電気羊に旅を

「東南アジア一人旅32日」からブログタイトルを変更。東南アジア・中国・ネパール・インドの旅日記あり。南米ネタを公開中

2006年3月6日(月) 「やっと会えたね」

2011年03月06日 | '06南米旅行記
南米チリ・プエルト・ナタレス
6:50AM起床、早速着替えて、昨日閉まっていてチケットを買えなかったバス会社PACHECOへ。
プンタアレーナス行きの10:00AM発のチケットを購入(3000Cペソ)。帰れるかどうか不安だったが、これで安心。宿に戻る。

南米チリ・プエルト・ナタレス
朝食をとり、部屋でまったり過ごす。

9:45AM、チェックアウト。おじいちゃんが対応、無骨な感じの人だが、ちゃんと出るときドアを開けてくれたし、少しだけ笑顔を見せてくれて「チャオ」と言ってくれた。なかなか感じのいい宿だったな。

バスの質は、良くもなく悪くもなく。景色が単調で退屈なので、ずっと「何でも見てやろう」を読み続ける。
今回もプンタアレーナスの町に行くことなく直接空港へ行く。それほど見るものもない町だから、一端町に降りて散策し再び空港行きのバスを探して・・・なんてのはメンドクサイから別に行かなくていいのだ。

南米チリ
9:20AM空港に到着。
ほとんど人気のない空港の待合ロビーでノーパソで日記を書いたりして過ごす。

南米チリ

南米チリ
毎度思うことだが、南米ではフライト時間ギリギリに搭乗を開始する。本当にこのゲートで待っていて良かったんだろうかなどと途中で心配になる。同じようにそわそわしている人の手に持っているチケットをチラ見して安心する。

南米チリ
4:25PMフライト。
さっそくサンドイッチの機内食。隣のおばあちゃんが、ドリンクとかの受け渡しを手伝ってくれたり。
機内食を食べ始めようとしたときに、乱気流(?)に巻き込まれ、機体がむちゃくちゃ揺れる。慌ててドリンクを飲み半分以下に減らしたのだが、それでも思いっきりこぼれた(机の上に広がっただけ)。機内食を配っていたアテンダントも慌てて退却。結構長い時間ゆれまくり。これだけのは初めてで結構ドキドキした。
サンドイッチはよいのだが、デザートのケーキ(?)が微妙な味。

6:30PM、プエルトモンに到着。
ここで数人の乗客が降りたり乗り込んだり。前の席に座っていた女の子がむちゃくちゃかわいかった。加藤ローサをさらに外人顔にした感じ。しばらく目で追ってしまう。

南米チリ
7:00PMフライト。
行きにパタゴニアに向かったときと同様、もう一度機内食が出る、同様にまたサンドイッチ。デザートはスポンジに生クリームがはさんであって上面にチョコレートが塗ってあるようなケーキ。しかしチョコが日本のこしあんを少し混ぜたような味。どうやったらこんなイマイチなケーキを作れるのだろうか。やはりケーキは日本のものが美味いなぁ。

南米チリ・サンチアゴ
夕日がちょうど沈んだ8:30PM頃、サンティアゴの空港に到着。日が少しパタゴニアより短くなっているのを実感する。
荷物を回収しロビーに出ると、出口にTAXの札を持った男がわんさか声をかけてくる。早歩きで無視して突き抜ける。
明日からのイースター島のためにドルの現金を作るため両替所へ。ペルーではドルキャッシュの引き出しが可能だったのに、ここチリでは出来なかったので(旅も終わりなのでお金を余らすならドルが良かったので)T/C100ドル分を現金化するつもりだった。
しかし両替所に行くと、チリペソにしか交換できないという。1USD=500Cペソと言う。むちゃくちゃレート悪い。これからイースター島行くから現金が必要なんだとしつこくアピールする。

そうこうしていたら、なにやら男が隣に来て、流暢な英語で話しかけてきた。状況を把握しカウンターの男にスペイン語でなにやら説明。カウンターの男はわかったという顔で計算をしだした。
その間 男は「どこから来た?日本か?」「名前は?」「どこのホテルに行くのか?」などと質問してくる。
空港の出口で親切に話しかけてくる男は信用できないというのは今までの旅で学んでいた。笑顔は優しげで親切な印象だがこのパターンは怪しい。名前を聞かれても「シークレットだ」と言っておく、ホテルは決まっていないと言うのも変なので、LosHeroes駅のそばと適当に答えた。
両替のカウンターの男が出した紙には100USD(T/C)=91USD(現金)だと。ばかばかしい。これならATMで直接好きなだけ引き出したほうがましだろう(実際ATMがどれくらいの変換率かは分からないが・・・)。両替は諦める。

カバンにT/Cを仕舞っている間、男は「俺には日本人の友達がいる、彼の名前はユウタ・カリヤだ」、うーん、日本人の友達がいるということで安心感をもたせようということだな、典型的な詐欺師のパターンではないか。どうせそのユウタ・カリヤという名前も今回のように「名前は?」という質問に正直に答えた日本人なのだろう。

適当にあしらって足早に出口に向かうと、案の定男が後ろからついてきて「どうやって町まで行くのか」など質問してくる。バスだと答えながら早歩きで外へ。
ちなみに空港から市内には3つの交通手段がある。タクシー(セントロまでUS19ドル程度、多分 選択を失敗するともっと高くなるだろう)・ミニバス(セントロまで3700Cペソ、ホテルの前まで行ってくれる)・空港バス(1100CペソLosHeroes駅まで運行のCentropuerto 1300Cペソ モネダ宮殿まで運行のTurBUS)。
さっき両替所に行く前に空港の外をチラッと見たときにCentropuertoの文字が書かれたバスを見つけていたので、確信を持って外へでる。

出口を出ると目の前にTurBUSが止まっていた。すかさず後ろから男が「これは○○(←なにか市の中心地っぽいことを言っていた様な気がする)に行ってしまうのでこれじゃ駅に行けないぞ」と言っている。やはりなんとか自分のタクシーか何かに乗せようと試みているのが分かる。
しかしばっちりのタイミングでそのバスの後ろにCentropuertoと書かれたバスが到着。助手が降りてきたので、すかさず近寄り彼にLosHeroes駅に行くか確認し乗り込む。いつのまにかさっきの男はいなくなっていた。

初めての東南アジアの旅のインドネシア・ジャカルタで、白タクにボラれた授業料が役に立っている。まぁ、今回のように、自分がある程度元気な時(夜行や長時間移動の時は冷静に判断できないが)で しかもサンチアゴの町を歩いたことがあるのでなんとなくシステムが把握しているので、冷静に判断できる・・・そういう場合、こういうやり取りはかえって楽しかったりする。

10分ほど車内で待っただろうか、座席が7割ほど埋まった状態で9:20PMバスが出発。
地下鉄の駅の通りを走っていくので、目立つ地下鉄の入口の看板で自分の位置が把握しやすい。やはり先進国は移動に関しては分かりやすくて安心、なんの問題も起きない。

LosHeroes駅で終点。
地理は把握しているので、ミニスーパーで水1.5リットルと缶ビール350mlを購入(910Cペソ)。ユースホステルに向かう。

チェックインして部屋に荷物を置き、すぐにTVルームへ。
実は、まったくの偶然でワンワールドのチケットで世界一周中のブログ友達のえりりんさんと同じイースター島のフライトが一緒だったのが、南米に旅立つ直前に発覚したので、前回にここのユースに泊まり、パタゴニアのチケットを購入した後「今日の10:00PM このホテルのTVルームで待ち合わせをしよう」というメールを送っていた。しかも、ほぼ予定通りの10:05PM宿に到着したのだが・・・。
しかし、行ってみるが彼女はいない。一階のインターネットルームやBARスペースにもいない。ヘッドホンをしてやる気のないフロントの兄ちゃんにえりりんさんの名前をいうとしぶしぶパソコンで確認してくれる。
201号室に泊まっていることが分かったので、そこに行ってみるがいない。部屋にいたヨーロピアンの女性にメモを渡しておく。

しょうがないのでシャワーを浴び、TVルームでノーパソで写真整理などをしながら待つ。

11:20PM頃だったか、日本人女性が部屋に入ってきた。こちらは彼女の顔を分かっていたし、こっちもアジア人はこの部屋に自分しかいなかったのですぐにお互いが名前をいいあう。
自分の第一声が「やっと会えたね」、俺は辻仁成か。
実は1階のBARで外国人と一緒に飲んでいたらしいが、僕がその一団全員外国人だと思ったのか気づかなかった。まあいいや。

いろいろ会話。彼女は南米のペルー・ボリビア・チリとずっとある高いツアーに参加していたのだが、スイス人の彼氏ができたらしい。ブログの文から受ける彼女の印象を考えれば、そういうことになるのだろうなぁということは予想していたが案の定。

ここの部屋が12:00PMに閉まるので廊下へ。そこで話していると階段を上がってくる日本人の女の子が。ジュンちゃんといってえりりんさんとメキシコで会っていたらしい。ジェスチャーを交えて会話する子で見ているだけで面白い。彼女は現地で安いイースター島のチケットを購入したようでちょうど明日同じフライト。3人で行くことに、楽しくなりそうだ。
ここで1時間くらい話し続け、遅いので明日の朝の待ち合わせの時間を確認し、就寝。



※1チリペソ=0.2円として計算
※1AP(アルゼンチンペソ)=39円として計算
※注)2011年にブログを更新してますが、コレは2006年の南米旅行記です。


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