「驟雨」と書くと、どうしても吉行淳之介の作品を思い出してしまいます。粋な大人の小説?
とはいえ、昨日から今日にかけての驟雨は、何度も襲来して窓の開け閉めを強制する面倒なもの。
暑い季節、家の中は、できるだけ風通しが良いように、窓を開け放してあります。にわか雨がやって来るとあわてて閉めてまわることに。いうまでもなく、吹き降りの雨が室内を濡らさないようにするためです。
で、雨が通り過ぎると、今度はまた開けてまわります。熱気が家の中にこもらないように。
そうして窓を開け放すと、外から涼しい空気が部屋の中に流れ込んでくる。それを感じながら、じっと窓辺に立っている時間が好きです。
体を撫でてゆく冷気。どこからか聞こえるしずくの音。雨の騒音が絶え、外の景色がまたもとの光をとりもどしてゆく。
吉行淳之介が描いたような男と女ドラマがどこかでひっそりと進行しているような気もしてきます。
庭のコンテナに植えたばかりのブロッコリーの苗が何者かに齧られ、数少ない葉っぱが落ちてしまいました。
虫か鳥のしわざだと思えますが、今回はどうやら鳥のような気が。
さっそくネットで覆い、被害が拡大するのを予防。
しかし、苗は改めて買い求めるのがいいのかも。少し様子を見てみます。