はなと蓮子は、お互いのことを「はなちゃん」「蓮さま」と呼び合う仲になっていた。
そんな折はなは茂木先生の紹介で、梶原が編集長を務める出版社でアルバイトをはじめる。
皆から「小間使い」と言われたり、慣れない仕事に戸惑っているはな。
特に電話を取るのははじめてのはな。しかたないよ見たことも触ったこともないのだから・・・
徐々になれればいいさ。 休憩時間に書棚の一番上の大きな英和辞典を取ろうと四苦八苦
していると一人の男が近づいて来る。印刷会社に勤める村岡英治。これがのちに夫になる
英治との最初の出会いだった。一方蓮子にまたお見合いの話が、もちろん蓮子は断った。
伯爵も懲りない人だ。しかし今の蓮子には何でも言える腹心の友はながいる。
ある日、はなと醍醐たちは富山先生が男とあっているのを目撃する。
その男とは編集長の梶原だった。富山先生と梶原の関係も気になる今週。