のそのそ日記

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今週ばかりは

2015-09-16 18:41:00 | ノンジャンル
 しばらく前に問題になったオスプレイ導入、最新機で開発費てんこもりな1機100億円以上する機体を、日本の税金で買うというのはどうなんだろうと思ったけれど、機体の安全性がとかどこに配置されるのかがさんざん問題になった割に、なんで基本的に「買う」事には批判が出ないんだろうというのが不思議だった。
 昔は毎年問題になってた「日本の防衛費はGNP1%以内に納める」って枠を取っ払ったから、売り手の「新製品を買って」依頼が断れなくなったからなんだろうな。
 アメリカの空軍だって、最新鋭とはいえ安全性に問題があって開発に半世紀近くかかったせいででら高価な機体を買うのは2の足を踏むだろうさー。でも作ったからには売れないと困る、だから「選挙に影響のない地域」の日本の基地で買ってもらうことにしたんだろうな。
 アメリカは国家として自国の軍事産業を守りたいけれど、自腹を切って性能のあやしい機体にお金を払うのは嫌だったんだろう。それは軍事力のイニシアチブを持っている国の権利ってことなのかな、やな話だけど。

 同じことが安保の縛りが解かれた法案が通った場合、やっぱりまかり通ってしまうと思うのよ、次はお金じゃなくて人間の面で。
 この情報化の時代、米軍もやっぱり兵隊集めには苦労しているって聞いたんだけど、ゴリ押ししようものなら必ず選挙で反発をくらう。
 だからできればアメリカ市民じゃない(米選挙とは関係ない)地域の人を駆り集めたいってことになるから、多分それは自衛隊を通して日本人に出てきてもらう事を期待しているんだと思う。
 そして目に見える徴兵制じゃなくて、経済弱者がタゲられるんじゃないかと思うんだ。
 特に日本で若い時分にお金がかかるのは教育費で、その肩代わりをする代わりに返済として兵役に従事しろってのは、防大医学部で実際やらかして問題になったよね、(規定年数兵役に着かなければ学資4千数百万返せっての)あれと同じ方法で、大学の学費をカタに若いもん引っ掛けようってんじゃないかという心配がものすごい大きい。
 戦争が好きではなく高度な先端教育を受けた人が、知識のカタに命を天秤にかける可能性にさらされるってんじゃ、それは国家のインテリジェンスの荒廃をまねきかねないんとちゃうんか。

 でもってこの少子化の時代、ただでも貴重な若者をタゲろうだなんて、何を寝とぼけた期待をしとるんじゃばかちんが。

 って法案を通してしまったら止められなくなる流れの先を、なんでもっと突っ込まないんでしょうか!

 私は「戦争が起こるかもしれない」不安より、「他人の利権を守るための戦争に身近な人が連れて行かれる」事や「それに加担した事でそれまで積み上げてきた国の信頼が倒れる」事のほうがリアルにイヤなポイントだ。

(おたくブログにこんな話題はほんとにどうかと思ってたんだけど、書いてしもた。
 先日の台風の農業被害額「おコメだけで18億円もの損失がー」というニュースを見てて、地道に生産活動をしてかかる費用と、戦争するためにかかる費用はダンチに違うんだなと思ったもんで)

コメント
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