うちンち

パソコンと家族と、ときどき爆弾。

それぞれの考え

2012-12-27 | 恐るべし一族

もう年の瀬でございます。
休暇を楽しむ方、年末年始も仕事の方、いろいろいらっしゃるかと思います。
私は後者、みっちり仕事です。(ただいま現実逃避中です)
今年、雇われ生活をやめて自分で自分の責任だけをとればいい仕事を始め、
楽なこともあれば大変なこともあると感じており、
繁忙期には休みがあまり取れないこともその一つだと思っています。
しかしながら、圧倒的に自由であるということは何にもかえがたいメリットです。
女性的な集団内で胃を痛くしたり後輩のミスをかぶって怒られた(しかも後輩は逃げた)りしたことは、
もうはるか遠い思い出であります。

そういう中での嫌な思い出も客観的に見ることができるようになってきたのですが、
先日、そのとき感じていた疑問のうちの一つが解決しました。
「スキル詐称する人はなんでそんなすぐばれる嘘をつくか」ということです。

そのきっかけは、義妹(アラフォー)からの1本の電話でありました。
「派遣社員で働きたいばってん、どの派遣会社がいいとか」
その問いに私が答える前に、彼女はさらに言葉を重ねてきました。※()内は私の心の声

「エクセルとかって、足し算できんけど使えるって言ってもいいとか」
(た、たしざん……wせめてSUMと言って…というかSUMも知らんで使えるとか言っていいわけがNeeeeeeeeeee)

「10たす20たす30とかって、そんなん知らんでも自力でできるったい!」
(営業事務だと万の桁の数千のデータを処理することもありますが…電卓でやるの?)

「入ってから覚える気はあると。だけん、いいよね!!」(そういう問題じゃない)

これには、先にちゃんと勉強したほうがいいよと答え、さらに、私の経験から、
スタッフのスキルをしっかり把握してそれに合った仕事だけを紹介してくれる2つの派遣会社の名称を伝えましたが、
先に勉強したほうがいいという部分に関しては、全く納得していないようでした。
つまり、こういうことをしてしまう人は、
・そもそも嘘という認識がない
・それでOKと思っている
わけです。目から鱗です。
実際は、即ばれして、ばれた時点で、周囲に「嘘をついて入社してきた上に仕事のできない人」と認定されるだけなのですが。

まあ、こういうふうに自覚のある嘘だけではなく、
中には「パソコンができるか」と聞かれて「電源の入・切はできる」「ネットサーフィンできる」を
「パソコンができる」と誤解して答えてしまう人もいたりと、
世の中は自分とは全く違う認識を持っている方がいらっしゃることが十分想像できます。
雇う側にも、面接において、例えば実技を導入するとか、
スキルがわかるような具体的な質問(「ピボットテーブルとはどういうものですか」とか)をしてみるなどの、
お互いの現実をマッチングさせるための自衛策が必要なのではないかなと考えさせられる出来事でした。


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