ああ、たるたる人生  -スペイン版ー

素晴らしい、たるたるな日々のつぶやきを。現在、アンダルシア新婚&育児生活編。

働きマヌちゃん

2007年01月17日 | 新婚生活
マヌちゃん、今のとこ家庭教師&塾の先生をしながらあたしとベビーを養ってくれてます。以前は家庭教師がメインだったんだけど、最近は塾がメインに近くなってきました。

おもに働いてる塾はできたてぴかぴかのアカデミーで、たぶんマヌちゃんが一番最初に採用された先生。オーナーのボスはまだ20代後半くらいの若いお兄ちゃんで、なかなかの苦労人らしく、彼女のご両親の援助かなんかでやっとこ起業したらしい。で、アカデミーの経営から電話番、お掃除まで一人でやってるそう。

このボスはマヌちゃんの家庭の事情(大黒柱ってことね)も知ってて、仕事をどんどん回してくれるらしい。休憩時間におしゃべりしたり、お茶のみに行ったり、気もあうようで、仲良くしてるそうです。

なんてったってオープンしたてのアカデミーだからはじめは先生はもちろん生徒もいなかったのだけど、試験も近づいてきたことでお仕事が急増!今週からマヌちゃん、今までじゃありえないすごいスケジュールで働いてます。

朝は8時前にうちを出て仕事へ。授業は朝の9時から始まり、最後の授業は夜の10時まで。で、うちに帰ってくるのは夜の11時。。。途中数時間の空き時間はあるにせよ、ほぼ一日アカデミーにいりびたり。マヌちゃん、専業の先生じゃん!

昨日はお昼ご飯も外で食べてました。今日はお昼に3時間空きがあったので、ご飯を食べに帰ってきました。けど通勤&帰宅時間がかかるので、実質うちにいた時間は1時間ほど。午後は3時から10時までぶっ続けで授業だそうです。

アカデミーの対象生徒は大学生なので、マヌちゃんより年上の生徒もたくさん。(マヌちゃんと一緒に最短の5年で物理学科を卒業した子は、入学時の1割以下!日本と違って卒業するのは大変なのです。)だけど生徒はマヌちゃんをTU(タメ語)じゃなくてUSTED(敬語)でしゃべってくるらしい。気持ち悪いからもちろんすぐやめてもらうらしいけど、「へんなのー!」と笑ってました。さらに若い生徒には20代後半と思われてたらしく、23歳というとむちゃくちゃびびられたそう。

きっとりっぱに先生、してるんでしょうね。


家庭教師と違って、生徒の授業料はアカデミーとわけっこなので、グループクラスじゃないと正直時給はよい、とはいえない。ってかかなり低い。しかもまだ生徒数が少ないのでほとんどが個人授業。

けれど同じところにとどまってぶっ続けに働けるから、たとえ時給が低くても働きやすいそう。そりゃそうだよね。以前は一日外ではたらいでも、できるクラスは限りあり。家庭教師を頼む人ってみんな郊外にすんでいて、グラナダはちっちゃいとはいえ家から家にわたるのに一時間はかかる。なのでひょっとすると移動時間のほうが多い、ってこともあったわけです。

一方アカデミーなら動かずにたくさんのクラスを持てる、しかもオーナーもいい人というわけでマヌちゃん的には満足な様子。これに加えてアカデミーの授業が少ない曜日に家庭教師の仕事もいれてます。

こんなに忙しいのは試験前だからなので、続いてせいぜい一月だろう、とのこと。これが過ぎればどれかの奨学金が入ってくる、または決まるはずだから(お願い!)少しは楽になるかな。

そんなパパを応援してるのか、昨日の夜マヌちゃんがあたしのおなかに手を置いてるときにベビーがうににーっと動いてくれました!マヌちゃんうにー胎動初体験!ちょっと感動したようです。マヌちゃんががんばってくれてるあいだにベビーもすくすく育ってくれてます。いやいや、我が家の男子たちは頼もしいね。

今月末には大学院の集中講座もあって、一週間マヌちゃんはセビージャへ。ああ、いそがしい、ああ、いそがしい。がんばれマヌちゃん!