ヒメナミキの花が、浮島ヶ原自然公園で咲いています。
湿原に生えるタツナミソウの仲間です。小さくてかわいい花なので、注意して見ないと見逃してしまいますね。
アップにしてみました。
こんな形の花を「唇形花」といいます。
こんな花をつけるのは、シソ科の特徴。シソの仲間なんですね。
正面から。
なかなかおもしろい形です。
ヒメナミキは、田んぼのあぜなどに生え、まわりの植物にもたれかかるようにして成長します。
常に湿った所を好む田んぼの雑草です。
近年、田んぼが乾田化してきて、生育する場所が減っています。
そのため、環境省のランクはないですが、24の都府県で絶滅危惧種になっています。
静岡県では、絶滅危惧II類です。
目立たない植物ですが、いつまでも残っていくといいなと思います。