ドイツに数年住んで最近日本に帰った教会員にドイツにおける末日聖徒の教会について聞いてみた。すると、ドイツにおける教会の状況は日本に大変よく似ているということであった。
どのような面でそうなのかと言うと、このところもう何年も改宗者がいないことと、集会の出席者数が漸減の方向にあるということであった。ただ、日本と同じで古いベテランが留まっていて献身的であること、若い世代でも信仰熱心な人がいる、と話してくれた。現在大管長会にウークトドルフ副管長がいることをドイツの教会員は誇りにしているという。(高槻ワードの土田けんせい兄弟から3/10聞いた。)
インターネット上の情報源 Cumorah.com によれば、ドイツにおける統計は過去20年間ユニット数は途中増減があったものの、175で推移し、会員数も横ばいで現在37,159人 そのうち活発会員数は 11,147人である。1ユニットあたり活発会員数は63人。伝道部4、神殿2つ、ステーク部14である。活発な会員は献身的であるが、大きな問題は不活発率の高さである、と現状を解説している。(統計は2008年現在。2013.3.12アクセス)。
(なお、日本の数字はユニット数 294, 会員数 122,442人、活発会員数 24,488人、1ユニット当たり活発会員数 83人[計算上はそうなる、NJ], 伝道部 7, 神殿 2, ステーク 30。日本の問題は、一見会員数が大きい印象を与えるが、活発率が著しく低い点である。教会に通う習慣がなく、宗教色が極めて薄い環境でバプテスマを押し気味に勧める伝道方式が合わない、男性はアロン神権を受けて大神権に進む率が17%と低いことが指摘されている。(統計2008年現在。2013.3.12アクセス))
ドイツと日本は共に先進国で物質的に富み、精神的に現代化と世俗化の先端にあって、宗教が後退している。大変よく似た状況にあることが分かる。教勢の規模から言えば、日本はドイツの倍くらいになるが、活発率においてまた副管長や使徒を輩出しているドイツに比べると大きな差がある。
[追記]
I've been living in Europe for the last 12 years, but I have seen very few converts, which makes me wonder what Oaks means when he says, "and they (the missionaries) are pushing the work forward in the Europe area in a very impressive way.” ..Bret Pobanz, The Mormon Hub, 2014/02/25
I left Belgium over 40 years ago. I go back at least once a year to visit my mother. The Liege Branch is smaller, not bigger and 3 branches in nearby towns were eliminated about 10 years ago. Two had their own stand alone chapels. Wishful thinking on Oaks' part...Martine Dirick Smith, The Mormon Hub, 2014/02/25
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