冬の里山トレイルライド

ここのところ週末は舗装路、しかも都会のアスファルトなどを生意気に走っていた。
しかしいくら細めのスリックタイヤを履かせているとはいえ、ＭＴＢで舗装路を走りながらずっと小さな疑問符が頭のあちこちを行ったり来たりしていたのだ。
そして今朝、再びブロックタイヤに交換したゲイリーフィッシャーで埼玉のとある里山へと行って来た。
すっかり葉の落ちたシングルトラックは落ち葉の絨毯のようで走りやすく、寒いながらも快適である。マウンテンバイク本来の走り方を再認識できる。

しかしトレイルライドは快適ばかりが続くワケではない。暫く走ると木の根が出ている急斜面になった。

山ではシートを２センチほど下げる

こういう時はすぐに「押し」だ。何せ一人で山に入っているので万が一怪我をしても助けを呼べない。
そう思いながら斜面を下り担いで沢を渡っていると一人の老人が散歩していた。挨拶をしてすれちがう。再び押したり漕いだりしていると一面落ち葉が敷き詰められた場所に出た。

周囲には木々が密集しているが、何故かそこだけ空いていてちょっとした広場のようになっていた。少し休んでいると先ほどの老人が引き返して来た。再び会釈をして別れる。

少し道を下って行くと粗末ではあるが舗装路に出た。街はもうすぐのようだ。
やっぱり山は楽しいなぁ。

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