のそのそ日記

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募金箱

2019-06-03 17:43:00 | ノンジャンル
 今日コーヒー屋さんに入って会計をするとき、レジの隣の募金箱が置いてあって、総務省とNPOの名前の書いてある紙の箱なんだけど、貧困家庭の食料支援の募金箱だったのね。
 それで、お上は貧困家庭がけっこうな割合であるのをわかっていてそれを支えているのが善意の個人の努力であって、まあその維持のための募金集めに協力してもいいってスタンスなんだなと思ったんだ。
 でもそれって仕事の放棄じゃね?本来なら貧困家庭がこんなに広がらないように税制なり労働者保護のレベルを上げるのが政府の仕事であって、それが成されなかったせいで生活できなくなっている人を助ける善意の活動家にガンバレっていうのは、どの口が言うんだって話なのでは。

 ついでに時給の最低賃金が1000円を超えたら中小企業の多くは破産すると日本商工会議所のエラい人が声明を出したその隣で、日本で生活するのには最低時給1650円が必要って結果が出たニュースをみてて、私は経済のことぜんぜん勉強してない門外漢だけど、それって日本野経済がもう破綻してるってことなんじゃないの?ちがうの?
 たんに今まで積み上げてきた資産が各家庭に残っているってだけで、それを取り崩している世帯は多いよね、でもいままさに国内で動いている経済活動の規模ってどんなもんなの?びっくりするほど少なくても納得しそうなんだけど。

 貧困家庭のために活動をしているボランティアの人たちの熱意誠意はすばらしい、だけどそれでお上が国民の安全と健康を守る努力を放棄してもいいってことにはならないやろ、と箱を見てもやっと感じた次第。暗くてすまん。
コメント
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