遊 悠 素 敵

なんて事ない日々を、野の花や野菜の花とともに綴っています。

検事 霞夕子(夜更けの祝電)夏樹静子著≪西洋オダマキ≫

2009-05-29 10:15:44 | 📝雑記

日本苧環と言うのでしょうか、薄紫のオダマキが庭のあちこちに咲きます。
あまりいっぱい咲くので、いつでも、、、と思ってるうちに花が終わってしまいました。
今年は、西洋苧環の苗を買ってみました。前に何度か、失敗してるので、
不安ながら、、、大丈夫でした。前は、種で育てようとしたのだっけ??
綺麗な花を咲かせました、投稿が遅れたのですが、是非見ていただきたくって。

この後姿が特徴。
苧環:つむいだ麻糸を巻いて中空の玉にしたもの。おだま。
に似ている事から憑いたそうです。
別名の糸繰り草のほうが、イメージし易いかも。キンポウゲ科の宿根草。


      


夏樹静子の作品はテレビやドラマによく登場している。
私のお気に入りは、桃井かおり主演の【霞夕子シリーズ】なのです。
なぜ、桃井かおりと断りを入れるかというと、
TVの2時間ドラマで、霞夕子を演じているのは、他に3人の方がいらっしゃいますが
私は、最初に演じた桃井かおりの霞夕子が印象付けられている所為でしょうか。
最近TVドラマを?TVを見なくなったので、他の3人の印象が、、、無いと言う事でしょうか。
彼女の【霞夕子】を見て、原作の【螺旋階段をおりる男】を読んだ記憶があります。

さて、最初から本題と外れてしまいましたが、
【夜更けの祝電】は、‘97年から‘00年にかけての4作を載せたものでした。
(橋の下の凶器、早朝の手紙、知らなかった、夜更けの祝電)
今確認しましたところ、‘85年に【螺旋階段をおりる男】が書かれていますので、
シリーズも随分後の作品と言う事になります。

この本を読んでの感想は、
人って、思考の迷路に嵌ったら、容易に抜け出せなくなるもの
狂気を突き進むかどうかって本の些細なきっかけ、、、、、
霞の推理は、相変わらず女性らしい肌理の細かいものでした。

そして、随分以前に‘85年に【螺旋階段をおりる男】を読んだ時、
桃井版霞夕子が、私の中で動き回っていたような気がします。
今回、桃井版霞夕子が、現れませんでした。

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