雑記 夜更かしの毎日

働く主婦の日々のこと。
大好きなお芝居や音楽、その他もろもろ。

4/17 monobright meet MUSICA インストア・LIVE 新宿タワレコ

2009-04-21 | LIVE M
退勤後、ウキウキで新宿のタワレコへ。
整理券順の整列が始まった頃に、なんとか7階に到着。今日の整理券は40番台。
毎度お馴染みの7階イベント・スペース(って言うか、お店の一角)。番号がまずまずだったので、前から2列目、真ん中よりも松下君寄り。
ステージ、近いです。
新宿店だから観覧はフリーだけどさ、後ろまでぎっしり並んだお客さん。かなりぎゅうぎゅう。

「もうみなさん、聞き飽きてるかもしれませんが…。」とタワレコスタッフさんの注意事項アナウンスの後、ほぼ時間通りに始まったイベント。
まず、マイクでお客さんにご挨拶は「MUSICA」編集長の鹿野さん。
「今日は3部構成でお届けします。1時間ほどの予定ですが、みなさん、どうぞ最後までお付き合いくださいね。
あの~、LIVEとかだとさ、明るいのはステージだけでお客さんの方は暗いんだけど、こういうインストアだとそっち側も明るいんで、途中で帰っちゃう人とか見えちゃうと、ちょっとね~。
今、LIVE後のアンコールの客電が点いた後みたいな状態ですから、みなさん、ぜひよろしく…
ではさっそくお呼びしましょう!メンバー、4人揃って来てくれました!「monobright」です。」

お客さんに手を振りながら登場はmonobright。
出口君は肩の方がワインカラーの、白地に黒の格子のオーバーシャツにブラックデニム。黒のスニーカー。
瀧谷君は黄色の「チーズバーガー」プリントの長Tにデニム、スニーカーは黒。
松下君は黒のデニム上下。靴はレッドのワークブーツ。
桃野君は黄緑のグラデーションの付いたオックスフォードに蝶ネクタイ(黒か紺だったと思う)。かなりショート丈のダブっとした、青白の太い縦縞のハーフパンツ…。って言うよりほとんどトランクス。ピンクのスニーカーはハイカット。

「こんばんは~!」とお客さんに笑顔でご挨拶しながら、ステージに置かれた椅子に…
前列のお客さんから、「見える!見える~!」と椅子に座った桃野君にかかる声。
「危ない!危ないよ!出ちゃうよ、桃野っち!」と笑う鹿野さん。
にこにこ笑いながら立ち上がった桃野君。「この新宿タワレコで最初に○○○○さらけ出した男になっちゃう!と、思ったでしょ?でも大丈夫!ほら!ちゃんとスパッツはいてるも~ん!」と、ショートパンツを捲り上げて中のスパッツを見せてくれた桃野君。
「桃野っち。後ろのお客さん見えないから、そのまま椅子に立ってあげてよ。」と鹿野さん。椅子の上に立ち上がり、ショートパンツを捲り上げる桃野君(なんか変な光景。)お客さんはやんやの拍手!
椅子に座り直して、(位置を直すためなのか)もじもじとショーパンを弄ってた桃野君。
「こらこら!いじるなよ~、握るんじゃない!桃野っち!
でもさ~、もしかしてそれ、剃ってるの~?」と笑ってた鹿野さん。
「剃ってないんですよ。俺、薄いんです。ほら、つるっつるっ!…みんな、羨ましいでしょ?よくわかんないけど?」ともちもちのフトモモをお客さんに見せびらかす桃野君。ホントに色白でつるつるの太もも。脛毛もちょっとはあるんだけど、すごい薄いのね。
「ちょっといい?」近寄って、桃野君のフトモモをナデナデしに行く鹿野さん。
「本当だ!かなりのモチ肌ですよ~!皆さん。でもなんか、色も白いしさ~、なんか艶めかしいよ、桃野っち。」と笑う鹿野さんに、照れ臭そうにもじもじと足を組み替えたり座り直したり、ショーパンの裾を直してみたりと、ちょっと恥ずかしそうだった桃野君。

トークは鹿野さんの仕切りで進む。
「新しいアルバムもついにリリースになって、白ポロも脱いだワケだけど。どうなの?その衣装は?桃野っち?」
「これですか?僕の好きなデビット・バーンも」
「トーキング・ヘッズね。」
「そう。それからアンディ・パートリッジとかも…」
「XTC!」
「わりとステージでちゃんとYシャツみたいの着てて、カッコいいな~、って思ってて。それで自分も着てみたい!と思ってね。フォーマルな感じでいいでしょ?」
「フォーマル?フォーマルかぁ?それ!」と笑う鹿野さん。
「みんなに「キャベツ」シャツって呼ばれてますけどね。」
「まっつんはどう?白ポロ脱いで…」
「元々、あれは狙ってやったコスプレだったんで…。着始めた時からいつ脱ぐか考えていたんですけどね。今回、アルバムも出るし、次に進むのにちょうどいいかな、いいタイミングだな、って事になって。」
「うんうん、そうなんだね。
で?でーさんは?どう?頬っぺた赤いけど?」
「え?えっ?あの~、時間が時間なんで…。」
近すぎるお客さんに落ち着かないのか、頬を紅潮させてつぶらな瞳をあちこちさまよわせていた出口君。突然のご指名にちょっとしどろもどろ。紅潮した頬の色がさらに濃くなる。
「時間のせいなの~?そう言えばちょっとヒゲもね…。」と笑う鹿野さん。
「はい。ヒゲもはえてきました。…時間も時間なんで。」とやっと表情が柔らかく緩んだ出口君。
「ねぇ。女の子みたいな可愛い瞳してるのにね。」と鹿野さんもにやにや。
「そうなんですよ。顔がね女の子顔なんで、その分ホルモンがヒゲの方にね~。俺なんかどう見ても男の顔しかしてないんで、こっち(フトモモ)が。ここに女性ホルモン、全部使ってますから。」と桃野君。
「ああ、そうなの~?
じゃあ、タッキーは。どう?気を抜いてると(質問が)行くからね!どうなのその「チーズバーガー」(アー写でも着ているプリントの長T)
なんかレコーディングの時に脱いで叩いた、って聞いたけど…。」
「…えーと、気合入れようと思ったんで」と、口数は少なめだけど笑顔で答える瀧谷君。
「タッキー、こう見えて、もっのすごい毛深いんで!」とニヤニヤ笑う桃野君。
「本当だな!そう言い張るんなら、ここで脱いでもらうからな!」と鹿野さんも大笑い。

気心の知れた面白トーク。楽しかったなぁ。
LIVEでブライトンに行った時の話(LIVEの会場が、辛うじて絨毯は敷いてあったけど、このインストア会場よりも簡単で音が出なくなっちゃったこととか)や、アルバム・レコーディングの話、曲作りの話(桃野君は曲を書くとき、ひとりっきりで部屋の灯りを消して、パソコンのディスプレイの明かりだけで書くんだとか…)とか。
twoのジャケットデザインの話とか(出口君は果物が苦手なんだそう。「なんで食べられないの?」と聞く鹿野さんに「すじすじ~!」と答えてた出口君。筋っぽい、果物の繊維がイヤみたい。)、興味深い話がいろいろ。
雑誌とかのインタヴューでもあちこち読めるけど、やはり目の前で表情の動きを見ながら本人達が話すところを直接聞けるのは、ファンにとって貴重な機会です。
たっぷり30分近くのトークショウでした。

第2部はお待ちかねのLIVE。新宿店なのでアコースティク・セットだけど。
原曲よりもミドルテンポの「アナタMAGIC」
桃野君のヴォーカルの太さと力強さが心地良く響いた「別の海」
イントロのリズム隊からめちゃくちゃカッコ良かったJAZZアレンジ・アコースティックの「踊る脳」

3曲ともすごく良かった!(ホントは渋谷も行きたかったんだけどさ)新宿店のインストアに来れて良かった~!
この数メートルしか離れてない場所で、すべてが手に取れるような距離で見るLIVE!滅多に味わえない、極上のお楽しみ~!
時々、そっとお客さんの表情を伺いながら(近すぎて視線が合う合う!そばで見ると睫毛が長いのね)、指板を走り回る指が軽々とフレーズを奏でていく松下君。
最高にカッコよかった「踊る脳」の間奏の間、ネックをお客さんの方に向けて縦に抱き、そのまま椅子の上に立ち上がって弾き続けるパフォーマンス!
もちろん盛り上がるオーディエンス!いや~!カッコよかった!

拍手しながら再び戻ってきた鹿野さん。
「いや~、いいね、良かったね~!
このアレンジは、今日のためだけに考えてきてくれたんだよね~?もちろん?」
「もちろん!なので、このバージョンはもうどこでもやりません!」と桃野君。お客さんはやんやの拍手!
「…と、思ったんだけどぉ。ものすごい好感触だから、またやるかもしれない!」とニコニコ。
でも、私もまた聴きたい~!是非とも!すごい良かったもん!

第3部はDJ台が登場。
メンバー+鹿野さんが、それぞれ選曲した1曲を披露。
選曲のお題は「ゴールデンウィーク、部屋でひとりで聴きたい1曲」
まずは出口君セレクト。…のはずが、プレーヤーの調子が悪かったのかなかなか音が出ない。
慌てて復旧作業の鹿野さんとスタッフさん。
間を持たせるためにアカペラで「SGS」やってくれた桃野君!伴奏も何もない状態で聴くと、桃野君の声の良さをあらためて感じるな。

程なくなんとか復旧完了。それぞれのセレクトは
出口君  フィッシュマンズ(「あの娘が眠ってる」)
松下君  ベン・フォールズ・ファィブ(「ダンプト」だったかな?)
瀧谷君  クィーン
桃野君  ジム・オルーク(「ALL DOWNHILL FROM」だったと思います…)

曲かけながらのトークを必死に聴いてたんで、曲についての記憶がいまひとつ曖昧…。違ってたらゴメンなさい。
フィッシュマンズは間違ってないはず。
クイーンはどの曲だっただろう?思い出せない…
桃野君は「インシグニフィカンス」のジャケットを「すごいでしょ?大好きで、ほら裏もっ!」ってお客さんに見せてくれました。…だからアルバムは間違ってない。
「でも、ジム・オルーク、変態だよね。やっぱり変態は変態を呼ぶんだね。」と笑う鹿野さんに熱くジムを語る桃野君。

最後の鹿野さんセレクトは、monobrightで「涙色フラストレーション」!
「じゃ、どの曲が良かったかお客さんの拍手で決めましょうか。まずでーさんのフィッシュマンズが良かった人~!」
ぱちぱちと疎らに起きる拍手。
ベン、クィーンと少しずつ減って行き、ちょっとだけしか起きない拍手にちょっと複雑な笑顔の松下君と瀧谷君…
「じゃあ、桃野っちのが良かった人~。」
「だいぶ語ったよ!俺!ジム・オルーク!」とお客さんを見回す桃野君。…でも拍手はさらに小さい。
「…あ、あれ?語ったのにぃ~!」としょんぼり。

「じゃ、俺の「涙色フラストレーション」!」に会場中から起きた拍手~!
「ああ!なるほど!そうかぁ!こっちの方が拍手小さかったら、俺達がかえって気まずかったんだ!
お客さん、みんなよくわかってるなぁ!」とこぼれそうな笑顔の桃野君。嬉しそうにお客さんに小さく頭を下げて拍手に答えるメンバー。
「今年のゴールデン・ウィークは5連休?1日ごとに家で、今日紹介した音楽とか聴いて過ごすのも良いかと…
例えば、でーさんとかは家で1人でいる時とか何してんの?」と鹿野さん。
「え?僕ですか?うーんと、僕走ってます。」と慌てて答える出口君。
「だ・か・ら~、家にいる時だって!おかしいだろ?部屋んなかでひとりで走ってるの?」と笑う鹿野さん。
「あ!え!ああ、部屋の中?DSしてます。任天堂DS。」と出口君。
ホント、等身大のmonobrightがたっぷり味わえたインストアでした。

お客さんにお別れの挨拶は桃野君。
「本当に今日はたくさん集まってくれてありがとう!
ここに来てる時点で、monobrightがスキだ、って思ってる時点で、きっとみんな友達がいないんだと思いますけど…
でもmonobright聴いて、何か感じてくれたってことは、みんなどこかが俺達と似ているって、俺達と繋がってるって事なんだよ。みんなどこかが繋がってるってことなんだから、この繋がりをどんどん広げて、世界に繋がるようにmonobrightがんばっていきますので、みなさんこれからも応援よろしくお願いします~!」
笑顔でお客さんに手を振り、何度も何度も頭を下げてステージから去っていくメンバー。
(たぶん予定時間を大幅に越えて)1時間20分に迫る大ボリュームのインストア・イベントでした。楽しかった~!

メンバーが去った後はスタッフさんによる抽選会。
twoのリンゴプリントTシャツ、サイン入りを4名様。
(クジ運ない私には関係ないけどね)
イベント終了後、monobright関係のCDを1500円お買い上げでメンバーサイン入りポスターのプレゼント。
元々、アルバム購入者対象のイベントなので「数に限り」のポスターも売れ行きがイマイチ…(みんなとっくに持ってるのよね、CD)
どうしようかな、と思ったんだけど、ついついまたCD買ってお土産にポスター貰って来ちゃいました!

また無駄使いしちゃったよ~!だけど大満足!楽しかったです

4/13 "I'M LUCKY MAN!!" CLUB Que

2009-04-16 | LIVE M
仕事終って、ちょっとヤボ用を片付けて、慌てて向かうのは下北沢。
ちょっと久しぶりの気がしてたんだけど、そうでもなかったか。CLUB Que 。

スタートを少し過ぎちゃってから入ったフロアでは、「chaqq」のLIVEも佳境ってあたり。
関西(大阪?)の3ピースのバンドさん。
「帰りのガソリン代がないんで、マジで。良かったら、CD買ってってください!」
FreshなLIVEでしたよ。

2番手は「china-rockets」
拝見するの初めてで実はよく知らないんですけど、なんか貫禄さえ感じちゃうようなステージ。
カラフルでPOPで聴きやすい。
ラストの曲(7色ディスコ、だったかな~。違ってたらすみません、タイトルうろ覚えです。)では、キーボードの方がコンパクト・サンプラーを駆使してステージで大活躍!
ウキウキと弾む、でもどこか懐かしいディスコ・ミュージック!
聴き終えて後味が気持ち良い。楽しいLIVEでした!

3番手、「パウンチホイール」
なかなかLIVEを見る機会に恵まれなくて、やっと今回が初LIVE。
CDは聴いてますけどLIVEで聴いた方が、より厚みを感じるギターサウンド。
優しくて少しスモーキーな青木さんのヴォーカルは、とても耳にストンと届く。「恋をしている」、良い曲だなぁ~。
もうひとりのヴォーカル、岸部さんの声は男性的でなめらかな感触。「27歳」、こちらも素敵~!
お2人ともホントに良い声してて、抜群のハーモニーを響かせる。
カーペンターズのカバーで「Superstar」(以前トリビュートアルバムに参加したんだそう)をやられたんですけど、本当に心地良い美しいコーラスでした。

「4月だね…。」かなり唐突に話し出した青木さん。
「……え?えっ?何が?…え?それは今が、ってこと?」と岸部さん。
「そう。その話題で君にフろうと思ったんだけど…」
「ああ、そう。…お断りする!」
「ほら4月だからさ、始まりの季節じゃない?俺は4月から貯金を始めようと思ってます。」
「ふぅ~ん。貯金ね。」
「そう。500円貯金。今さ、不況だから…。」
…どう反応したものかと、途惑うステージとお客さん。
「…し、心臓が!」と、なんとも妙なテンポのMCに、拳で自分の胸を叩く岸部さん。
なんかゆるめのMCも面白かったです。

トリのステージは「LOVE LOVE LOVE」
時間はもう9;30になろうとしてたのに、この時間になってさらに混んで来た気がするフロア。
スタッフさんが「入り口付近に立ち止まらず、奥に進んでください。」って今更ながらアナウンスしてたぐらいだもん。
さすがに、メジャー・デビュー直前!
勢いノリノリでステージに登場の「LOVE LOVE LOVE」(でも3人とも、とても礼儀正しい好青年なんですけどね!)
最初の曲は「Far-Far」でしっとり。そして、鮮やかにはじける「サイダー」
ああ、楽しいなぁ~!LOVE×3のLIVEは今年になってこれが3本目。
聴きに来るほどに、ますます弾力と奥行きを増していく3ピース。
浦山さんの堅実で多彩なギター・テクニックはかなり好き。派手ではないかもしれないけど、見ててとても楽しい。
たっぷり笑顔で弾むリズムを叩き出す澤本さん。
寺井さんのヴォーカルは大好き。ちょっとハスキーで本当に味のある、良い声してるの。
最近もう、大のお気に入りなんです!「LOVE LOVE LOVE」

「こんな遅い時間まで皆さん、ありがとう!今夜は俺が「LUCKY MAN」です!最後まで楽しんで行きましょう!」と、笑顔の寺井さんはすでに汗びっしょり!
来月発売のメジャーデビューミニアルバムから「夕焼けルーシー」
「桜はもうそろそろ終わりだけど、終るころにLOVE LOVE LOVEの「ソライロノオト」発売になって。春満開がずっと続いて行くみたいな気分です。」と嬉しそうな笑顔の寺井さん。
アルバムの発売、待ち遠しいです~!
LIVEは「いいじゃないか」に「1.2.3」ご機嫌~!
本編のラストはもう1曲、新アルバムから、「ハルカナ、ハル」
爽やかな春の歌。早春の青色が真っ直ぐに差し込むように。

本日は4バンドの対バン。どのバンドもちょっと時間は短めだったかな。もっと聴きた~い!
アンコールの手拍子に迎えられてステージに戻るのは「LOVE LOVE LOVE」
「本当に遅くまで、どうもありがとう!」とお客さんにお礼を言いながら、本日LIVEのオーラスは「ドントストップなお姉さん」!
LIVEで聴くとさらに、元気良く駆け回るリズムがとっても気持ち良い!
最後までとっても楽しいLIVEでした~!

LIVE楽しくて、ぽけーと(いつもだけどさ)出口の階段を上りながら、差し出されるフライヤーを受け取る…
最後に渡されたフライヤーにふと目を留めると「D.W.ニコルズ」って…
「あれ?」と顔をあげて見ると、フライヤーを配っていたのはまなんちゃん!
「え?あ!あの~、またLIVE行きます。先月、インストア行きましたよ。」とか、慌てて口走ってみる私。
「あ!ありがとうございます!」って可愛らしい笑顔でお返事くれた、まなんちゃん。
思いっきり気を抜いてたんで、ホントびっくりでした。
駅までの帰り道、せっかくまなんちゃんに会えたのに~!なんでもっと気の利いたこと言えないんだろう。握手ぐらいお願いすれば良かった…、と後悔しきり。残念な私…。

でも、今日も楽しかったな~LIVE!
「LOVE LOVE LOVE」、レコ発は新代田の「FEVER」
もちろん先行は申し込み済み!お楽しみ~!

4/5 THE BIRTHDAY 2009 TOUR "38 NIGHTS ON FOOL”

2009-04-09 | LIVE M
日曜日にまた早退…
(日曜日だとLIVEのスタート時間が早まっちゃうの、私みたいな仕事してるとホントにツラい。)
のつもりが、会社を予定どおりに抜けられなくて、結局「東京テレポート」の駅に到着したのが5:40ごろ。
本日、Zeppのオープンは5:30…。ああ、今日のチケット本当に良番だったのになぁ!しょんぼり…

Zepp前、物販にはまだまだ長い行列。さすがツアーファイナルだもんね。
1月にさいたま新都心に行った時、欲しいGOODSはもう買って来ちゃったから、今日はスルーしてすぐにフロアへ。
ドリンクカウンターにも大行列。やっぱり混んでるなあ、Zepp Tokyo。

右から入るか左から入るかちょっと悩んで、今日は右から。イマイさんの方。
まだ、そこそこ余裕のあるフロア。前から3番目の手摺り前を無事に確保。端っこの方だけど手摺りの前だと混んできても楽だからいいか。
たまに来ると、広いなぁ~Zepp!
あんまり好きなハコじゃないんだけども、何年後だかに撤去が決まってると聞かされると、なんだか寂しい…。遠いし、音が好きじゃないしとか、散々文句言いながらも結構来たよな、この10年間。
あと何回ぐらい来られるかなあ。

フジテレビ721だかの生中継もあるらしく、やたらとテレビカメラが目につくフロアの中。2階バルコニーにもクレーンのカメラ。
またツアーのLIVEDVD、そのうちリリースになるんだろうな。…そしてまた買っちゃうんだろうな、私。
LIVEのスタートが近づくにつれて、フロアは後から後から入ってくるお客さんでぎっしり。とにかく熱気がすごい!
Birthdayだと、お客さんの男子率がとっても高いので、フロア内の人口密度もハンパないほど高く感じる。むんむん!

照明の消えた場内に流れる、「Sixteen Candles」のSE。
湧き上がる歓声のなか、ステージにあらわれる「The Birthday」
ダークカラーのソフトスーツのチバさんにハルキ君。白いシャツのキュウちゃん。イマイさんは今日はレザーではなく、ベージュ系(オフホワイトかな?)のジャケット。今日もその佇まいだけで、最高にカッコいい~!
1月のLIVEの時よりも、髪が短くなってたチバさん。ウェーブもすっかりとれて、やっぱりこれぐらいがいちばん似合うと思う。素敵~!

「まぼろし」「グロリア」「ビート」「猫が横切った」
ツアータイトルでもある「NIGHT ON FOOL」からの曲が叩きつけられる勢いで続く。満員のZeppに響き渡る、重くて太い鮮やかに鋭いBEAT。
切れ味良く豪快にLIVEがストラット。熱いステージに誘われるように、熱気が渦を巻くフロア。

「こんばんは。The Birthdayです。ようこそ!」と、キュウちゃんはお客さんに、恒例のご挨拶。
「賑やかでいいねぇ。賑やかに行こう。」と満員のフロアを見回して、ご機嫌な笑顔をプレゼントしてくれるチバさん。
いつも通りにほぼMCもなく、スリリングに加速を増していくLIVE。
「かみつきたい」「タバルサ」…
ちょっと意外だったナンバーは「JOIN」。久しぶりに聴いたなぁ…

「…桜が見事だねぇ。」と、すっかり汗で湿った前髪を指でかき上げながら笑ったチバさん。カッコいいです~!
LIVEの中盤は、「KIKI THE PIXY」「オオカミのノド」「STRIPER」と嫌でも盛り上がるナンバー。
日本一のシャウトが、噛み付くような勢いで吼え続ける。ずっしりと身体に響くリズムと、キリキリと切れ込んでくるようなギター!
…私のいた場所が端の方だったせいか「STRIPER」のあたりとかは、少しだけいつもよりギターのバランスが良くないような気がしたのがちょっと残念だったかな。
でもそんなこと軽く帳消しになっちゃうぐらいに熱いLIVE!
だって次は「ALRIGHT」!
ミドルなテンポの美しい調べが、Zeppに染み渡っていく…。オーディエンスの熱気に包まれた空間が、青い空の色に染まる。
…いい曲だなぁ、本当に。気持ちの奥の奥まで難なくすーっと沁み込んでいく歌声。
チバさんの声はドライでドラマティックで鋭く、だけど言いようもなく切なくて優しい…
…沁みるんだよなぁ。どこかに傷のある時は、もうどうしようもなく。

「LUCCA」に「カレンダーガール」を織り交ぜながら、「カーニバル」「あの娘のスーツケース」「ローリン」と熱くドライブしていく、LIVE終盤!
次々とダイバーは飛ぶし、ペットボトルも飛んで行くし~!
(気持ち、わからなくはないんだけど中身の入ったままのペットボトル投げるのはヤメテ!)
フロア前方は猛烈にモッシュ!突きあがるたくさんの腕に拳!大歓声!
熱い、熱い~!最高~!

短いブレイクの後、イマイさんのジャガーがメロディーを口ずさむ様に拾っていく…。
グレッチがそれに声を合わせる。
まるで歌詞が聴こえてくるかのように感じた、2本のギターのデュエット「涙がこぼれそう」
ワンコーラスの合唱を終え、グレッチの主がオーディエンスを誘う。フロアから湧き上がるように起こった、数知れないほどの歌声。
「電話、探した。あの娘に聞かなくちゃ…。俺さ、今 どこ?」
血と鉄の匂いのする、真っ直ぐ深い歌。

「でもね 本当は 本当は………」

LIVEで聴く度にやっぱり良い、LIVEで聴く度に涙がこぼれそう…


「…ありがとう、またな。」
熱気の冷めやらないステージを降りて行く、The Birthday。
もちろん満員のZeppは嵐のようなアンコール!
まもなく再びステージを照らし出す照明の中に戻ってきてくれたメンバー。
「あのさ、ついこの前までやってたでしょ?WBC。
マックのCM、知ってる?見た?カッコいいでしょ?音楽。
…あれ、The Birthdayがやってます。」とご機嫌な笑顔を覗かせた、最高にカッコいいフロントマン。
すっかり汗に濡れた髪に櫛を入れてきたみたい。ちょっとだけオールバック風。カッコいい!(…演奏始まったと同時にすぐに戻っちゃったけどね。)
「クォーターパウンダー!!!」の雄叫びと共に始まったアンコール!
最高~!
フロアを震わすキュウちゃんのドラム、シビレるハルキ君のSLAP!吼えるイマイさんのジャガー!
シャープな切れ味のインストの後は「アリシア」
もちろん大合唱で迎えるオーディエンス。

客電が点き明るくなったフロアは、まだ幕引きを許さない熱いダブルアンコールの拍手が途切れることなく続く。
もちろん、オーディエンスのわがままを聞き届け、もう一度ステージに戻るThe Birthday。
紫煙を燻らせながら、優しく細めた眼差しでフロアを見渡すチバさんにイマイさん。高く手を挙げ声援に答えるキュウちゃん。軽く頭を下げながら立ち位置に戻るハルキ君。
最後までとびきりにカッコいい、The Birthday!
「ありがと。あと1曲…」
嬉しいダブルアンコは、もうこれ聴かなかったらLIVE終われないでしょ?「Nude Rider」!
火の点いたような灼熱のフロアは、猛烈なモッシュの渦~!
狙い済ましてジャガーの引き鉄を引くイマイさん。今日のセリフは「TOKYO!TOKYO!TOKYO!~」の連呼!(最初、イマイさんのテンションが高すぎて、何を言ってるのかよくわからなかったぐらい!)
続けて「ドラム・クハラカズユキ!ベース・ヒライハルキ!ギター・イマイアキノブ!…ヴォーカル!Rock ’N’ Roll Child!チバユウスケ!!!」のメンバー紹介!

これで終わりだ、今回のツアー…、って思ってたら。
「…あと1曲」と嬉しいコール!
「MEXICO EAGLE MUSTARD」!もう最高!アガる、アガる!
さらにマイクに向かって叫ぶチバさん、「あと1曲」!
オーラスは、久しぶりに聴いた~、シビレるように熱い「45CLUB」

「ありがと。またな。」笑顔でお別れを告げ、ステージを後にした「The Birthday」
聴き応えたっぷり(「NIGHT ON FOOL」の曲は全曲コンプでした。)!大満足の熱い熱い、TOUR FINALでした!
最高~

3/29 『ビートル・クルセイダースがやってくる ヤァ! ヤァ! ヤァ!』(後編)下北沢シェルター

2009-04-06 | LIVE M
ステージの上は手早くキビキビとスタッフさん達の作業が続く。
ビートル・クルセイダーズの出番を前に、やや前に詰まっていくお客さん。多少、このあたりで後ろに下がっていく方もいらして、私のいたあたりのフロアにもだいぶ余裕が…
隙間をつめる様にちょっとずつ動いていたら、相変わらず右手側ではあるけれどさっきより随分前の方まで移動できました。

チェンジの終ったステージには左右2本のマイク(あの収音部が四角くて大きい、クラシックなデザインのヤツ)。
ちょっと立ち位置を変えるのかしら~?やっぱり…。
なんてことをぼんやり考えながら待つ、次のLIVE。







(ネタばれがあります。ご注意を!)




まもなく落ちた客電、薄暗いステージに流れるのは、「本家BEATLES」日本武道館来日公演のBEATLESがステージ登場時のライブ音源。
悲鳴のような歓声の(SEの)なか「さあ、ご紹介しましょう!THE BEATLESです!」って司会してるのは、E・H・エリックさんの声(…知らないよね。若い人はさ~。)
もちろんシェルターのオーディエンスだって、SEに負けない歓声でステージにあらわれた「ビートル・クルセーダーズ」を歓待。
片手にそれぞれの「お面」を持ち、フロア満杯のお客さんに手を振りながらそれぞれの位置につくビートル・クルセーダーズ!
全員がダークスーツに身を包み、お面を足元に置く(投げなかったですよ。)メンバー。あれ?4人?
この時点では、ああそうか。ビートルズだからね。後でキーボードメインの曲とかの時に出てくるのね!…と、勝手に思ってた私。それほどの違和感もなかったし…。

マシータさんは当然ドラムへ。
で、2本のマイク。向かって左側のマイクを挟む様に下手から、クボタさんとカトウさんが立ち、右側のマイクにヒダカさん。
つまり、「THE BEATLES」配置~!おおっ~!カッコいい~!
(ワガママ言えば、クボタさんがレフティだったらもっと!…それは無理よね~。すみません、言ってみたかっただけです。)
「ゴメンね。マイク低くない?」とクボタさんに聞くカトウさん。マイクに向かって姿勢をただし、「うん。ちょっと低い。でもいいや。」と答えるクボタさん。
「ね!これでも結構仲良くやってるんですよ。」とお客さんに満面の笑顔を見せてくれるカトウさん。

LIVEはね~、最初から最後まで終始一貫、BEATLESの完コピ!
そりゃもう見事ななりきりぶりでした。ホント、楽しい~!
BEATLES、って言ったら当然これでしょう?って言う必殺ホットナンバーの連発!
もう曲順なんか全然思い出せないけど、最高に楽しかった~!
I Want to Hold Your Hand
All My Loving
She Loves You
Yellow Submarine
Please Please Me
Love Me Do
Can't Buy Me Love
Help!
…もう最高!最高だった~!

このLIVEのために「エゲェーレス」からの緊急来日を果たした、ビートル・クルセーダーズ
リーダー「ジョン・レノソ」はもちろんファイヤー・カラーのリッケン! (ヒダカトオルさん)
グレッチを手に、ギターは「ジョージ・ハソスソ」(カトウタロウさん)
ヘフナーのバイオリン・ベースは「ポール・マサ・ヒッコニー」(クボタマサヒコさん)
ドラムはその名も「マンゴ・スター」!(マシータさん)「皆さん!おマ○ゴ、と呼んで下さい!」(…言うと思いましたよ。)
…マンゴ・スター、去年、可愛いザック・スターキーが産まれてから「ゴブサタ」で欲求不満なんだとか…。

いつまでもなかなか姿が見えないあとひとり…
5人目のメンバー「ブライアン・イモスタイン」(ケイタイモさん)
なんとこの日、シェルターにイギリス(?)から自転車で向かう途中、ベーリング海であえなく遭難…
マジで、来る途中に事故っちゃって、頭を5針ほど縫うお怪我をされたんだそう…
残念ながら、急遽の欠席。(ホントにびっくりした!最初はマジでてっきり冗談を言ってるんだと思ったもの!)
ヒダカ…じゃなくて、ジョン・レノソ、「入院はしてないみたいだから、みんな心配しなくていいよ~!さっき本人から「大丈夫~!」ってカジュアルにメール来てたから。
ほら!BEATLESってホントは4人だから、ちょうどいいじゃん!
あれ?みんな俺の冷たさに、もしかして引いてる~?」
「ホントに大丈夫みたいだから。俺、帰りにピンポンダッシュしに行って来るからさ。」とカト…じゃなくて、ジョージ・ハソスソ。
「いやいや、そこはお見舞いに行ってやれよ。ピンポンダッシュじゃなくて。
でも、本当にもう家に帰れたらしい、入院はしなくて済んだみたいだから。みんな心配いらないよ。ブログとか書き込みとか、しなくて良いからね~。」と笑ってお客さんに報告してくれたレノソ(ああ、めんどう!)…ヒダカさん。

本当に急遽の事態だったみたい!
「イモスタインがいないんで、俺がキーボード弾くけど…。間違えたらゴメン!」とヒダカさんのキーボードも何曲か聴けました。(「Let It Be」とか「Something」とか、おまけに「猫ふんじゃった」とか…)
まだ「辮髪」の隣から頭の傷を縫った糸が出てて、「辮髪が2本になってる」そうなんですけど。どうかお大事にしてくださいね、ケイタイモさん。カトウさん、ピンポンダッシュはどうか勘弁してあげてください。

LIVEはもう!さすがのグレード!
ポール、ジョン、ジョージがそれぞれ交代でリード・ヴォーカルを取りながら、たっぷりと聴かせる、魅せらる~!
私がLIVE見てたのは、ヒダカさんの斜め2m弱の場所。こんな近くで見ちゃっていいのかしら~?って思っちゃったぐらいだもん!
そばで見るとね、ヒダカさん、色の薄いキレイな瞳をしてらっしゃるの。テレビではお面がすっかり有名ですけどね。
リッケンを軽々と自在に操る指先もとてもキレイ。男の人でも手のキレイな人って素敵だな~!うっとりでしたよ~

MCもそりゃもう面白いって!
(ヒダカさん「加藤さんの後だと、MCやりにくいな~。何を喋っても素人が喋ってるようにしか聞こえないよ。」と言ってましたけどね…)
「エゲェーレス」からやってきた、ビートル・クルセーダーズ。
「キョォーは、「シモキィータ」で「ラァイヴ」ヤってルぅんですけどォ。」と、まだ日本語はちょっと不自由なジョージ・ハソスソ。
(めんどうなので、普通に書きます…)
「シモキタって言えば、前にツアーで下北半島に行った時にね。あやしい店があって…。ちっちゃい店なんだけど、入り口にデッキブラシを持った親父が座ってるの。その親父が「ヤマちゃん」みたいで…」
「そうそう、あの南海キャンディーズのヤマちゃんが浅黒くなった感じの親父がね。」と笑いながらヒダカさんが補足。
「こういう店には入っちゃいけない、ってわかってるのに、やっぱりどうしても入らずにはいられない雰囲気でさ。…結局、入っちゃって。
それが中に入ってみると、中はやっぱりね~「バザー」のレベルで…。近所のお母さんがバザーやってるレベル。こう、バンダナ敷いた上にネックレス並べてみました!みたいな。」
「…バザーって。なんか久しぶりに聞いたなあ、「バザー」って言葉。」と笑うヒダカさん。
「でー、その親父、「これは「シモキタ」で仕入れた商品だから。「シモキタ」ブランドの品物だから」って、やたら自慢げにいうんだよね~。どこだよ!シモキタブランドって…
その店でね、マシータ…、あの~、マンゴ・スターの友達のマシータってヤツが、サスペンダー買ったんだよね!」と、ドラムを振り返って笑うカトウさん。
「そーそー!俺の友達のマシータってヤツね。アイツ、衣装でもよく使うからって、その店でサスペンダー買ったんだけどね。2回使ったら、もう錆びちゃった~!」と、マンゴ・スター。
「…どうでもいいけどアンタ達、全然キャラ定まってないよ!」とヒダカさん。
ステージもフロアも笑顔でいっぱい!楽しかったな~!

「この前、「カナリア」さんのお笑いライブ、見てきてさ~!生で見ると最高に面白いね!お笑い!
「よしもと∞大ホール」って行ったことある?ある人いる?(フロアのお客さん、何人かが手を挙げてました。もちろん私もですけど…)
あそこ、よく出来てるよね~!知ってる?クアトロのそばにあるの……。」とひとしきりお笑いを語るカトウさん。
「ねぇ。本当に面白いです、お笑いの人達って。
私、ヒダカトオル、4月からそのカナリアさんと堀田ゆい夏ちゃんと「M-UMA」って番組を始めますんで、そっちの方もまたよろしく。
そんで、がっぽがっぽ稼いで、また加藤さんに「ヒダカ!いったいいくら稼いだら気が済むんだ!稼ぎ過ぎだ!」って怒られた~い!と思います!」と新しいレギュラー番組の告知もしっかり欠かさないヒダカさん!(「M-UMA」の初回ゲストは「ビートル・クルセーダーズ」と加藤さん&コータローさん。そりゃあもう、見逃せませんよねぇ~!楽しみです!)

最後まで完璧に「THE BEATLES」を貫き、拍手に送られてステージを去る「ビートル・クルセーダーズ」
満員のシェルターのお客さんからは、もちろん熱いアンコールの手拍子が続く。
程なく再び照明が点り、笑顔でステージに戻る「ビートル・クルセーダーズ」
「ありがとう!じゃ、アンコールですが、今日は特別にセッションでお届けします!先ほど素晴らしいLIVEをしてくれたビザールメンから、加藤さんとコータローさん、お願いします~!」とヒダカさん。
思いがけないセッションのプレゼントに、もうこっちは大喜び!
ヒダカさんの呼び込みでステージに上がるのは、エンジ色のテスコTシャツの加藤さんと、黒テスコシャツのコータローさん。
ヒダカさんは後ろに下がってキーボード。さっきまでヒダカさんが使ってたマイクの前には加藤さん。その左横にちょっと下がり気味に並ぶコータローさん(ギターはテスコのほう)。
…私、シェルターでコレクターズを見たことないや。
シェルターの広くはないステージは、ビートル・クルセーダーズにとりわけ背の高いお二人が加わってすごい密度と圧力。この至近距離で拝見すると、もう迫力ハンパない!素敵~!
「このマイクで歌うの?低いし、これ…。」と加藤さん。ヒダカさんもそんな背の低い方ではないんですけどね。

マイクの高さを直しながら、ビークルメンバーに「PTA」は何の略語か答えさせる加藤さん。
可愛らしく「パンダとアタシ」(だったと思うんだけど…)と答えたヒダカさんに、「ウチのコータロー君なんか、即答で「パンツ手で洗ってる」って答えたんだぞ!もっと面白いこと言えよな~!」と無理難題。
「加藤さんもコータローさんも、「モッズ界の貴公子」なんですからさ~!ふたりとも軽々しくそうやって「パンツ、パンツ」、口にするのやめてください!」と、苦笑いのヒダカさん。
マシータさんの「PTA」は「○○立ってる!」(自主規制)
「それ「A」ないじゃん!」と爆笑のステージ。

「これ、いいだろ?可愛いだろ?ちゃんと河合楽器の公認だぜ?」とご自分のテスコTシャツをお客さんに見せてくれた加藤さん。
「なんたって許可取るのに、「お客様相談窓口」に電話したんだもん。そしたら最初、「ピアノのご修理ですか?」って言われた…。
「あの~、Tシャツを作りたいんですけど…。」って言ったらさ、「ちょっとお待ちください。」っていろんなとこに回されて、結局50分かかった。」と、Tシャツ制作のお話をにこにこと笑いながら教えてくれた加藤さん。そんな意外なご苦労があったんですね。

マイクは結局スタンドから引き抜いて、ヘッドの部分だけを直接手に持つ加藤さん。
「最初のキィってなんだっけ?」とお隣のジョージに確認。
「よし!じゃあ、行くぞ!」と、何故か曲の頭のカウントは「目方でドン!」
曲は「A Hard Day's Night」に「Twist and Shout」!!
もうご機嫌~!ホントに楽しい素敵なセッションでしたよ!とっても貴重なお宝セッション!見ることができて最高に幸せでした~!
本当にカッコ良かった~!曲もステージの面々も!
楽しかった~!

熱い余韻を残してステージを去っていくメンバー。
まだまだ名残の尽きないお客さんは、ダブルアンコールのおねだり。
もう一度、笑顔でアンコールのステージに戻ってくれた「ビートル・クルセーダーズ」
「若い人たちはもう良く知らないんでしょうけど、自分達がやりたい、楽しい、ってだけでやっている「ビートル・クルセーダーズ」です。みなさん本日はお楽しみいただけましたでしょうか?」と素敵な笑顔でお客さんにお別れを告げるヒダカトオルさん。
最後の最後まで、カッコよく「THE BEATLES」になりきったステージを見せてくれた「BEAT CRUSADERS」
とってもとっても気持ちよくて、最後のひとかけらまで最高に楽しい時間をたっぷり味合わせてくれました~!

終演後は大行列で大賑わいの物販で「ビートル・クルセーダーズ」の缶バッチ買って来ちゃった~!
満員のシェルターで揉まれた後は、まだまだ冷え込む夜のシモキタの風もとても心地良い。
最高の夜、最高のLIVEでした~!ああ!楽しかったっ!

3/29 『ビートル・クルセイダースがやってくる ヤァ! ヤァ! ヤァ!』(前編)下北沢シェルター

2009-04-06 | LIVE M
会員枠の電話予約でやっと取れたチケットを手に、退勤後大急ぎで下北沢。日曜なのでいつもよりはちょっとだけ空いてる小田急線の車内。
南口の改札前、どうにか1個だけあいてたコインロッカーに仕事カバンとコートを丸めて突っ込み、デニムのポケットに携帯と現金少々、チケットを入れてそのままシモキタの街中に…
シェルター、当然のソールドアウトだそうだから、中に入ったら最後、そう簡単には動けないだろうし、荷物置く場所なんかないし。
ちょっと寒かったけどさ。

シェルターの中にやっと入れたのは、6時半を少し過ぎた頃。この日のフロアオープンは6時。
もうそんなに広くもないシェルターの中は、隅から隅までお客さんで満員!すでにパンパン!もう階段まで!
階段の途中で引っ掛ると、ステージ見えないからね~。なんとか下のフロアまで降りて階段のちょっと手前ぐらいに。でももうこれ以上はとてもじゃないけど無理。
ステージにセットされた、ものすごく背の高いマイクは2本とも楽勝で見えるから取りあえずもう安心!
でもビークルのファンの方々も皆さんマナーが良いし大人だし、無理に押してきたりなんてことも無く、LIVEのスタートまで30分ほど待つのもそれほどツラくなくて楽でしたよ。
…でも、仕事休みだったらもっと早く来れたのにな~。

7時をほんの少し過ぎた頃、ステージにあらわれたのは、BEAT CRUSADERSヒダカトオルさん(この時点ではまだお面つけてます)
「どーも!」とご来場のお客さんにご挨拶。
「自分達の趣味だけでやってるビートル・クルセイダーズですが、どうぞ今夜はたっぷり楽しんでってください。
今日は魅惑の60年代ナイトをお届けします!
まずは、私、ヒダカトオルがいちばん頭の上がらない「THE COLLECTORS」加藤さん…、じゃなくて、コータローさんの率いる「KOTARO&THE BIZZARE MEN」です!どうぞ~!」

悠然と微笑みを浮かべてまずステージにあらわれたのは、1週間ぶりにお目にかかる、我が生涯最大(スケールも身長もね)の恩師、ヒサシ・ビザール。続いて3月1日のワンマン以来、ひと月ぶりのコータロー・ビザールにMOBY・ビザール。

本日欠席のはず、キタ・ビザールの代打は誰~?
ギターは何を使ってんのかしら~?
必死に覗き込んでみるけれど、私のいた場所からはスピーカーの陰にすっかり隠れちゃって、ギタリストさんのお顔が見えない!残念!
いったい誰なの~?

もちろんLIVEのスタートは「ブラック・サンド・ビーチ」に「金髪のジェニー」
完璧にアウエーなのかと思われたシェルターですが、そんなこともなかったです。最初からご機嫌に盛り上がってましたよ!
「最高だ~!」とフロアに笑顔を見せてくれたヒサシ・ビザール。黒ブチのメガネの奥の瞳が優しく微笑むコータロー・ビザール。

「次はね「午後しか会えない彼女」って曲なんだけど…
ねぇ、コータロー君。「午後」って何時までなの?」と加藤さん。
「午後?午後はね、4時まで!」と断言するコータローさん。
「4時~?短いんだね~、午後。そんなちょっとしか会えないんだ。悲しい歌だね、これ。
この曲、実話が元になってましてね…。」と、制作秘話を教えてくれた加藤さん。
「前にさ~、コータロー君に誘われて、キャバクラに行ったじゃん?」
「…ああ、行ったね。」とちょっと微妙な笑みを浮かべて肯くコータローさん。
「その時さ、オンナのコが俺に名刺くれてさ。…それ見た途端、君、「リーダー!(その名刺が)プライベートじゃん!」って言ったんだよね。どうしてわかんの?ビジネス用とプライベート用。」
「わかるんですよ。俺クラスになるとね。」
「あぁ、そう!わかるんだ!コータロー君クラスぐらいになると!
でさぁ、俺その名刺貰ってから、今日電話しようか、明日こそ電話しようか、ってずっと考えてて…
ついに1週間後ぐらいに電話したんだよ!(結局したんですね、電話。キャバクラのおねえちゃんに…(笑~))
そしたらヒナちゃん、そのコ「ヒナちゃん」って言うんだけど…。「(ものすごく軽い口調で!)うん!会えるよ!午後なら!」って電話で言ったんだよ~!」
と、お客さんをいい感じに笑わせ、和ませながら「午後しか会えない彼女」
さすがですよ!このMCの上手さと、LIVEの格!もうこの辺で、すっかりアウエー感なんて消えてなくなっちゃったもの~!

「君たち「KY」って使ってる?「KY」、空気読めないって。
あれ?みんな、けっこう歳とってんの~?」とイマイチな反応のお客さんを見回して笑う加藤さん。
「俺達なんか、みんなよりずっと昔から使ってるもんね。コータロー君。ほら、「BK」とかさ~。「BK」、なんだかわかる~?」
「「BK」、「貧乏くさい」ね。」と、笑いながら教えてくれたコータローさん。
「そうそう!貧乏くさい!
それから「KN」とかさ。「KN」ってなんの略だか知ってる~?」と楽しそうな加藤さん。ちょっと途惑うオーディエンス。
「「KN」はね~、「季節感ない」だよ。4月になってもまだコーデュロイのパンツとか穿いてるとさ~、「アイツ、「KN」だぜ」って言われるの。」と、コータローさん。
「俺、この前「KY語辞典」買ったもん!みんなも買ったでしょ?…あれ?当然、みんな買うでしょ?「KY語辞典」
その中にさ、面白いのがあってさ…。
コータロー君、「YH」ってなんだと思う?ヒントはね~、シチュエーションとしては中華屋さん。なんだかわかる?」
「うーん。わかんない、何?それ。」
「中華屋でラーメンが来るじゃない。その時さ、「うわぁ、「YH」だよ~!」って。「指、入ってる」の略。」
…そんなのわかりませんよ。って言うか辞典まで、購入されてたんですね、加藤さん…。

「もっと面白いのがさ「PTA」
本当は「PTA」って、「Parents and Teachers Association」の略でしょ?でも、KY語だとなんだと思う?」
「ん?「PTA」?パンツ手で洗ってる?」と即答で答えたコータローさん。
「ええっ!パンツ手洗い~?」とコータローさんの答えに爆笑する加藤さん!
「それいいよ!すごいよ!コータロー君!「パンツ手で洗ってる」って最高だね!」と大笑い。
「ホントはなんて書いてあったの?」と笑いながら聞くコータローさん。
「いくつも書いてあったんだけどね、「パンストと網タイツ」とかさ~。いちばん面白かったのは「パトラッシュと歩いた。」ってヤツ。いったいどんなシチュエーションだよ。パトラッシュと歩く、ってさ~。
でも「パンツ手で洗ってる」の方がいいよ!コータロー君、やっぱりやるねぇ!」
「もういいからさ、SHADOWに叫ぼうぜ!」と笑いながらも、たっぷりと面白いMCを切り上げるコータローさん。
LIVEの曲順は今月の初めのワンマンとほぼ同じ流れ。やらなかった曲は
アングリーマン、恋の春場所、蒼き風、ランニングドンキー。
「テスコの部屋」だけ、曲順が変わってました。(たぶん。私の記憶が確かなら、の話ですけど)
「クライ・フォー・ア・シャドー」「Can't Buy Me Love」(でも、日本語版のほう)と今回のLIVEの趣旨としては、見事にとても相応しい曲が続いて気持ち良く盛り上がる中盤。
「この「Can't Buy Me Love」ね。日本語なのね。昔、「東京ビートルズ」ってビートルズの日本語カバーバンドがいてね。そのカバーなんだけど…。
だいたい頭に「東京」なんて付くヤツは、みんなまがい物だよな~。
だって「東京ビートルズ」がいる、ってことは「福島ビートルズ」もいるかもしれないだろ?「大阪スカパラダイス・オーケストラ」とかさ…。」と笑いながら言ってた加藤さん。
あれ?コレクターズの最新オリジナルアルバムのタイトルは「○○虫BUGS」とか、言うんじゃありませんでしたっけ…?

「次にやる曲もね、実話からインスパイアされて作った曲でね。コータロー君が、パブに、…フィリピン・パブにハマってね…。」
「ハマってないって!誘われて行ったことがあるだけですよ!」
頑なに否定するコータローさんを横に見ながら、ニヤニヤ笑いながら続ける加藤さん。「板橋のあたりにはさ~、多いんだよ!3軒に1軒ぐらいは、窓のないフィリピン・パブが並んでるからね。みんな1階なのに窓ないんだよ~。」
もちろん次の曲は「かわいいな、フィリピーナ」
今日もバッチリ「髪・サラ、サラ~」なコータローさん!素敵~!(あのヘアスタイルの後だけども、髪伸びたな~、コータローさん。ギター弾きながら頭を振ると、ホントに髪サラサラですよね~。)

「みんなチーク・タイムって知ってる?やったことある?
俺達の若い頃はディスコとか行くとさ、必ずあったんだよ!チーク・タイムって。偶然、目と目があったステキなレディを誘ってな!コータロー君。」
「そうそう。それをきっかけに知り合いになるんですよ。」
「さあ!みなさんも周りにいる方と!ステキなチーク・タイムをどうぞ~!」と悪戯っぽく瞳を輝かせるヒサシ・ビザール。
(もちろんワンマンで聴いてるから、私はわかってたけども…)魅惑のチーク・タイムにシェルターに流れた調べは、「千の風になって」…
もう、曲が始まったと同時に大ウケでしたよ!シェルターに満員のオーディエンスが!みなさん、笑いながら盛り上がってました。
ゆったりとしたペースのメロディを奏でながら、情感たっぷりに目を閉じて、曲に合わせて顎を上げ気味に頭を振る、コータロー・ビザール!
今日も夢心地、陶酔のチーク・タイムでございました。

「じゃ、この辺で、メンバー紹介・楽器紹介・神田商会、やろうか。」と加藤さん。
「…神田商会って、誰もわかんないでしょ。(私知ってますけどね。実家近いし、学生の時御茶ノ水でバイトしてたので…)
…楽器紹介、やってよ。俺、楽器わかんないよ。」とコータローさん。
「じゃあまず、楽器紹介します。
俺達が使ってる楽器、全部1960年代の半ばに、国内で作られた「テスコ」って言う楽器です。ものすごい安い木材使って作られてるんで、たぶん世界で俺達だけだよ。オール・テスコのバンドなんてね。これ、当時埼玉の桶川ってところで作られてたのね。
コータロー君のギター以外は、楽器もアンプも全部俺の自前で、俺の盆栽だから…」
微かに戸惑いの雰囲気がフロアから…。
察したコータローさん、「つまりね、盆栽って、この人の老後の楽しみってことなんですよ。」と補足。
「そうなんだよ!老後の楽しみ。俺の盆栽なの!察しろよ!それぐらいさ~。」と笑う加藤さん。
「コータロー君のギターは、ここのところに「モンキー・グリップ」って穴が開いてて。(グリップに指を軽く差し込み、オーディエンスに見せてくれるコータローさん)これ、軽量化のためにやったらしいんだけどね。…今日は勉強になるね!「PTA」に「軽量化」に。みんな来て良かったね~。」とにこにこ。
「じゃ、もういいか。」と切り上げようとしたコータローさんに「メンバー紹介、ちゃんとやろうよ。見てみろよ、みんな興味シンシンだよ。」と加藤さん。
「ここ暗くてさ、全然(お客さんが)見えないね。なんか武道館にいるみたいだよ。行ったことないけどさ~、武道館。
はい、じゃあ、俺の隣にいる面白いお兄さんが「ヒサシ・ビザール!」
そして、ドラムのスキ○・スイッチ、「MOBY・ビザール!」ホントはスクービィ・ドゥってところでやってるんですけど…。
ギターはいつもはキタ君って人がやってくれてるんですけど、…今、失踪中(こらこら!今どきはそんな話、冗談になりませんよ!本当は本業のバンドでツアー中です。)なんで、今日は特別に。
コレクターズのセカンドではカメラマンもやってくれたこともあります。写真も撮れるしギターもイケる、HICKSVILLEの「ナカモリ・ビザール!」
そして私が…」
「あ、そこ俺が言おうか。
じゃ、ビザールメンのリーダー!「コータロー・ビザール!」です~!」
オーディエンスの拍手に笑顔で答えるビザールメン!次の曲は「テスコの部屋」楽し~!

コータローさんのヴォーカルも素敵な「夜空の星」もシャープに決めて、LIVEもついに終盤。
「じゃあ、もうそろそろ最後の曲かな。」と加藤さん。
「もう、ヒダカが早く終われって言ってるからさ、さっさと終りましょうよ。」とコータローさん。
「まあ、今日の話の続きは「池袋交差点24時」ってポッドキャストで、すぐに聞けるからね。しかも無料!
面白かったでしょ?たまにはさ~、コレクターズのLIVEにも遊びに来てよ!悪いヤツじゃないからさ~!」と、インフォメーションにも抜かりない加藤さん。さすがです!
「ビサールメンも次のワンマンが決まりましたので。7月12日、場所は新宿のレッドクロス。「ビザールメン・ワンマンライブ。夏だ!海だ!光化学スモッグだ!(正式には「「夏のエレキ道場・光化学スモッグに気をつけろ!海だ!山だ!ビザールメンだ!」だそうです)」っての、やりますから。」とコータローさんから飛び出した、最高に嬉しいインフォメーション(…でもまた日曜日。)
「なんだそれ。目がしょぼしょぼしそうなタイトルだね。」と笑う加藤さん。「これね、前座もすごいよ!ヨーヨー少年とか出るから。もう金魚なんか出したり、入れたり…」と言ってらっしゃいましたけど…
マリオさん、もう練習に取り掛かってるんでしょうか?(笑~

「じゃ、最後の曲です。あっ!あれ言わせて!俺の好きなヤツ!」とコータローさん。
「あのさ、もういろんなイベントとか出てもね、コレクターズは年寄りだからさ、出番最後の方にされちゃって言いたくても言えないんですよ。今日は出番が先だからさ…
…それじゃ、皆さん。最後まで楽しんでってください!」
ラストの曲は「オリーヴの首飾り」
お客さん、最後まで本当に盛り上がって拍手喝采でした。
ホントに楽しかったもん~!

お客さんにお別れの挨拶をしながら、ステージをおりていくビザールメンのメンバー。今夜も魅惑のLIVEでありました!
なんとかチケットが取れて、来ることが出来て良かったです~!

ゲストなんでそんなには長い時間はやらないだろう、と思ってたビザールメンのLIVEは予想を越えたボリュームで、50分強といったところ。
大満足の聴き応えでした!

ステージは慌ただしいチェンジ。いよいよ次は、本日のメイン登場~!

続きます~