなく、本当に綺麗!
松田翔太さんの久遠、大沢たかおさんの成瀬も好き!
大沢たかおさん、あんまり個人的には印象の強い役者さんじゃなかったんだけど、スタイルが良いのねー。あの大倉孝二さんと並んでも遜色ないくらい。とんでもなくサイケな衣装もとてもお似合いでした。
こんだけカッコいい4人組のギャングが黒スーツにサングラスで銀行のカウンターに仁王立ちとにかく爽快!

原作が好きで見に行った映画って、原作との食い違いにがっかりしちゃうことが多いんだけど、この映画はその違いさえすごく楽しめた。
それに松尾スズキさんに古田新太さんに篠井英介さんに中山祐一郎さんに…。芝居好きにはたまんない面々が次々と脇役に回る贅沢さ。うーん、スゴイ!

とても、とても色鮮やかで華やかな全編。悪役でも大倉孝二さんは素敵!
楽しかった~

5/10 ASIAN KUNG-FU GENERATION 「count 4 my 8 beat」

2006-05-17 | LIVE M
まだ5月に入ったばかりなのに梅雨入りしたかのようにお天気はいまひとつ。なんとか夜までは雨が降らないように祈りつつ渋谷まで。
去年6月のZepp以来なので、もう1年ぶりに見るアジカンのライヴ!それはもう楽しみで…
翌日はまた、仕事で朝からとにかく忙しいので、ライヴの後は直行で帰宅の予定。食事する時間も取れそうになかったので、ちょっと早いけどライヴ前に公園通りのカフェで軽く食事。開演少し前にAXに到着。AXの中は外気の湿度の高さも手伝ってか、もう熱気がとにかくスゴイ!

フロアに入ってすぐ、落ちる客電とSE。まだ5分しか開演時間過ぎてないのに…
ステージに立ち込めるスモークと青いライト。その中にうっすらとメンバーのシルエットが浮かび上がる、少々幻想的なライヴのスタート光景。
ステージ上は楽器と機材、いくつかの照明にメンバーのみのシンプルさ。このシンプルさもとてもアジカンのライヴらしい。そして、無駄口さえいっさい挟まず叩きつけるような勢いで次々と放たれる「ファンクラブ」からの曲。今日は本当に文句のつけようもない程の音。後藤君のヴォーカルの安定感も抜群!
後藤君、ずいぶん髪が伸びた。会場の湿気のせいか、ずいぶんなことになってたけど。白いTシャツにジーンズ。よく見えないんで確かじゃないけど、TシャツはツアーTじゃなかったみたい。
喜多君はツアーTにコットンパンツ、スニーカーは白。
伊地知君もツアーTで、迷彩の軍パン。スニーカーはオレンジ系。
山田君はカーゴパンツにやっぱりツアーT、ブルー系のナイキのスニーカー。たぶん…
山田君、また痩せたみたい。黒く短めな髪のせいかもしれないけど。伊地知くんはふんわりした髪形で頬のラインも少しふっくらかな。

猛烈な勢いで次々と続く曲に、フロアも最高に盛り上がる。でも、やっと一息ついたMCではいつも通りにマイペースな後藤君。
「今日さ、ボールとグローブおいてあったから、そこの壁で壁当てしててさ…。(メンバーを見回して)ほら、あんま、仲良くないからね。
俺、野球やってたからさ。みんな、4万人、そんなに多くないか、1万人?5、6千人ぐらい?ま、そのくらいの前でフライを落球したことってある?俺はあるんだよ、大会でね。そん時にね、俺の中で何かが折れたんだよ、何かがポッキリとね。それでさ、俺の野球人生、終わったんだ。」
「みんな、俺がなんか面白いこと言うと思ってんでしょ。難しいんだよ、MCってさ。そんなうまいこといかないから。ああ、MCの分は今日のチケット代には含まれてません。」

曲の合い間に次々とかかる声援を比較的にこやかにやり過ごしていた後藤君。そのなかで突然の「5月10日は後藤の日!」の掛け声に一瞬言葉に詰まりながら、「あんまり気安く呼ぶなよ。」と苦笑。
「後藤さん、って以外と多いんだから…。今さ、微妙な名前だろ。事情聴取とかね。」と、虚偽登記でニュースを賑わせてた自分と同姓の暴力団の話題も少し。
以前と比べたら、本当ににこやかで余裕のある客席への受け答え。ライヴの安定感がこのあたりにも良いように影響してるみたい。

「こうやってライヴやるのに、がんばってアルバム作って…、こう、ガーッとね。どう?「ファンクラブ」?まぁ、パーティでかけたいようなアルバムじゃないけどさ。
でも、ほら、結局自分じゃん?人間てさ。自分で頑張らないと…
だって、今日は大丈夫だけどさ、どんなに体調悪くったって俺が歌わないとさ、始まらないんだから…。やっぱり最後は人間ひとりなんだから、頑張らないとね。」
「今日はみんな、こうして偶然…、いや、偶然なんかじゃないな。
あのさ、つい3年ぐらい前の正月とかさ、そこの前の「Egg Man」とかでさ、5人ぐらいのお客さんの前でやってたんだよ、俺たち。それがさ、こんなにたくさんの人が聴きに来てくれてさ…
こんちきしょー、って言ってるけどさ、それって、「ありがとう」ってことだ。ホント、ありがとう。」

「ファンクラブ」の曲が中心の本編は1時間強でひとまず終了。興奮の冷めないフロアのアンコールに迎えられて、再びステージにもどるメンバー。
メインマイクには伊地知君、そして後藤君はドラムセットの前。
「アンコールありがと。えーと、ここから、まだまだ盛り上がる曲とか、懐かしめの曲とかどんどんやるから。みんな、思いっきり盛り上がって!じゃ!」と、伊地知君のMCで後半(アンコール)スタート。
ドラムは後藤君のままでセッション開始。マイクを離れ、伊地知君はペットボトルを片手に後藤君と背中合わせになるようドラムの台に腰掛け、ちょっと休憩。ドラムを叩きながら右肩越しに一言、二言話し掛ける後藤君に満面の笑顔で受け答え。
そこからは、盛り上がる曲が猛烈な勢いで立て続く。熱い熱い渋谷AX。フロアから水蒸気が立ち上るぐらい。でも、楽しかったなー

素人の私に演奏技術のどうこうはわからないけど、確実に以前よりバンドがすごくなった。初めてアジカンのライヴを見たころは、所々余裕のなさみたいなのが感じられて、ちょっとハラハラするシーンもあったりしたんだけど、今日のライヴはベテランバンドの安定感も味わえるぐらい。
後藤君のギター、とても良かったなぁ。喜多君のギターとせめぎ合うように、絡み合うように響き、スリリングで聴き応えたっぷり。「サイレン」「ブルートレイン」…。もう1度聴きたい。
リズム隊はいつも通りに、文句なしの出来。本当にイイ、気持ちの良いライヴでした

NANO-MUGENに向けての新曲披露もあり。「参加は(この時点で)海外からあと2組。今年はしょぼいメシは出しません!」
7月かぁ。仕事あるもんなぁ。横浜は残念ながら無理…ホント、残念…

渋谷から帰宅

2006-05-10 | Weblog
行って来たー
1年振りのアジカンライブ!
とんでもなく楽しい、そしてすごいライブでした。は~。


だらだら過ごしてます

2006-05-09 | Weblog
仕事がとにかく大変だったゴールデンウィークがやっと終わり。昨日からだらだらの休日を過ごしてます。
昨日なんかねー、家族も仕事に学校にと出掛けて、静かになった家で1人ゴロゴロしてたら、ついうっかりお昼寝してしまい…。気づいたらなんと7時間いくら疲れてたとは言っても、目が覚めた時は本当にビックリした!
おかげでせっかくのお休みなのに、なんにもできないで1日無駄に終わっちゃいました。
あーあ

お休みはあと2日。
明日は渋谷でアジカンのライヴ楽しみ~
今日は頑張って家事を片付けておこう。

う、嬉しい…

2006-05-05 | Weblog
一昨日、ちょろっと更新したこのブログ。
よく見てみたら、なんと1ヶ月ぶり!ああ、自分のだらしなさに腹が立つ。
でも、更新した後にちょこっとアクセス数が上がったりすると、やっぱり嬉しいです。
しかも、コメントやTBまで…
こんなどーしよーもない記事にお目をとめてくださった方、ありがとうございます。
もうちょっと、頑張ろう

連休の中休み!

2006-05-03 | Weblog
サービス業の悲しさ。世の中は連休で楽しそうだけど、こっちは毎日仕事
天気も良いし、テレビのニュースは込み合う空港とか高速道路とか…。私には全然関係ないし
今日だけはお休み。ゆっくり朝寝してゴロゴロしながら本読んだりしてました。
先日ブックオフで800円で購入したリリー・フランキーさんの「東京タワー」
通勤電車や職場の休憩時間に少しずつ読んでたんだけど、オカンのガンが再発するあたりから人前で読むことができなくなっちゃって。
今日、家で最期まで読みました。本当に泣けて、泣けてねぇまだ、目が腫れぼったいです。
でも、リリーさんのオカンはとっても幸せな人だったと思うなぁ。私も2人の息子のオカンだからね。リリーさんのオカンは幸せなだけの人生じゃなかったけど、人生のプラスとマイナスを清算したらきっとプラスの方が多かったと思う。
こんなに息子に大切に愛されてね。

さて、明日からはまた仕事、めちゃくちゃ忙しいです。その前に下書きだけ書きかけてそのままになってる日記を書き足そうと思ったんだけど、ちょっとだけしか書けなかった。また連休明けのお休みにでも…

4/19 カラフルメリィでオハヨ~いつもの軽い致命傷の朝~本多劇場

2006-05-03 | LIVE S
久しぶりのナイロン、しかもカラフルメリィ。楽しみ~

人間は生きている以上、100%死んでしまう。なら、誰もが1日過ごすたびに、朝起きるたびに軽く致命傷を受けているわけで…
いつかどんなかたちになるかは解からないけど、真の致命傷を受ける日まで続く毎日。

思い起こせば、私が子供のころ、ドリフターズはものすごい人気者で、「全員集合」のない土曜日なんて想像もできなかった。でも、今は「全員集合」はとっくに放送されてないし、そのドリフを追い落とした「ひょうきん族」さえやっていない。
あたりまえのことだけど、変わらないものも終わらないものもこの世にはなくて、年老いない人もいない。
だけど、みんなそんなことにはなるべく気づかないようにしている。怖いからね。誰だって…

厳格だった祖父は認知症となり、病院で最期の時をすごしている。祖父の意識のなかのカラフルな空想の世界と、その家族の健やかとは言えない現実の時間が舞台の上で平行し、交錯しながら進行する、とてもナイロンらしいお芝居。
いつもながらスタイリッシュで緊迫感のある映像と音楽を駆使しながら、くだらないけど憎めない人たちの人生を炙り出すような舞台でした。

みのすけさんと山崎一さんの、大真面目な表情のままのコミカルな演技がなんとも魅力的。(お二人とももともとが真面目顔だし。)
大倉孝二さんの舞台映えのいい長身と、時折見せる胸を衝かれるようなシリアスな表情の演技もすごく素敵でした。
客演の三上市朗さんの存在感もすごい。ほとんどコスプレだけど…。似合うなぁ、やっぱり。

人間が致死率100%の生き物なら、誰にでもゴールはいつか訪れる。でも、あんな感じならまあ、それほど悪くないかな。そんな気分になれる、切なく面白い、賑やかな舞台でした。