豪州帰りの「えりー」日記

メルボルンでの学生ワーホリ経験をシニカルに慎ましくご紹介。その経験を映像業界で活かしたり殺したりな趣味ブログ。

マニラ旅行を振り返る的な②

2019-02-19 00:00:00 | 日記
私はもう1年大学に居ますが、周りの同期が卒業するので卒業旅行に行ってきました。場所は北陸地方。大阪の寒さにうんざりしていましたが、北陸はその寒さをいとも簡単に超えてきます。非常に楽しかったです、「えりー」です。周りがどんどん社会へ飛び立ちます。

今回が前回からの続きになりますので、ぜひ前回を見て頂けるとありがたいです。
前回:「マニラ旅行を振り返る的な①」
そして今回は少し長めですのでご了承下さいね!

④ 教会とチャリタクシー

2日目は朝から雨模様の中、リーザル公園というマニラ市内で一番大きな公園内を散策します。じわじわと来る熱気と降りしきった雨のせいで肌に張り付くような湿気が全身に纏わり着きます。どうやら亜熱帯性気候は日本人の私には合わないようです。可も不可もない公園をぶらりとした私はバロック様式教会群へ向かいます。


リーザル公園、湿気がすごいです。

ちなみに野外での地図はゲストハウスにてスクショしたグーグルマップを頼りにしているので、迷子になったら終わりというドキドキ独り旅を敢行していました。フリーSIMもポケットwifiも節約です。何故このようなことしたのか、正直今でもわかりません。

そんな中、旅行客感丸出しなサングラスをかけた私に声をかけてくる人たちがいます。日本からやってきた青年に逆ナンでしょうか?やっぱ外国人はどこの国でもモテますよね…。

違います

声をかけてくるのは現地の自転車タクシーのおじさんたちです。おじさんたちは市内至る所に居ます。そして目が合うたび(目が合わなくても)声をかけてきます(こわい)何度も逃げ切りましたが、青鬼顔負けな距離(20~30m)をチャリタクシーおじさんに追いかけられ、あまりのしつこさに折れた私は乗ることにしました。

乗車するや否や市内の史跡訪問ツアーを進めてきました。もちろん私の計画には載っていませんし、何より高い(300ペソ)何とか交渉して最寄りの史跡(サンチャゴ遺跡)まで100ペソで乗せてもらうことにしました(それでも高い)フィリピンという国は隙あらば空のコップを私に差し伸べ、富みある者から富を分けてもらおうとします(富は無いが)キリスト教国家らしいのかもしれませんが、私は無宗教なのでお断りします。


サンチャゴ遺跡、学生料金で入ろうとしたら大人料金を取られました。

⑤ 商魂凄まじい水族館

絶対に何も乗らないと固く決意した私はオーシャンパークという水族館へ向かいました。おじさんたちを巻き、結構な距離を歩いて何とか受付へ。大きな施設なのでクレジットが使えると踏んでいたのですが、何と現金のみ。手持ちの無い私は市内の換金所へ向かいます。凄まじく怪しげな換金所。見た目通り最悪なレート(2000円が800ペソ)で換金されましたが、そうするほかない私は仕方なく受け入れます。

やっとの思いでたどり着いた水族館内、独特な展示方法と多種多様な東南アジア産の生き物たちでものすごく楽しめました。が、その楽しさから現実に引き戻すようにパビリオンとパビリオンの間に必ずと言っていいほどお土産屋や飲食店などがあります勘弁してくれ。私は水族館に来たんだ。あんたのマジックを見に来たんじゃない。神秘と現実の連続に辟易した私は商魂凄まじい水族館を後にします。


ゆらゆらクラゲ、人が少なかったのも良かったです。

⑥ 海岸通りで待っていたもの

色んなことにうんざり模様の私は海岸線通りを歩き、海風に吹かれます。海はミルクコーヒーのように薄い茶色で、美しいとは言い難いものでした。岸には様々なゴミが浮かび、それも含めてあまりいい景色ではありません。そんな中、次のような光景を目の当たりにします。



さて、海上のゴミ山の上で彼女は何をしているのでしょうか?環境保全のゴミ拾いでしょうか?

違います

彼女はお金になりうるものを探しているのです。たとえそれが流れ着いたゴミであろうと明日の生活の足しに少しでもなれば彼女にとって価値あるものになるのです。

私は2日目に気付かされました。ここは発展途上国のフィリピン。開発が進もうとその変化する暮らしについていけない人々が驚くほど存在するのです。見えない明日の暮らしのために戦う人々が沢山暮らしているのです。私は考え方を変えました。この写真は私にとてもとても大きなものをもたらしたのです。

生きる為に身に着いた強引さ。私はそれを理解した上でこの国を楽しまなければならない。それを受け入れる覚悟を持たなければならない。私はそれでも二度とチャリタクシーには乗りたくないなと思うのです。

お次は3日目!お楽しみに!
それでは!


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