はなは騒ぎの責任を取るため本多校長に退職願を出した。
しかし、本多校長に「ひと月で辞める教師がどこにいる!」と一喝され
はなは辞めずに済んだ。朝市君の話によると「子どもたちがはな先生を辞めさせないで
くれと校長に頼んだ」というのだ。よかったねはな。
ようやくはなも先生らしくなったある日一通の手紙が届く。
それは、遠い親戚にあずけられたたえちゃんからだ。 たえちゃんが寂しい思いを
しているのを知り、はなはたえちゃんのために童話を書くことにしたのだが
どこに送っていいかわからない。そこで朝市君が雑誌への投稿をはなに進める。
朝市君ナイスアイディア。 そして完成した童話。しっかり花子の名前を書いて
嬉しそうなはなと朝市君。 一方蓮子は福岡で苦労の日々を送っていた。
はなが教師になって1か月が過ぎた。少しずつ先生らしくなってきたはな。
だが気がかりなことが一つ。しばらく欠席が続くたえちゃんのことだ。
本多校長によるとたえちゃんは親戚の家にもらわれていくとのこと。
たえちゃんのことを案じながら、帰宅するとたえちゃんが待っていた。
はなに最後の別れの挨拶にきたたえちゃん。自分には想像の翼があるから大丈夫と
強がるたえちゃんを見てふじさんは夕食に誘った。おやゆび姫の絵本を
キラキラした表情に見るたえちゃんに、はなの家族は小さいころのはなの姿を
重ね合わせた。はなはたえちゃんを教会の図書室に誘った。
昔、朝市君がはなを誘ったように、たえちゃんへ花むけだったのだが
それが大変な大事に・・・ 朝市君は本多校長にはなを許してやってくれと頭を下げた。
朝市君ははなのたえちゃんへの気持ちをわかっていた。
確かにはなのしたことはよくない。だがたえちゃんのためにはなが出来ることだったのでは
と私は思う。
卒業後のはなの就職口が決まった。朝市君のおかげで小学校の代用教員をすることに
なった。 よかったねはな。 醍醐さんが結婚を辞めた?何で?・・・
醍醐さんははなのおかげで、出版社に就職が決まった。
持つべきものはやはり友達なんだとしみじみ思う。
卒業をまじかに控え、富山先生からはなはブラックバーン校長のスピーチを
通訳する大役を命じられ緊張を隠せない。これは富山先生のはなへの花むけである。
いよいよ本番。緊張しながらも立派に通訳をするはな。
ブラックバーン校長の生徒への気持ちが出ていて通訳は完璧だった。
最後に富山先生に言葉をかけられたし、何よりも白鳥さんから言葉をかけられた
のにびっくり、さらに白鳥さんが山梨出身とは・・・・
白鳥さんの温かさに凄く感動した。 はな卒業おめでとう・・・・
次週 先生編・・・
かよちゃんを東京に迎えに来たふじさんは、久しぶりにはなとかよちゃんの三人で
布団を並べる。ふじさんははなに「東京で頑張れ、かよのことを頼む」と伝える。
しかしそれは本心ではなかった。ふじさんははなが卒業したら甲府に帰ってくるのを
楽しみにしていた。それを知っていたももちゃんはふじさんが送らずにいたはがきを
はなに送った。はがきを見たときふじさんの気持ちを感じていたのだろういや
もっと前に感じていた。はなは面接の結果。出版社に合格したが両親が賛成している
ことと嘘をついていたことを詫び辞退した。
今日の村岡さん。相変わらずとんちんかんだが、温かさを感じた。
かよちゃん、辛かったね・しんどかったね・よくここまで辛抱したね。
かよちゃんは今まで友達の支えがあったからこそ辛抱できた。
しかし、友達が病気で帰されてしまい支えを失ってしまった。
自分のようになる前にここから逃げろ。友達がかよちゃんのことを思って
言った言葉だ。かよちゃんは東京で仕事を探すという。はなはかよちゃんの
ために東京で仕事を探そうと決意した。 一方茂木先生から電報をもらった
安藤家では、誰がかよちゃんを迎えに行くかという話になり、なんと
ふじさんが行くことになった。徳丸から汽車賃を借り、ふじさんは東京へ・・・
徳丸はふじさんに気があるみたいだが、ふじさんはそんな気はないと思う。
ふじさんは、はなとかよちゃんに甲府に帰ってきてほしい。
しかし、2人が東京で仕事を見つけると聞いて、顔で笑っていても気持ちは
寂しいと私は感じた。続きは明日。
何でも言いあえるのが友達なんだが、時には言えないこともあるのではないかと思う。
はなと蓮子の関係もそんな感じなのだろうと思う。蓮子は心にもない悪態をはなに
ついた。一件元の蓮子に戻ってしまったように感じるが、一番辛かったのは
蓮子だと私は思う。蓮子の部屋にそっと置いたはなへの手紙には、蓮子の
本当の気持ちが書いてあることと思う。それにはながいつ気づくかと見ていたが
気づかなかったようだ。はな手紙~とテレビに叫びそうになった私・・・
披露宴のお祭り騒ぎにはびっくり・・・・
蓮子の婚約報道に衝撃を受けたはなは蓮子の部屋に向うが、蓮子の姿はなかった。
いても立ってもいられないはなは、ブラックバーン校長に外出許可を申し出るが
校長に断られる。そりゃあ当然だ。今のはなは冷静さを失っている。
冷静でいろというのは無理かも知れないが・・・・・
記者を蹴散らした茂木先生。普段は温厚な茂木先生もいざとなれば怖い・・・
はなは葉山邸にいったが、記者に囲まれ警察に保護されて蓮子に会えなかった。
本当の蓮子の気持ちをわかっている人が甲府にいた。
ふじさんは、あの時蓮子は覚悟を決めていたと感じていた。
吉太郎の初恋も終わってしまった。
蓮子が寄宿舎にいるのを聞いて駆けつけたはな。蓮子に怒りをぶつけるのが
真実をはなは知らない。友達だからこそ言えないこともあるのではないかと私は思う。
晶貴から、葉山家を救うため見合いをしてくれと懇願され、絶句する蓮子。
さんざん今まで蓮子を罵倒しておいて、困ったときに頭を下げるとは
ちょっとむしのいい話では・・ まずは今までのことを心から蓮子に詫びることが
筋ではないのかい? その頃出版社では、その日入稿予定の原稿が燃えてしまうという
アクシデントが起きた。社員たちが途方に暮れる中、はなが翻訳を買って出る。
だが、肝心の英和辞典は持ち出されていて、英治は修和女学校の辞書を借りようと
飛び出していく。ちょっと待て?修和女学校って男子禁制だろう。
はな、最初に言わなきゃ、緊急事態だから忘れてしまったようだが
英治は、白鳥さんに投げ飛ばされもう少しで警察に突き出されるところだった。
白鳥さんまずは事情ぐらいは聴いてあげてください・・・
翻訳は無事に終わり、はなは編集長から給料をもらった。
尚編集長は富山先生にプロポーズを断れたそうだ・・・・・・
その頃蓮子は見合いをしていた。続きは明日。