雑記 夜更かしの毎日

働く主婦の日々のこと。
大好きなお芝居や音楽、その他もろもろ。

5/22 新宿 LOFT 10TH ANNIVARSARY「SION /The Birthday」

2009-05-27 | LIVE M
もう日記、どこから手をつければいいのかわかんないので、記憶の新しいところから書き逃げ~

この日に行ったのは、新宿LOFTの10周年ANNIVERSARY LIVE
…もう歌舞伎町に移転してから10年も経ったんだ。早いなー!私が歳取るのも仕方ないわ…
なんだかんだと結構毎年どれかしらには行ってるかも、LOFTのANNIVERSARY企画。だってー、毎年これは見逃せないよね!ってACTが出演するんだもん。
今年はもちろん「The Birthday」
もう、絶対チケットなんか無理~!と思ってたら、e+とローソンでダブって先行に当選。くじ運が皆無の私にはめずらしいほどのLUCKY!
(ここでなけなしの運を使い果たしてしまったのか、ありとあらゆる先行に申し込み続けたユニコーンの武道館は、とうとう最後まで全敗だったけど。)

もちろん当日は仕事、ここ最近患ってる胃炎で体調は最悪…
LOFTのLIVEって、大丈夫なのか?私?
でも、市松ステージに立つBirthday。そのぐらいで諦めるわけにはいかないのよ!
先週分の残業時間を、本日分の勤務に付け替えて貰う算段を事務方と交渉(人件費を削減したい会社側と、LIVEに早く行きたい私と、双方にとって良策じゃない。私がしょっちゅう仕事を早退してるのにまだクビが飛ばないのは、コノ手を使ってるせいなのよ)
5時過ぎには退社。JRで新宿へ。
新宿駅でこれから武道館へ向かうんだろう、ユニコーンTシャツのグループとすれ違う、けど、今日は羨ましくなんかないもーん!

開場時間直前のLOFT前は、すでに人だかり。
整理番号は80番。すぐに地下のBARスペースへと降りて、番号の呼び出しを待つ。50番ぐらいまではハコ売りとのダブりがあるけど、入場はスムースに進んですぐにLIVEフロアへと移動。
LOFTのスタッフさん達は誘導上手。パンパンに満員だったけど、あれなら30分前入場でも充分に間に合うんじゃないかしら。
私が中に入った頃はまだまだ余裕たっぷりのフロア。手摺り前の一段高いあたりでゆっくり見ようか、とも思ったんだけど、せっかくLOFTなんだもん!久しぶりに前で!
真ん中はさすがにコワイんで、ちょっとハズしてステージ向かって左側、前から2列目ってあたり。
スタートを待っている間に、もう後から後からどんどん入ってくるお客さんで、後ろまでぱつんぱつんに満員になって行くLOFT。もちろん当然この日のチケットは即完ソールドアウト。観に来れて良かった~!

19時ほんの少し過ぎ。
まずはOPENINGの中村維俊さん。THE YOUTHというバンドのヴォーカルさん。(ごめんなさい、よく知らないんですけど。仙台在住だと言っていらした。)
ドラムの方がカホーン、中村さんがギターを弾きながらのアコースティック・セットで3曲。すぐに終っちゃったけど…。
「あー、緊張する!」と言いながらも、爽やかなLIVEでした。

続いてのステージは「SION」
語れるほど熱心なファンじゃないんだけど、やっぱりスゴイです。
あの特別な存在感。カラカラにハスキーで、ざらざらと気持ちを削るように響く歌声の圧倒的な迫力。
切ないほどにドライで、同時に細やかに優しくウェット。響く声の残像の輪郭があまりにも深遠で、ただ聴いているだけでたまらない気分になる…
松田文さんのギターも、SIONさんのハープも良かったなぁ。本当に掻き毟られるようなLIVEでした。

LIVE中に見せるSIONさんの笑顔がとにかく優しい、常連のファンの方との掛け合いも微笑ましい。大人の、熟練のステージ。
「SORRY BABY」(これぐらいなら私でも!)とか、本当に良かった!
1時間ちょっとぐらいはやってたんだけど、あっと言う間だったな~。
「じゃぁな!ユウスケによろしく!」と笑顔でステージを去って行くSIONさん。ダンディでシブくて、ホントにカッコいいLIVEでした!

客電が点き明るくなったフロアのお客さんは、Birthdayの登場を前に一段と前に押し寄せる。
すでに最初から大変だったけどさ、もうぎっしりとステージ前に詰め寄ったお客さんでかなり凄いラッシュだった、ここからは。結構がんばったもん。
転換の間、ステージを覆い隠すように降りてくるスクリーンの下の隙間から、ちょっとだけ見えるセッティングの様子を窺いながら待つ、次のステージ。
さすがにLOFTのステージ幅だと、いつもの絨毯3枚は無理みたいで。センターのチバさんのマイクの下に、この日は絨毯は1枚だけ。
今日のACTでドラムセットを使うのはBirthdayだけなので、キュウちゃんのセットは予めセッティング済み。いつもの転換よりは時間が短めだったかも。

スクリーンが上がり、照明の点ったステージに響く「16CANDLES」
ゆっくりと姿をあらわす「The Birthday」
白いシャツのキュウちゃん、黒のジャケットのハルキ君にチバさん(インナーはハルキ君が白でチバさんは黒)、ベージュのジャケット(先月のZeppと同じヤツかな)のイマイさん。
LOFTだからね、ホントにステージが近い。ステージ上のメンバー、頭の先から靴の先までもう目の前。手を伸ばしたら届きそう!
スゴイって!この迫力!
その佇まいだけで圧倒的にカッコいい、The Birthday。

印象的なイントロが鳴り出す。スタートは「LUST」LIVEで聴くのはちょっと久しぶり。
まあ、私が居たのが右側のスピーカーの余りにも直前だったので、ギターSOUNDのバランスはイマイチ(仕方ない。こんな場所にいる私のせいだから。)でも、このとんでもない臨場感もこのサイズのハコならではの醍醐味。直接身体に響いてくる音圧に、内臓まで揺さぶられるよう。頭の芯まで痺れていく。
ドライヴ感が気持ちよい「BABY TONIGHT」に、チバさんの声が一際SEXYに響く「グロリア」
本当に久しぶりに聴いた「NIGHT LINE」
前回のツアーとはまるで違うバラエティーに富んだ感触のLIVE…

「お久しぶりです。The Birthdayです。」と1か月半ぶりに聞く、キュウちゃんのご挨拶。
そして「ALL RIGHT!」とチバさんのCALL!
「ALRIGHT」「タランチュラ」「カーニバル」(の順番だったと思うんだけど…)と、比較的ミドルテンポの曲が続いてドラマティックに展開する中盤。
たぶん、1年ぶりぐらいに聴いた「SHINE」
気持ちに深く染み入る歌詞と旋律、とてもとても美しい曲。チバさんの無骨で優しい歌声に思わずため息がもれる…。

短いブレイク、「The Birthday、次のLIVEは明後日です。来れる方はぜひヨロシク。」とキュウちゃん。
(行かれないのよね「DEVILOCK」。仕事なんだもん…。7,8月と行けそうなLIVEが見つからないのよ、Birthday。ああ、悲しい!)
「ああ…。LOFT、10年おめでとう。」と笑顔を覗かせるチバさん。

再び鋭く加速度を増していく、LIVE終盤。
「あの娘のスーツケース」「カレンダーガール」に「ローリン」、ご機嫌に盛り上がるフロア!
もうステージ前はもみくちゃ!熱い、熱い~!身体中から汗が吹き出す!楽しい~!
ステージもホントに熱かった。
キュウちゃんのシャツはもう、水に浸かったようにびっしょり身体に張り付いてたし、イマイさんのジャケットは(そんなに薄手じゃなかったんだけど)汗の流れた後が色濃く滲んで見えてた。
ハルキ君の髪からは汗が次々と伝い落ち、すっかり汗が染み透っていたチバさんのジャケットは、その上から肩甲骨の形がわかる位になってたし…
熱かったな~、でー、本当に楽しかった。

もうすっかり聴き馴染んだイントロのメロディが始まる。
「Come on!」唇に薄く笑みを浮かべたチバさんが、オーディエンスを招く。
もちろん心得てるオーディエンス。大合唱が起こる、「電話 探した あの娘に聞かなくちゃ…。」
笑顔で小さく肯きながら耳を傾けるチバさん。
凄かった、楽しかった、カッコ良かった、今夜のLIVEの終わりは「涙がこぼれそう」
汗にまみれた爽やかな笑顔で、オーディエンスにお別れを告げる「The Birthday」

フロアからはもちろん熱いアンコール。
それほど時間を置かず、すぐにステージに戻ってきてくれたBirthday。
「thank you!」とアンコールにお礼。
今夜のオーラス、アンコールの曲は「ハレルヤ」
最後の最後まで全身で聴き入った、痺れるように熱くて、繊細に心の底に触れる「ハレルヤ」
…良い曲だな。本当に。

素敵な夜、過ごして来ましたよ

5/20 「R2C2~サイボーグなのでバンド辞めます!~」

2009-05-27 | LIVE S
お休みなのでマチネで観劇。
渋谷のPARCO劇場、メガロックオペラ「R2C2」

結局前回のウーマンリブは観損ねてしまったので、久しぶりのクドカン舞台。お楽しみっ!
今回もチケット取りには苦労したわ~。数々の先行に外れまくり、やっと一般で確保。でも思ったよりもワリと良い席だったので嬉しい!
本日、WOWWOWの収録カメラが入ってました。

渋谷にPARCOがpart3まであって、HMVやタワレコ、ディスクユニオンが賑わっていた21世紀初頭。
一世を風靡したロックバンド「ザ☆パルコムズ」
ヴォーカルでリーダーのパルコム田村は飛ぶ鳥を落とす勢いの全米ツアー中、ハリウッドスターと恋に落ち、一人息子「クアトロ」を儲ける。
やがてバンドの人気には陰りが…。パルコムズは解散、離婚したパルコムは息子クアトロをロックスターにするべく、無茶苦茶な英才教育を始める。
時は30年後…
自らの老いを嫌って冷凍冬眠に入っていたパルコムが目覚めた渋谷には、すでにPARCOもHMVもタワレコもなく、音楽は政府が人心を操る道具となっていた。
パルコムが出合った音痴のサイボーグ「R2C2」、PARCOの跡地にあるハンバーグ店、人心の統制を測る政府。そのすべてに関わっているらしい「クアトロ」…

パルコムズのメンバーは
ヴォーカル 阿部サダヲ
ギター 宮藤官九郎
ベース 近藤公園
ドラムス 三宅弘城 の面々。
見事にLIVE感たっぷりのステージ!元々、宮藤さんも三宅さんも腕前はもう保障つきだしねぇ。ホントにカッコいいですよ!
近藤さんも、意外なほどベース上手くてびっくりした。
サダヲさんは、マイクパフォーマンスもバッチリ!歌も上手いんだけど、舞台で観る時のこの人のチャーミングな魅力は相変わらずにすごい。最近はテレビとかでもお馴染みだけどね~。やっぱり真髄は舞台の上にあるんだな~。

クアトロを演じた森山未來さん。
演技の上手さだけじゃなくて、歌(声)、ダンスと見事に3拍子揃った役者さん。ボディコントロールの凄さ、ダンスのキレと美しさ!
跳躍点の高さと軽さ!生の舞台ならでは魅力!
良いもの見ちゃったなぁ~!

「R2C2」は松田龍平さん。舞台を拝見するのはこれで2回目。コミカルで(松田さんの持ち味としては非常に)変わった役どころでしたが、楽しそうに演じてました。
途中、1回だけ客席を抜けての退場シーンがあるんですが、私の席の目の前で立ち止まってポーズ。
ホントに背が高くて腰の位置が高い。よくお父様に似ている。
間近に見ると、結構大変そうな衣装でしたけども…

平岩紙ちゃんはキュート、片桐はいりさんは存在感抜群!皆川猿時さんはアドリブ(なんだろうと思うんだけど)たっぷりで、最高に笑わしてもらいました。

音楽が「楽」でなくなった未来の話。
時代に従って「楽」がその形を変えていくのは仕方ないことだとは思うけど…
生身の人間が目の前で汗にまみれて演じる舞台、直接身体に振動として感じる音楽には、やっぱり気持ちがちゃんと共振する。
どんな時代になっても、LIVEの魅力は無くならないし、無くなってほしくないな。

たった9人の役者さんだけで演じられたと思えないぐらいにボリュームにあふれた舞台。
見応えも充分!2時間20分ほどが、本当にあっと言う間でした。
面白かった~

5/9 忌野清志郎 「AOYAMA ROCK’N ROLL SHOW」

2009-05-12 | LIVE M
やっぱこれだけは、ちょっと書いておこう…

5月9日土曜日、晴天。
青山で清志郎さんの最後のSHOW。

仕事柄、土曜日は週でいちばん忙しい。「清志郎さんの告別式に出席したいので…。」とか、言えないよな~、会社には。
早退は無理。

朝出掛ける前にテレビでチラ見したニュースによれば、「一般のファンの参列は午後2時から2時間程度」だとか。場合によっては6時頃まで延長も?

昼休み、携帯で見たニュースでは青山葬儀所は大行列。終電までの参列延長の可能性もあるらしい…。
…行ってみようか?
清志郎さんが待っててくれるならば。
もし、もう葬儀所の中に入れなかったら、門の外からでも手を合わせて来よう。

なんとか仕事を終えて、地下鉄を乗り継ぎ「乃木坂」の駅に到着したのが7時半過ぎ。
改札出口前すぐには「ファン順路」の立て看板を持った警備員さん達が道なりに立っている。
「今からお並びいただいても、終電に間に合わない可能性があります。予めご了承ください!」と声を嗄らす誘導のスタッフさん達。
「終電に間に合わない」っていくらなんでも、そんなまさか~?
って半信半疑で最後尾を順路沿いに探す…
そしたら~
うーん、ホントにあり得るかも、って大行列!
見事に老若男女、様々に集った人々!
ここまで来ちゃったんだから、もう腹は括ったわよ!
スタッフさんの誘導にしたがって行列の最後尾に並び、くねくねと続く列にしたがって進んだり止まったりで2時間ちょっと。
私が到着した時間、参列待ちのファンの最後尾は青山公園横。(日中は公園の中にも 長い列が出来てたらしい)
公園に沿って伸びた列は西麻布方向に南下、横断歩道で反対側の歩道に渡って乃木坂に折り返し。乃木坂前の交差点で陸橋に上がり、道なりに青山橋を越えて横断歩道でまた反対側の歩道を戻る。
青山の墓地の中を通って坂を下り、ようやくと洋菓子のウエストの向かい側…
やっと葬儀所の前に到着。
ようやく葬儀所に入ってからも、誘導線に沿って目が回るくらい折り返し折り返し、1時間弱。(もう葬儀所の中は、ディ○ニーランドなんか目じゃないくらいの混雑と行列!)

やっと清志郎さんの傍まで辿り着きました。
紅白の垂れ幕に縁取られ、山のような花に囲まれ、小さな箱の中に入ってしまった清志郎さんは、それでもサイコーにイカしてましたよ。

記帳所に名前を書いたカードをお渡しし、御遺影に使われた笑顔の写真のポストカードを頂きました。(5万枚用意されたのだそう。)
各自が持ち寄ったお花やカードは事前にスタッフさんが預かってくださり、献花は主宰側の用意された薔薇をそれぞれ1りんずつ。
「清志郎さんにいちばん似合うからピンクがいいな。」と思いながら並んでいたら、係りの女性スタッフさんが色とりどりの薔薇の束の中から、私に手渡してくださったのは鮮やかなピンク色…。嬉しい。

献花を済ませ、手を合わせながら、清志郎さんとようやく向き合う…
私、こんな近くで清志郎さんに会えたの、これが最初で最後なんですよ!
主を失った、愛用のギターやオレンジ号が飾られた、派手で賑やかな祭壇。
ホントに最後の最後まで清志郎さんらしいんだな、と思ったら泣けてきた。
名残なんか、いつまでだって尽きないけど、門の前にはまだまだ入場待ちのファンの長い行列。
「また、いつかね。清志郎さん。」

清志郎さんの歌声が流れる(昼よりは音量もしぼってたらしいけど)ショウ会場を後にしたのが10時半過ぎ。
「終電に間に合わない」と脅かされましたけど、3時間ほどで何とか。終電には無事に余裕で間に合いました。

長い順番待ちの間に、一緒に並んでた方々とすっかり意気投合。
華やかで最高に楽しいお葬式でした。

最後までボスの顔は傷つけられないと、実にこれだけ大勢のファンに丁重に敬意を持った振る舞いをし続けてくださっていた、スタッフさん達の態度に感謝。
本当に長時間、さぞかし大変だったろうと思います。
スタッフさん達の態度からも、清志郎さんのお人柄が透けて見えるようでした。
人に愛されて、人を愛したロックスターの華麗で見事な最後のSHOWTIME!

青山から見上げた空には、東京タワーと六本木ヒルズが鮮やかにライトアップ。その上にかかる丸く明るいフルムーン
東京生まれで東京育ちの清志郎さんのために、東京の夜空も最後の演出を惜しまない。

素敵だったわよ清志郎さん!

「愛し合ってるかい?」   …もちろん!

2009-05-05 | Weblog
私が普段使ってる手帳の裏表紙です…。

今年3月、神奈川県三崎で3日間開校した「ロックの学園」
出張中でお留守だった、忌野清志郎校長先生の校長室で登校の記念に押して来たスタンプ。
もちろん、2007年に使っていた手帳にも、同じスタンプが押してあります。
「愛し合ってるかい?」は「ロックの学園」の校則でもあるんです…

…この次こそ、すっかりお元気になられた忌野校長にお目にかかれると思っていたのに。



たった58年、猛スピードで駆け抜けて行った、正真正銘ロケンロー。
神様までが魅せられて、一刻も早く自分の手元に招きたいと思われてしまったのだろうか…。


楽しかったLIVEの帰り道。
遅い夕食を終えて、地下鉄のホームで帰りの電車を待つ間に携帯のニュースに飛び込んできた、やり切れない訃報。



「ロックに卒業なし」(これも学園の校則のひとつ)
ならば私も永遠にロックの学園の留年生。
そしてあの校長室から「愛し合ってるかい?」と、生徒達に声をかけ続けてくれるのはやっぱり永遠にただひとり。


忌野清志郎さん
長い闘病生活、本当にお疲れ様でした。
癌は清志郎さんからついに命を奪ったのかもしれませんが、その歌声を奪い取ることだけは最後まで、そしてこれからも永遠に、出来なかったんだと思います。

また、あの校長室にお目にかかりに参ります。
ご冥福を。

4/23 「鶴」 情熱ツアー2009 春~ちょっと気取ってみませんか?~赤坂BLITZ

2009-05-01 | LIVE M
まだ書いてなかった~!
もうすでに記憶も曖昧。楽しかったことぐらいしか憶えてません!
なんとか記憶をかき集めて、思い出し日記を少し。

絶好調に仕事は忙しい!
でも何とか上手いことやって、定時ぴったりに退社。
行きやすいんで助かります、赤坂BLITZなら。スタートの10分ぐらい前には無事に到着。

ソールド・アウト、とは、残念ながら行かなかったのかな?
私がフロアに入った頃でも、後ろの方にはだいぶまだ余裕が。
なので、BLITZではここら辺がお気に入り、床が一段高くなってる場所のいちばん前を無事に確保。
さすがに真ん中の方はもう人で埋まってたので、端っこの方。今回は神田さん側で。この人のウキウキなBassも大好物なんで、私!
陽気なSEにワクワクしながら待つLIVEのスタート。その間にもだんだんとお客さんで埋まっていくフロア。
パンパン、ぎゅうぎゅう…、とまでは行かないものの、最終的にはBLITZの後ろまで満遍なく良い感じで入ってましたよ、お客さん。

客電が消えて場内に流れるのは「I Want You Back」(The Jackson 5)
曲に合わせた手拍子で、ステージの「鶴」を歓迎するオーディエンス!とてもHAPPYなLIVEショウのスタート。
最初の曲は「情熱CD」でもOPENINGを担う「熱量」
そしてお馴染み「こんばんは!鶴です!」
BLITZのフロア中のお客さんが、みんな笑顔で手拍子・鶴ポーズ!ホント楽しいな~!鶴のLIVEは本当にFUNKでHAPPYですよ!

「ブリッツ・ブリッツ~!」と笑顔でお客さんの手拍子を誘う秋野さん。
鶴史上、最大動員の赤坂BLITZ!
「ブリッツ・ブリッツ!シャバダバ・シャバダバ!」のコール&レスポンス!
盛り上がるレスポンスに笑顔の秋野さん、「ウチの大先生こと神田雄一朗が赤坂BLITZワンマンを記念して、あいうえお作文を披露します!」
「じゃあ、赤坂ブリッツの頭文字を取って、「A・S・B」で!」と神田さん。
「A・アナタが~
 S・スキだから~
 B・ボクは死にましぇ~ん!」
もう最初からご機嫌に盛り上がってましたよ~、BLITZ!

ここら辺で早くもどんくんのハイハットにちょっとトラブル。
「コイツもウカれ過ぎちゃって、壊れちゃった~。」と笑いながらシンバルを交換するどんくん。(スタンド交換してたみたいなのでペダルかな~?)
「なんか本格的に壊れちゃったんだね~。」と笑いながら振り返ってた秋野さんはやっぱり緊張してるのか、少しだけ表情が引き攣り気味。
「昨日からね、今日は何を喋ろう?あれにこれに…、ってずっと考えて来たのにさ~、もうあの辺(ステージ袖を指差して)でスタンバってる間に考えて来た事、ぜぇ~んぶ、吹っ飛んじゃいました。」言ってました。
なんかやっぱ初々しいのね、初BLITZ。

MCはちょっとテンパリ気味だったけど、曲が始まっちゃえばさすがの安定力。
「ダイナマイツ勘違い」「踊れないtoフィーバー」とフロアをご機嫌に踊らさせてくれました。
ぴったりと息の合った、心憎いほどにNICEなタイミングを外さないバンドのグルーヴの気持ち良さ。
秋野さんのヴォーカルは包容力たっぷり。
若手だけどね、そう感じさせない実力派。最初にLIVE見た時から、すっかりヤラれちゃってます、鶴~!

「新しい音楽を作る~?そんなことには俺は興味なくて。そんなのは誰か他の人に任せた!
俺達は常に音楽のホントに楽しいところだけ、楽しんじゃおうってスタンスだから…。だって楽しいんだもん!」と秋野さん。
一生懸命に(見えたな~)バンドを語ろうと、ついMCにも熱が入っちゃって、自分でハードル上げちゃって「リズム」では歌詞が少々…
でも神田さんが言うには「驚くほど、イヤなことは記憶から抹殺しちゃうタイプだから…。自分で間違えたクセに、平気で「何が?」とか言っちゃうから。」、大丈夫らしいですよ。
「みんな、今度間違えたら本気で怒っていいよ」とお客さんに言う神田さんに、恥ずかしそうな苦笑いの秋野さん。

この後はステージに並んだ椅子に座っての、アコースティック・セットのコーナー。
「さっきもやりましたけど「ダイナマイツ勘違い」って曲。これをアコースティックで。
この前ね~、赤坂のスタジオに仕事で行ったときに駐車場に車停めたんですが、高いよね~!赤坂の駐車場!10分250円だもん!1時間で1500円だよ!俺達の地元だったら3日は停められるよ~!
そんな赤坂には、きっとお金持ちの社長さんがいっぱいいるだろから、今日の「ダイナマイツ勘違い~男と女編~」は赤坂バージョンで「社長と秘書」でやろうと思います!」と言う秋野さんに、「ええっ?俺、社長?…で、秘書ぉ?この秘書、エラい男前だよ~!」と神田さんを横目に見ながら笑うどんくん。
「俺、脚組み替える時、かな~りセクシーだよ~。」とベースを膝に抱いたまま、セクシーに脚を組む神田さん。
「あっ!そこ!今見ただろ?そこの男!見るなよ、やらしいな!」
会場爆笑の「ダイナマイツ勘違い」赤坂編。
なんと秘書さんは韓国美人…
「おい!秘書!今日の予定はどうなっているのかね?」
「アニョンハセヨ」
「君!え?韓国人?」
「カムサハムニダ」
「予定は…?えっ?日本語話せないの?」
「……(聞き取り不能)」
「誰か!誰か通訳を!」とどんくんと神田さんの(たぶん)アドリブのやり取りも最高!面白かったな~!

「前は結構、ギター1本で弾き語りとかやってて、メンバーにも聴かせた事の無い新曲とかいきなりやったりしたんですけど。
また、そのうちふらっとギター1本持って、小さいライブハウスとかで歌ってみたいです。」と秋野さん。
「アコースティックの時にカバーもやるんですけど…。今日やる曲はあまりに誰でも知ってる曲なので、曲名は言いません。」
秋野さんのソロの弾き語りは「卒業写真」
本当に良い声してるんだなぁ…。BLITZを1本のギターと1人の歌声だけが悠々と震わせる。
そのまま、バンド形態に戻して続いた「桜」
ホントにトリハダが立つほど歌にシビれた。涙が出て仕方なかった…

「この「桜」、ゴールデンウィークにやるドラマ(「君のせい」)の主題歌になります。詳しくは調べて!ちょっと遅い時間だけど、GWだからね!見ても大丈夫でしょ?」と神田さん。
「俺ら、基本、自分の曲大好きだからさ~、曲作るたびに「この曲、こんなCMにいいんじゃない?」とか「こんなドラマにぴったりだよね~。」とか、ずっといつも言ってるんだけど、一向に音沙汰が無くて…。
今回、ついに、ついに主題歌ですよ~!」と嬉しそうな秋野さん。にこにこと笑顔の神田さんにどんくん。
本当にいい曲だもんね~「桜」

LIVEの終盤は「恋のガソリン」に「恋のゴング」「Tonightはパーティ」!そりゃもうアガる!アガる!
ミラー・ボールだって回る回る~!
長い、長~い「ブリッツ・コール」(ブリーフにブリッコにフリーザまで登場!)で盛り上がった!赤坂BLITZ!
ホント、気持ち良くて楽しかったな!
ツアー・タイトルに因み「春一番」(キャンディーズ)のフレーズから、本編のラストは「愛しのハニー」

もちろん!のアンコールでステージに戻る鶴さん達。
「帰りに出口を出たら真っ直ぐ帰らないで、振り返ってみて。何かがあるから…。それに思う存分、抱きつくなりキスするなり、してって!
あとね~、会場の外に白い旗があるんで、それになんでもいいから痕跡を残してって!自分のサインとか、今日の感想とか何でもいいんで!
それに物販も…。」
なんか告知でさえも、初BLITZの嬉しさが満載。聞いてるだけで微笑ましいぐらいに。
アンコールは「あめ曜日」と「ベリオライ」!
最後まで本当に楽しいLIVEでした~!大好きだもん~「ベリオライ」!

3人、こぼれるような笑顔でオーディエンスの歓声にこたえ、ステージを後にする鶴さん達。
LIVEは2時間半の大ボリューム!曲も、ちょっとテンパってたMCも(「もう頭の中、真っ白で自分で何を喋ったのか全然思い出せない。」と笑ってました。秋野さん。…本当にそうだったんだろうな。)聴き応え充分~!
でも、最高に楽しかったLIVE。終っちゃうと、あっと言う間だった気分。またすぐにでもLIVE見に行きたいな~!

BLITZの出口には等身大・「鶴」パネルが帰路につくお客さんをFUNKYにお見送り。
例の旗に本日の痕跡もちょっとだけ残して来ましたよ。
楽しかったな~!

4/18 「メイドインジャパン vol.04」 メガネビジョン HEAVEN'S ROCKVJ-2

2009-05-01 | LIVE M
生涯で3回目に訪れた宇都宮は良い天気。
晴れ晴れ、とはなかなかいかない心境を抱え、通算(たぶん間違ってないと思うんだけど)これが16回目の「メガネビジョン」のLIVE。
2回目の、そしてたぶん差し当たって、最後のワンマン。

スタートを10分少し遅れて客電が落ちる。
「落陽」に「円陣」
とっくに踏ん切りなんかついている、メンバーのサバサバとした笑顔。
「どうなっちゃうの?」なんて思ってみたりもしたけどさ、結局はただの余計なお世話!楽しんじゃおっと!

以前にここで見た2回のLIVEは調子に乗って前で見たんだけど、今日はちょっと落ち着いた位置取りで。
ここら辺まで下がると音の響きがいいな、VJ-2。もう少し真ん中で見ればもっと良かったかな~。
ゆったりとメガネビジョンの紡ぎだすグルーヴに身を任せて過ごす時間。楽しいな。本当に楽しかったな!

LIVEの口開けは「中学生ロック」
出だしからLIVEは全開~!この人達のLIVEに「手加減」なんて言う言葉は似合わないもの!
そのまま聞き馴染んだイントロ。もういったい、何回聴いたんだろう?この旋律。
一際に熱っぽい「手紙」…

…惜しいな。この先、これをLIVEで聴ける当てが無いなんて。

「誤解しないで欲しいんだけど、俺はコイツもコイツも、コイツのこともキライで。コイツらも俺のコトは大っキライで…。
たまたまサークルの中でバンド組もうとしたら、コイツらがいた、ってだけで…。
元々仲良くなんてなくて、これ以上は仲悪くなんてなれないところから始まってるんだからね。仲が悪くなったから休止するんじゃないんだよ。
だからみんな複雑な気持ちなんかじゃなくて、普通にLIVE「楽しいぞ~」って思って欲しいんだけど。
…でも、そうか。やっぱり複雑かなぁ。
ま、複雑な人は複雑なりに「複雑だ~!」って思っていいよ。」と拳を突き上げながら、サバサバと笑顔で言う小川さん。

バンド内の人間関係なんて、正直(薄情なようで申し訳ないけど)、私にはどうでもいい。まあ、バンドに限らず、閉じられた世界の関係を維持して行く難しさはもちろん理解しているつもりだし、結果としてメガネビジョンが道半ばのままでこう言う結果を選んだことは残念だけれど。
私は(もちろん私に限ったことではなく)、LIVEを楽しむために時間とそれなりの代価を支払っている。
私の好きなLIVEバンド達は、みんなその引き換えに充分な見返りをそのパフォーマンスで与えてくれるんですよ。(だからスキなんだけどね。)
間違いなく、最後の最後まで「メガネビジョン」も、その代価として充分な楽しさをたっぷり味合わせてくれました。
ホントに、(実は密かに予想してた以上、遙かに!)良いLIVEを見せてもらったもん!本当に楽しかった!
気持ち良く、思い切り良く、熱ぼったい!
今まで見てきたメガネビジョンのLIVEの中でも、BESTにあたるテイクだったなぁ。

1月のLIVEから丸々3か月余り。
それぞれ、モチベーションやコンディションを維持するのは大変だったんだろうと思うけれど。
LIVEハウスのステージに立ち、お客さんに向き合い、そして4人揃ったらやっぱりこれだけのグルーヴを生み出すことができる。
やっぱり「メガネビジョン」はLIVEバンドだし、メンバーはみんなロックンローラーでしたよ。あらためて。
最高にカッコ良かったよ~!
どの曲聴いてても血が騒ぐ!汗まみれのみんなの顔見てると、気持ちが高揚する!
文句無く楽しい(ラストとか、なんとか、もうそんなコトは置いておいて!)ワンマンLIVE~!
来て良かったよ!ホントに!宇都宮まで!

直也さんの鮮やかなBassは、いっそうスリリングに冴えて震えるぐらい聴き惚れた。
力一杯は相変わらずだけど、最初に聴いた頃よりも断然叩き出す音がダンディになったリズム隊。
どっしりと重みを増し、贅肉が削れるようにシャープな海老原さんのドラム。
根本さんがそのスリムな身体をしならせて、ギターを唸らせる。熱くて鋭くて、でもドラマティックにその表現力は鮮やか。
ドライに、でも情感細やかにに、物語を紡いでいく小川さんの歌声。やはりメガネビジョンの曲には、この声が乗ってこそ世界観が完成する。

「ミッドナイトトレイン」
「チョット待ってよ」
「ハル」
「夏の日の残像」
「花のように」…
どの曲聴いたって、思い出があり過ぎる。記憶がこぼれそう。
…でも不思議なぐらい、涙は出なかった。
ただ単純に楽しかった!ホントにすごい楽しかった!

いつにないほどメンバーのMCもあったりして、楽しかったLIVE。
楽しい時間は過ぎるのも早くて、すでにLIVEも終盤…
「やっと今日は歌えるね。サタデーナイトに。」と笑う小川さん。
「そう!歌おうとすると意外とフライデーナイトだったりするんだよね。」と笑顔で答える直也さん。
「ねぇ。エビちゃんとかがさー、「土曜だから、今日、サタデーナイトやろうよ」とか言ってもさ、俺が「いや。今日は俺、そんな気分じゃないから。」って言って、なかなかサタデーナイトにやらなかったんだよね。今日はちゃんと歌えるね…」とマイクに向き直る小川さん。

「…僕は忘れない。さよならサタデーナイト」
きっと私も忘れない。ここにいるみんなが忘れない…
さよならの、最高の、サタデーナイトLIVE。


フロアもステージも最後の熱い熱い盛り上がり!
「ダンスダンス」に「花鳥風月」
そして「マボロシ」に…
思い出を手繰り寄せて、引き戻して、そしてすべてをこのまま封じ込めてしまいたかった、最高に熱いプレイ。
…ずるいな。こんなLIVE見せられちゃったら、また未練が頭を持ち上げちゃうじゃないの。ずるいよ!

「今日はアンコールはやりません。なんかさー、これで終わりです!って言った後に、また出てくるなんてカッコ悪いじゃん!
やりきって終わりにします。」とさっぱりした笑顔で言った小川さん。
「じゃ、最後の曲。ここは宇都宮なんで。俺達は宇都宮のバンドなんで。
宇都宮のROCKの曲です!」
もちろん曲は、「君とYOZORAとヤイヤイイェ」
ああ!良い曲だなあ。
世界中でいちばん、メガネビジョンに相応しい曲だな。
楽しくて、楽しくて、楽しすぎて涙がちょっとだけ流れた…。

「あと1曲あった!ラスト!「交差点」!」
熱いLIVEが終る。
最後まで笑顔にあふれて、最後まで気持ち良く、最後まで楽しく爽快にLIVEが終る。
ここにいられて良かった。
メガネビジョンを知ることができて良かった。
心底、そう思う…。

…良いLIVEでした。ホントに良いLIVEでした。


LIVEの後は、賑わう最後の物販。
なごやかにいつまでも続くメンバーとファンのお喋り。
お別れがやっぱり寂しくてなかなか立ち去れない私達。
メンバーの笑顔に甘えてまたもサインのおねだり。

必ず、またきっとどこかで再会を約束して、宇都宮を後に新幹線で帰京。
良い1日を過ごして来ましたよ。ホントに!


またね、きっとどこかでね。約束だからね。