起業会計

公認会計士による仙台TEOの起業支援活動、会計トピック、監査トピックの解説

資本金ゼロ円の会社

2006-02-01 22:40:55 | 商法
新しい会社法では、資本金の金額を自由に決めることが可能となりました。
今でも確認株式会社は資本金1円で設立することはできますが、これは例外です。
今までは、株式会社は1,000万円、有限会社は300万円の資本金が必要でした。

新しい会社法では、この制限がなくなり、資本金の額はいくらでも可能になります。


会計的に新しいのは、ここからです。

資本金の金額は、払込金額と創立費を相殺することが可能となりました。
したがって、株主が100万円を払い込んでも創立費が100万円かかってしまったら資本金をゼロとすることが可能です。
資本金をゼロにするメリットはあまり感じませんが、資本金ゼロでも会社は設立することができるようになりました。

ちなみに、株主の払込金より創立費の方が多くなって、相殺するとマイナスになってしまっても資本金はゼロです(計算省令10条)。
残念ながら?資本金マイナスの会社は設立できません・・・。



*1 確認会社とは、新事業創出促進法により、商法の最低資本金制度を適用しない会社のことです。
*2 創立費とは、会社設立に要した費用のことです。具体的には、発起人の報酬、定款の認証費用、払込取扱銀行の手数料、設立登記の登録免許税などです。
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仲間から信頼を勝ち取るには・・・

2006-02-01 00:55:06 | Weblog
最近、東京事務所時代に研修の講師をやっていた方で、とても刺激的だった方が、ブログを書いているのを発見しました。

そのブログで、アメリカ時代に一緒に働く仲間から信頼を勝ち取るためにやっていたことが書いてありました。
そういえば、私も東京事務所時代にやっていたことがいくつかあるなと思って懐かしく思いました。
私の場合は、公認会計士の3次試験対策ということもあったので、ちょっと動機が違います。


具体的には以下の通りです。

<私も必ずやっていたこと>
・朝は午前7時にはオフィスに来ている
・仲間から来たメールについてはすぐにリプライを送りかえす
・机の上は常にきれいにしておく
・相手が失敗しそうな場合には相手が失敗しないようにうまく段取りをとってあげる

<私もたまにやっていたこと>
・来たらすぐ関連するメールを出して期待を明確にしておく
・期日をセットしたものについてはだいたい2、3日前に終了して送り返す

<あまりやっていなかったこと>
・夜は午後6時半にオフィスを出る


朝早く出ると、電車は空いているし、自由になる時間がたっぷりあるし、誰にも邪魔をされないので、最初は苦しいのですが、だんだん慣れてきました。
メールのリプライは、読んだらその場でやらないと、忘れてしまうので、見た瞬間にやっていました。
机の上を片付けると気持ち良いです。会計士のスタッフは決まった机がなかったので、とりあえず、広い机を全部片付けていました。
相手が失敗しないように段取りを行うのは、自分の負担を減らす自己防衛でもあります。「急がば回れ」、「情けは人のためならず」も同義語です。

そのほかはなかなか全部やることは難しかったです。
ただ、気持ちはありましたね。
残業については、日本ではそうでもないですが、アメリカでは残業をしているのは無能と思われるらしいので、あまりやらなかったと聞いています。


「初心忘るべからず」ということで、昔を思い出してやってみようかなと思ってしまいました。
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