雑記 夜更かしの毎日

働く主婦の日々のこと。
大好きなお芝居や音楽、その他もろもろ。

5/10 ASIAN KUNG-FU GENERATION 「count 4 my 8 beat」

2006-05-17 | LIVE M
まだ5月に入ったばかりなのに梅雨入りしたかのようにお天気はいまひとつ。なんとか夜までは雨が降らないように祈りつつ渋谷まで。
去年6月のZepp以来なので、もう1年ぶりに見るアジカンのライヴ!それはもう楽しみで…
翌日はまた、仕事で朝からとにかく忙しいので、ライヴの後は直行で帰宅の予定。食事する時間も取れそうになかったので、ちょっと早いけどライヴ前に公園通りのカフェで軽く食事。開演少し前にAXに到着。AXの中は外気の湿度の高さも手伝ってか、もう熱気がとにかくスゴイ!

フロアに入ってすぐ、落ちる客電とSE。まだ5分しか開演時間過ぎてないのに…
ステージに立ち込めるスモークと青いライト。その中にうっすらとメンバーのシルエットが浮かび上がる、少々幻想的なライヴのスタート光景。
ステージ上は楽器と機材、いくつかの照明にメンバーのみのシンプルさ。このシンプルさもとてもアジカンのライヴらしい。そして、無駄口さえいっさい挟まず叩きつけるような勢いで次々と放たれる「ファンクラブ」からの曲。今日は本当に文句のつけようもない程の音。後藤君のヴォーカルの安定感も抜群!
後藤君、ずいぶん髪が伸びた。会場の湿気のせいか、ずいぶんなことになってたけど。白いTシャツにジーンズ。よく見えないんで確かじゃないけど、TシャツはツアーTじゃなかったみたい。
喜多君はツアーTにコットンパンツ、スニーカーは白。
伊地知君もツアーTで、迷彩の軍パン。スニーカーはオレンジ系。
山田君はカーゴパンツにやっぱりツアーT、ブルー系のナイキのスニーカー。たぶん…
山田君、また痩せたみたい。黒く短めな髪のせいかもしれないけど。伊地知くんはふんわりした髪形で頬のラインも少しふっくらかな。

猛烈な勢いで次々と続く曲に、フロアも最高に盛り上がる。でも、やっと一息ついたMCではいつも通りにマイペースな後藤君。
「今日さ、ボールとグローブおいてあったから、そこの壁で壁当てしててさ…。(メンバーを見回して)ほら、あんま、仲良くないからね。
俺、野球やってたからさ。みんな、4万人、そんなに多くないか、1万人?5、6千人ぐらい?ま、そのくらいの前でフライを落球したことってある?俺はあるんだよ、大会でね。そん時にね、俺の中で何かが折れたんだよ、何かがポッキリとね。それでさ、俺の野球人生、終わったんだ。」
「みんな、俺がなんか面白いこと言うと思ってんでしょ。難しいんだよ、MCってさ。そんなうまいこといかないから。ああ、MCの分は今日のチケット代には含まれてません。」

曲の合い間に次々とかかる声援を比較的にこやかにやり過ごしていた後藤君。そのなかで突然の「5月10日は後藤の日!」の掛け声に一瞬言葉に詰まりながら、「あんまり気安く呼ぶなよ。」と苦笑。
「後藤さん、って以外と多いんだから…。今さ、微妙な名前だろ。事情聴取とかね。」と、虚偽登記でニュースを賑わせてた自分と同姓の暴力団の話題も少し。
以前と比べたら、本当ににこやかで余裕のある客席への受け答え。ライヴの安定感がこのあたりにも良いように影響してるみたい。

「こうやってライヴやるのに、がんばってアルバム作って…、こう、ガーッとね。どう?「ファンクラブ」?まぁ、パーティでかけたいようなアルバムじゃないけどさ。
でも、ほら、結局自分じゃん?人間てさ。自分で頑張らないと…
だって、今日は大丈夫だけどさ、どんなに体調悪くったって俺が歌わないとさ、始まらないんだから…。やっぱり最後は人間ひとりなんだから、頑張らないとね。」
「今日はみんな、こうして偶然…、いや、偶然なんかじゃないな。
あのさ、つい3年ぐらい前の正月とかさ、そこの前の「Egg Man」とかでさ、5人ぐらいのお客さんの前でやってたんだよ、俺たち。それがさ、こんなにたくさんの人が聴きに来てくれてさ…
こんちきしょー、って言ってるけどさ、それって、「ありがとう」ってことだ。ホント、ありがとう。」

「ファンクラブ」の曲が中心の本編は1時間強でひとまず終了。興奮の冷めないフロアのアンコールに迎えられて、再びステージにもどるメンバー。
メインマイクには伊地知君、そして後藤君はドラムセットの前。
「アンコールありがと。えーと、ここから、まだまだ盛り上がる曲とか、懐かしめの曲とかどんどんやるから。みんな、思いっきり盛り上がって!じゃ!」と、伊地知君のMCで後半(アンコール)スタート。
ドラムは後藤君のままでセッション開始。マイクを離れ、伊地知君はペットボトルを片手に後藤君と背中合わせになるようドラムの台に腰掛け、ちょっと休憩。ドラムを叩きながら右肩越しに一言、二言話し掛ける後藤君に満面の笑顔で受け答え。
そこからは、盛り上がる曲が猛烈な勢いで立て続く。熱い熱い渋谷AX。フロアから水蒸気が立ち上るぐらい。でも、楽しかったなー

素人の私に演奏技術のどうこうはわからないけど、確実に以前よりバンドがすごくなった。初めてアジカンのライヴを見たころは、所々余裕のなさみたいなのが感じられて、ちょっとハラハラするシーンもあったりしたんだけど、今日のライヴはベテランバンドの安定感も味わえるぐらい。
後藤君のギター、とても良かったなぁ。喜多君のギターとせめぎ合うように、絡み合うように響き、スリリングで聴き応えたっぷり。「サイレン」「ブルートレイン」…。もう1度聴きたい。
リズム隊はいつも通りに、文句なしの出来。本当にイイ、気持ちの良いライヴでした

NANO-MUGENに向けての新曲披露もあり。「参加は(この時点で)海外からあと2組。今年はしょぼいメシは出しません!」
7月かぁ。仕事あるもんなぁ。横浜は残念ながら無理…ホント、残念…