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『防災対策庁舎』震災のモニュメント

2021-03-12 | 東日本大震災・脱原発・福島・宮城・三陸
震災のモニュメントとしての震災遺構の役割として残すかどうか、いくつかの被災建築物候補があった。
その一つあの防災対策庁舎には、保存を求める強い声があり、当初は保存する予定だったが、2013年9月に南三陸町長は「残すとなると、庁舎の存在が復興事業の支障になる」「遺構の保存は、小さな町には荷が重すぎる」と述べ、「この災害を忘れないためにもモニュメントとして残したい」という保存する意向を撤廃した。故に解体されることになり、2013年度中に解体される予定だった。だが、色々の後紆余曲折を経て。、2015年6月30日、南三陸町民のパブリックコメントの結果(保存賛成6割)及び町議会での請願(保存)の全会一致での採択もあって、町長は県有化を受け入れることを表明した。
これで、防災対策庁舎は、一応2031年まで宮城県が管理(保存)するということで決着をみた。












周辺には、人家がびっしりと在ったところだが、ご覧の通りすべて流され,
家の土台だけが残っている。遠くに庁舎が見える。

2013年4月撮影