うちンち

パソコンと家族と、ときどき爆弾。

戦慄

2009-03-28 | 恐るべし一族
高速道路1000円乗り放題を、日本一喜んでいない私である。
高速道路は大混雑で疲れる&キケンであろうし、今だんなが死ヌルホド仕事ガ忙シイのに残業代は一切つかない中で、週イチの貴重な休みを遠出に連れ出すなんて殺人行為である。
しかし何より恐ろしいのは、中距離別居のだんな一族の皆様方からの顔出せ攻撃&突撃だ。
実家から電話がかかってきただけで不機嫌MAXになるだんなが実家に行ったor皆さんやってきた日にはどうなるか、以前からの読者の皆様はうすうす想像できることかと思う。
ああ・・・我が家のことは忘れて義妹&孫のところに突撃して、と、義妹だんなさんに若干申し訳ないこと、遠くを眺めつつ願う日々である。

と、だんな実家を思い出してマイルドに鬱になりかけたところで、昔の話をしてみる。

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2年ほど前のこと、私たちは用事があり、だんな実家に顔を出した。
実家には、快適実家ライフ満喫中の義妹とその子供のためのものがあふれかえってそこいらじゅうに転がっている。
用事を済ませて雑談をしていると、お義父さまがこのようなことを言い出した。

「●●(だんな従兄弟・当時大学生)がつかっとった車、壊れて動かんけん直したばってん、やっぱり動かんと」

そういって指差した先には、子供が乗って動かすタイプのおもちゃの車があった。聞けば電動なのに、乾電池を入れてスイッチを入れても動かないとのこと。
・・・だんな実家プチサポートセンター業務では、デジタル系の機器は私担当であるが、それ以外の機械系はだんな担当である。だんなは、じゃあ、と、その車を引き寄せ、蓋を開けた。

まず目に入ったのは、乾電池を入れる部分の錆付いた金具。
錆色が下に垂れていることから見て、あきらかに長年乾電池を入れっぱなしにしたことで液漏れが起こったせいである。
これだけでも危険な感じがするとは思うが、そこではそれ以上のことが起こっていた。
錆付いた金具には導電性がないのでそこに乾電池をセットしても、当然電流は流れない。それを直すためにお義父さまがされたことは、

・配線ぶった切ってひっぱってき、先っちょむき出しにして直接乾電池に触れさせる
・しかもマイナス極のほうは配線の長さが足りなかったらしく、つぎはぎなのであるが、銅線同士を空中でハンダ付け & そのままムキダシでぶーらぶら

<イメージ>



さっきお義父さまがおっしゃったお言葉のうち、「直したばってん」がアタマの中をぐるんぐるん回りはじめる。
・・・そのままそっと蓋を閉め、もう絶対電池は入れないようにアドバイスし、次に行ったときに義妹の息子のために三輪車をプレゼントとして持参した。
世界は危険に満ちていると思った。

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