「21世紀の資本」を買って読み始めたのが1月末。
毎日ちまちま読んできたのにこんなにかかってしまいました。ああがっつり。
デモ実はもっっっと手こずるかと思っていたんだ、私は大学も出ていないし経済のこともさっぱりわからないおばさんだからさ!
確かに大変重たい(物理的に)本だし資料みっちみちだから大変な本なんだけど、もうれつにありがたかったのは文章がほんとうに平明でちゃんと「読める本」だったことです!
そこからかい!と言う勿れ。
よくあるじゃん「初心者のためのパソコンの本」とか言うくせにいきなり全編カタカナの羅列で標準語が喋れない人の本!はたまた「今日からわかる易しい哲学」とか言いながら1ページ以上センテンスが途切れない残念な本!!
あとよくある経済指南の本と違うのは、ノウハウ本じゃないことだよね!お金を稼ぐために経済を勉強しようっていう畑じゃなくて、どっちかというと公民の教科書のような。(実際教科書がこんなにごん太だったら泣くけど)
多分広い意味ではこれって「本気で経済を考えるために15年かけて300年分の数字を集めてきました!使い道は自由だけど私はこんな感じで使ったYO!」って感じの資料本なんじゃないかと。
この資料はピケティさん一人じゃなく沢山の人が協力して集めたものの集大成で、長い前書きでそのメンバーについてずいぶんながなが書いてあるなと思ったら、後あと出てきた資料がほんとに膨大なのでびっくりしました。
個人的に300年分のデータのまとめと現状の基本・問題提起が書いてある1章から6章までを読むのが、シロウトにはしんどかった。ノートとっても何度か読み返さないと頭に入らなくってSA!
(でもシロウトでも歯がたたない内容じゃなかったのがありがたかったのよ。ヘビィだけどヘコムツカしくはないというか。)
それでも、こういうデータは為政者向けだけじゃなくて
「現状が非常に切羽詰っているのに、それを説明し対処をするための手段を持たない人」
にも、現状を示す数値を提供するものにもなるから、出来るだけいろんな人がこういうデータを手にして、何かしらの判断の参考にしてほしい、本の後半は前半の資料に基づいたピケティさんの研究発表だけど、この後半部分に関してはそれぞれの個人がもっと発信していっていいってアツく語っているところが、とても好感触だったのだ。なんか研究屋さんじゃなくて先生らしくてな!
とにかく「たくさんの人が考えることに参加して欲しい」というメッセージは本の中に何度も出てきて、本に収めた資料も地域・精度ともにまだまだ未完成だから、これからもっと積み上げていきたいとな。
おばさん的感想。
学ぶことが多すぎてものすごい煌いているのと全然消化できなくてまだ読み返さなくちゃ!なかたまりがあってナニですが!とりあえずメモメモ。
前世紀の大戦あたりをきっかけに生まれた「中流」層、隷属するほど貧しくなくてトップのひとかけらのような権力者でもない、私にとっては「普通の人」層がこんなに特殊なバランスの上に生まれたものとは思いもつきませんでした。
でも思えばこの層が増えたことで、積極的な経済活動や技術開発が進んできたんだよね?でもってこのバランスを維持するためには成り行き任せの資本主義にしないで自覚的に調整を続けていかないと!ってことでピケティさんの色々な提案にいたる訳だね。
こういう提案はこの先いろんな人がしていくんだろうけれど、この本はその考えるフィールドをひたすら頑張って開墾・整地してくれたってところがとても意義深いと思った次第。
毎日ちまちま読んできたのにこんなにかかってしまいました。ああがっつり。
デモ実はもっっっと手こずるかと思っていたんだ、私は大学も出ていないし経済のこともさっぱりわからないおばさんだからさ!
確かに大変重たい(物理的に)本だし資料みっちみちだから大変な本なんだけど、もうれつにありがたかったのは文章がほんとうに平明でちゃんと「読める本」だったことです!
そこからかい!と言う勿れ。
よくあるじゃん「初心者のためのパソコンの本」とか言うくせにいきなり全編カタカナの羅列で標準語が喋れない人の本!はたまた「今日からわかる易しい哲学」とか言いながら1ページ以上センテンスが途切れない残念な本!!
あとよくある経済指南の本と違うのは、ノウハウ本じゃないことだよね!お金を稼ぐために経済を勉強しようっていう畑じゃなくて、どっちかというと公民の教科書のような。(実際教科書がこんなにごん太だったら泣くけど)
多分広い意味ではこれって「本気で経済を考えるために15年かけて300年分の数字を集めてきました!使い道は自由だけど私はこんな感じで使ったYO!」って感じの資料本なんじゃないかと。
この資料はピケティさん一人じゃなく沢山の人が協力して集めたものの集大成で、長い前書きでそのメンバーについてずいぶんながなが書いてあるなと思ったら、後あと出てきた資料がほんとに膨大なのでびっくりしました。
個人的に300年分のデータのまとめと現状の基本・問題提起が書いてある1章から6章までを読むのが、シロウトにはしんどかった。ノートとっても何度か読み返さないと頭に入らなくってSA!
(でもシロウトでも歯がたたない内容じゃなかったのがありがたかったのよ。ヘビィだけどヘコムツカしくはないというか。)
それでも、こういうデータは為政者向けだけじゃなくて
「現状が非常に切羽詰っているのに、それを説明し対処をするための手段を持たない人」
にも、現状を示す数値を提供するものにもなるから、出来るだけいろんな人がこういうデータを手にして、何かしらの判断の参考にしてほしい、本の後半は前半の資料に基づいたピケティさんの研究発表だけど、この後半部分に関してはそれぞれの個人がもっと発信していっていいってアツく語っているところが、とても好感触だったのだ。なんか研究屋さんじゃなくて先生らしくてな!
とにかく「たくさんの人が考えることに参加して欲しい」というメッセージは本の中に何度も出てきて、本に収めた資料も地域・精度ともにまだまだ未完成だから、これからもっと積み上げていきたいとな。
おばさん的感想。
学ぶことが多すぎてものすごい煌いているのと全然消化できなくてまだ読み返さなくちゃ!なかたまりがあってナニですが!とりあえずメモメモ。
前世紀の大戦あたりをきっかけに生まれた「中流」層、隷属するほど貧しくなくてトップのひとかけらのような権力者でもない、私にとっては「普通の人」層がこんなに特殊なバランスの上に生まれたものとは思いもつきませんでした。
でも思えばこの層が増えたことで、積極的な経済活動や技術開発が進んできたんだよね?でもってこのバランスを維持するためには成り行き任せの資本主義にしないで自覚的に調整を続けていかないと!ってことでピケティさんの色々な提案にいたる訳だね。
こういう提案はこの先いろんな人がしていくんだろうけれど、この本はその考えるフィールドをひたすら頑張って開墾・整地してくれたってところがとても意義深いと思った次第。
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