ノイバラ山荘

花・猫・短歌・美術な日日

年末あれこれ

2011-12-31 09:54:42 | 日常
こんにちは(*^_^*)

年末はお仕事の方もお休みの方も、
お忙しい事と思います。

クリスマスをしなかったら
息子がさびしがってケーキを買ってきました。


ブッシュドノエルです。

 
サンタさんがかわいいです。
すみません<m(__)m>
至らない母親です・・。

年末はダッシュでカーテンを縫い、
たまりにたまった片づけと
掃除に奮闘し(終わらなかったですけど)
昨日は義父の86歳の誕生祝いに行ってきました。


山がきれいです。
山の家に移ってからもう10年ほどになります。

 
玄関前の甕には乗っても割れない氷が。
きれいだなー。


ほんとにろーそく8+6本です。
3回に分けて吹き消しました。

義父の体調がすぐれないので、
一族全員集合で写真を撮りました。
みんな明るくにぎやかでしたが、
義姉の時を思い出しました。

姪たちも立派に社会人となったので、
きっと空の上で安心してると思います。

これで年内の行事は全て完了。
今日は元旦の用意です。

来年の年賀状は、
わが家の担当者の気分が乗らないらしく
まだできていないので、書けていません。
仕方ないので出来上がったらぼつぼつ書きますので、
あしからずご了承くださいませ。

わが家では、「キッコーゴ」という
五日市のお醤油を使っています。
お料理にはふつーに生協で買ったのを使いますが、
卓上用に買っています。


キッコーゴのお店。
義父の家に行くついでに買います。

 


これです。
家で小さいピンに移して使います。

一升瓶はリユースされるのです。
お酒の空ピンも引きとってくれます。
一升瓶はとてもいいシステムと思いますけれど、
重いのが難点。

ビンに液体をいれると、よっこらしょ。
半ダース入りの黄色いBOXを持ちあげるとよろよろします。
なので、男手のある時に買います。

お節料理は作ってもあまり食べてもらえないので、
少量ずつ買って、お重に詰めるだけです。
お雑煮は多めに作っておきますが、
2回くらいでなくなる程度。

ふつーの食事に戻るのが早いですので、
大晦日1日がんばればいいのです。

というわけで、今日は買いだしとお料理です。
がんばるぞっ(`・ω・´)

ではみなさま、よいお年をお迎えください<m(__)m>




めりーくりすます

2011-12-25 20:24:44 | 自然
クリスマスといっても今年は土日で
仕事だったので、いつも通りにすごしました。

みなさんは楽しい時間をすごされましたか?


ホテルメトロポリタンのツリ―です。


霜が降りる前にお庭の鉢植を避難させました。


もう沈丁花の蕾が。


おはよう。


ウェルカムドッグたちも凍りついています。


おお、寒い。

   
霜柱です。


空はなんてきれいなのでしょう。

 


庭一面、霜です。

    


今日はぐるぐるちゃんを作りました。


ティー・ポットなんです。


仕事は今日でおしまい。
明日からはお掃除・買い物etc.


じゃね。(スノーウィ)


「タンタンの冒険――ユニコーン号の秘密」

2011-12-22 17:21:55 | 映画
お気に入りの映画館、TOHOシネマズ府中で
「タンタンの冒険」を観てまいりました!


スピルバーグ監督の初3Dということで、
私も3D初体験!

3Dは字幕を読むのが疲れるという話を
聞いていたので、吹き替え版にしました。


新聞記者タンタンと愛犬スノーウィ。映画。


原作。

タンタンシリーズは少し読んだことがある?
程度であまり思い入れはなかったので、
純粋に映画を楽しむことができました。

原作は「なぞのユニコーン号」
「レッド・ラッカムの宝」「金のはさみのカニ」
の三冊だそうです。

ユニコーン号は大航海時代の帆船。
新聞記者タンタンはたまたま
その模型を買ったことから
沈んだ船のお宝探しに巻き込まれていきます。
仲良しのハドック船長とユニコーン号の謎を
解明する冒険に旅立つのです。

もう面白くて面白くて、
2時間があっという間でした。

3本マストの50基の砲門をもつ帆船と聞くだけで、
わくわくしてしまうノイバラです。

ユニコーン号と海賊船の
嵐の中での戦闘シーンがすごい迫力です!

スピード感とシャープな画面、
3DとCGの長所をフルに楽しめました。
さすがスピルバーグ監督ですね。

食い倒れ隊⑪ーージブリ美術館と「スピンドクター」

2011-12-20 17:47:33 | 食い倒れ隊
今日は穏やかな冬の日でしたが、
皆さまいかがお過ごしですか?
いよいよ押し詰まってまいりましたね。

今年最後の食い倒れ隊、
三鷹の「ジブリ美術館」と
わが結社の看板女優Y代さんの舞台
「スピンドクター」にいってまいりました。

<三鷹>三鷹駅集合→ジブリ美術館→吉祥寺駅
<下北沢>OFFOFFシアター「スピンドクター」
     →「わたみん家」


ジブリ美術館は予約が必要なこともあって、
長い間行きたいと思いながら果たせませんでしたが、
Mちゃんが舞台のチケットと合わせて
とって下さったおかげで、
1日のうちに両方楽しむことができました!


スタートは三鷹駅です。
またお天気だったのは言うまでもありません。


待ち合わせている間、
スタバでサンドイッチを食べていました。


南口のバス乗り場に黄色いバスがいます!


きゃー♪ これに乗るに違いありませんっ♪


やーん、バス停がトトロです。


どきどき。


あれ? 車内はふつーです。
ネコバスを期待していたので、びっくり。
ジブリのお客さんだけではないので、
確かにふつーでないと困りますけど・・。


あっ、天井にまっくろくろすけ発見!


座席の上にもいます。


ドアにもいるではありませんか!


後部の窓の上にもいました!

5分ほどでバスを下りると、
すぐそこがジブリ美術館です!


わー。

        



ここが入口。


建物の中は撮影禁止です。

  
中庭のツリ―です。




建物のあちこちにあるステンドグラス。
ここにはリスちゃんがいました。

 


2階バルコニー。


ツリ―を見おろします。

   

  

 
カフェ横の水場。


ネコちゃんの蛇口です。

     


ベンチように座れる楽器です。
前の方のとってをぐるぐる回すと金属音がします。

 
水飲み場。

 

 
ここを上って屋上に出ます。

 

 
後ろの腰に草が生えているのがいい感じです。

  
不思議なものがおいてありました。


下ります。

 

 
あら。


窓辺のネコ。


ごはんを食べに行きます。


カフェ「麦わらぼうし」メニュー。


満員なので座って待つ間にメニューを見ます。

 


ノイバラの「放牧豚(ほうぼくとん)ソーセージとパンのにぎやかプレート」。


MちゃんとF島さんは「実りの山の放牧豚ごはん」です。


「お日さまのクリームソーダ」のストローは
本物の麦わらを使っているそうです。

 
紅茶とミルクのカップは違うトトロなの。


パンフレットと映画のチケット。


10分ほどの短編映画は「星をかった日」。
よかったですー(´;ω;`)

 
単行本を買うとこのようにかわいいブックカバーをしていただけます。


ノイバラはMちゃんと一緒の
ポップアップ絵本『ジブリ紙の美術館』を買いました。


かわいいでしょ❤


食事がおわると外は暗くなっています。

   


ツリ―も点灯。


受付のトトロです。ばいばい。

吉祥寺まではバスで。
そこから京王線で下北沢。
OFFOFFシアターは駅出てすぐ。

ここで御用をすませたHちゃんと合流します。


「スピンドクター」

Y代さんは初の女性総理役。
現代的な政治問題をめぐる情報戦を軽快なテンポで。
最後のどんでんがえしが痛快でした。

舞台のあと、Y代さんと記念撮影をして、
同じビルの「わたみん家」へ5人で。


ビールからはじまり・・。


これが台本です!


10日前に仕上がったのだそうです。
いろいろな書き込みがあります。
こうして役を作っていかれるのですね。


〆の和風ラーメンです。

食い倒れ隊の忘年会は
ゴージャスにも女優さんのゲストを迎えて、
リーズナブルなお値段で楽しむことかできました。
(割引もありましたが、一人1700円だったのですもの)



銀杏の落葉

2011-12-20 16:40:55 | お散歩
こんにちは(*^_^*)

ノイバラはタバコは吸わないのですが、
コンビニでレジの横に置いてあったのにくらっとしたのは、
「おまけ」のバッグホルダーがかわいかったからです。


テーブルの上にひっかける部分が
お花の模様です。
以前から便利そうだなーと思っていたので、
440円で購入。

外でのお食事のとき、
テーブルにバッグをぶら下げてます。

バッグを膝においたり椅子の背にぶらさげたり、
腰の後ろにおかなくてもいいのです。

それで、タバコはどうしよう・・(・ω・;A
知り合いに喫煙の人はいないのです。

しかもバージニアスリムメンソールなのです。
職場の女の子にもらってもらおうかな・・。


いよいよ国会図書館も今年最後です。


国会議事堂裏の銀杏並木、毎朝お掃除が大変でしょうね。


植木に積もったのも後でお掃除されるのでしょう。


もうさびしくなった木も、
まだ葉っぱがたくさん残っている木もあります。


こんど来るときは裸木でしょう。


人が歩いた跡が残って、雪道のようです。




師走のひだまり

2011-12-13 10:51:14 | 自然
こんにちは(*^ω^*)

降って湧いた休日にのんびりまたーりのノイバラです。


うん? お尻が光っている?


たどってみるとお尻の光はこの鏡の反射でした。
ダヤンもトラ猫ですね。
お尻の感じがうちのネルに似ていると思って買ったのでした。


ご近所の畑、今は何も植えられていないはずが
隅っこにトマト!


なんと花が咲いてます。


青い実も!
プチトマトは種から生えるのかなあ?


5月に白く輝くように咲いていたトキワサンザシが。


みごと。


オナモミです。
よく猫がこの実をつけて帰ってきました。
丸い球のようになっていますが、ひとつひとつの実が
先っぽのとげとげで衣類や犬猫にくっつくのです。


雌雄があるようで、花のつき方がこれは雄かな?


ヤツデです。


見慣れたはずの花も拡大すると
別の花のようにきれいでびっくりします。


中野サンプラザ前のツリ―です。
週末、東京歌会がありました。


1月号の編集・校正もありました。
年末は委員全員集合で20数名分。


クリスマスプレゼントをいただいたの。


おめざにいただいています。


萩原朔太郎自筆歌集『ソライロノハナ』(大正2年)復刻版。
本物は日本近代文学館にあります。


函を開くと表紙があらわれます。


かなわなかった恋の相手にあげようしたけれど
わたせなかった歌集。
お相手の方もかなり短歌の読める方ですね。


てんとーむしがかわいい裏表紙。
ほんとは1万8千円くらいして、
とてもノイバラに買えるものではないのですけれど、
これは解説書がないために3千円になっていたのです。
旧漢字や旧仮名が・・(・ω・;A
解説書があれば読む助けになったでしょうけれど、
そこは明治の肉筆と格闘した猫研究隊隊長、
何とか解読できました(笑)

さて、これから勉強会の詠草作りと歌作りです。
がんばるぞっ(`・ω・´)


ぐるぐるちゃん

2011-12-13 10:02:23 | 文学
二子玉川のお気に入りのお店「45R」で買いました。


絵本『ぐるぐるちゃん』 長江青(ながえ あおい) 文・絵

大好きなリスのお話なのです。
まず表紙に惹かれました。

子リスのぐるぐるちゃんがおかあさんと森に行って
どんぐりを食べるのです。


どんぐりをほおばってほっぺがふくらんだところ!
このページが一番好きです。
なんて絵が上手なんでしょう!
頬ずりしたくなるくらいかわいいです。

このあと、ぐるぐる尻尾にどんぐりをはさんでおうちへ帰る、
それだけのお話なのですが、
なんども読みたくなります。

早速うちに帰って大人しかいない家族に
紙芝居のように読んで聞かせました。


息子が1歳位から10歳になるまで、
毎晩欠かさずベッドの中で読み聞かせをしました。

子育ての世界では「読み聞かせ」という言葉を使うのですが、
なんだか教育的で好きではないです。

好きな絵本を子供と一緒に楽しみました。
私が好きな本を選ぶこともありましたが、
大きくなってからは図書館で「これ」という本を
リクエストされることもありました。

読みながら息子は寝てしまったり、
私まで一緒に寝てしまったり。
1日子の後を追い、家事をすれば
9時には眠くなってしまうのです。

今から思い返すとなんと贅沢な時間を
与えてもらったのだろうと思います。

子育ての時期には、
自分の自由な時間がないことが苦痛で、
苛々して子供にあたってしまったこともあります。

毎日毎日子供の世話で、
テレビも見ない、活字も読まないので
馬鹿になるのではないかと思いました。
社会からとり残されて、離れ小島にいる気分でした。

たがだか数年ですが、
30代の数年は永遠のように感じられます。

「子育ては立派な社会参加なのよ」と
先輩に言われた言葉がどれほど支えになったことか。

今のようにベビーカーで電車に乗ることもできず、
車での遠出も子供を人ごみにつれていくのが負担で
行動半径は公園とファミレス、図書館くらいでした。

そのおかげで近所の公園では
子育ての仲間ができて、
情報交換をして孤立せずにすんだのは
有難いことでした。

若かったからこそ子育てできたのですが
若さゆえに自分の価値観を押し付けてしまった部分もあります。
「おかあさんは怖かった」と息子は言うのです。

ごめんね、そしてありがとう。


講座 歴史の歩き方「土佐日記」

2011-12-08 20:13:09 | 文学

こんばんは。


眠いです・・。


ここが現在のお気に入り。
ほとんどここで寝ています。
エアコンのすぐ下なのですもの。

外出が続きヨロヨロ気味ですが、
「土佐日記」の講座を聴きに行くついでに
国会図書館にも行ってしまえ!
ということで、またもお出かけです。

師走なのに家の片づけはどうするんだっ。
年賀状はどうするんだっ。

・・なんとかなるだろう・・(・ω・;A

「なまけものの主婦」という烙印に
甘んじることができれば死ぬわけではありません。


国会議事堂裏。黄葉がきれいですねー。


おや、今日のこの国旗、見たことがありません。
どこの国のお客様なのでしょう?


ここから国会図書館まで銀杏並木。 







  


銀杏黄葉を堪能しました。

国会図書館、入口が工事中で、
本館入口しか使えず、
ロッカー、受付大混雑です。

しかし、なんと、ノイバラが調べていた
100年ほど前の古い雑誌が
すべてデジタル化され、
パソコン画面での閲覧となりました。

以前は貸出に時間はかかるし、冊数制限もあり、
さらにコピーに時間がかかっていたのが、
画面でページを指定して、申し込むと
5分とかからずコピーができてきます。

うまく指定できない部分があって、
字が小さくなったり画面が暗くなったり
慣れないととんでもないことになりますが、
時間が短縮されました。

便利で助かりますが、
別室でぼろぼろの紙をめくって
歌を探していたひそかな喜びはなくなりました。

紙が好きなんだと思います。
古くなった匂いがなんとも言えません。

ぎりぎりで切り上げて、有楽町に移動。
神戸屋レストランでお夕食を食べます。


ラ・フランスのジュースがさいこーにおいしかったです!
あ、これは息子のね。


ハンバーガーなのは、
朝昼たっぷり食べたせいです。

よみうりホールで6時から9時まで
JR東海生涯学習財団「講座 歴史の歩き方」
第57回「土佐日記」。

講師は神田龍身(たつみ)さん、石川九楊(きゅうよう)さん。
どちらも珍しいお名前ですね。

さきほどのビールが効いて眠くてたまらず、
睡眠に墜落しては這い上がり、
なんとか話の筋だけ聞いた状態でしたので、
間違って解釈しているかもしれません<m(__)m>


神田さんは土佐日記のテーマを
子を失った喪失感であるとされ、
哀傷歌の得意な貫之の目的は
人を失った悲しみそのものの
探求なのだとされました。

また水を軸として読み進め、
海面に貫之が映し出す死んだ子、花、雪、星、
水平線から現れる海賊、
すべてが幻影であり、
最後はイマジネーションの源泉である
水の枯渇で終わるとされました。


石川さんは書家でありまた日本語の研究家であり、
土佐物語の特異性(男性が女性になりかわり仮名文字で書いた)は
100年後の源氏物語で結実したとされました。

今まで、短歌を書かれた色紙を見て
?と思うことがあったのですが、
それは掛字、掛筆というのだと知りました。

たとえば「とめたら はるの」は
「とめたらば はるの」と読むのだとか。
「は」が掛字になっているのですね。

掛筆というのは、たとえばどう見ても
「ると」にしか読めない部分、
「る」の下にちょっと伸びたのが「こ」の上部分で
「こ」の下部分が「と」と共有になっていて、
「ること」と読むのです。

繰り返しを避ける法則なのですね。

また貫之は改行をいっさい行わずに書いたらしいのですが、
定家の土佐日記の写本は読みやすく
歌を改行してあるのだそうです。

内容だけでなく文字から見ていくというのは
私にとって新鮮な切り口でした。

次回は琳派。
是非参加したいです。

初冬の点景

2011-12-08 20:05:06 | 自然
いよいよ朝晩の冷え込みも厳しく、
冬の到来ですね。


ドウダンツツジにカマキリがいます。


そろそろ卵を産むのでしょうか?


いつものウシちゃんです。


なんだか今日はふっくらとしています。
冬の準備完了?


職場ではクリスマスリース作りが人気です。


リースの材料。


ここで作ります。


陶芸は磁器に絵を描く上絵付けで
クリスマスの食器を作ります。






カラフルキャンドル作りはお子さんに人気です。


ラッピングもできるようです。


蜜ろうのキャンドルは大人向け。


ちっちゃなリースも売っています。


「森の落としもの」です。がおん。

  




おや? 青くてきれい。 
ジャノヒゲの実のようです。


また今年もテントウムシが越冬にきました。




朝日に霜がとけていきます。 


とけたのが水蒸気になるのですね。 

 



 

 




きれいな紅葉発見。


次に来るときは散ってしまっているのでしょうか。

軽井沢塩沢湖畔朗読の夕べーーヘッセとマンボウ

2011-12-06 14:10:06 | 文学
こんにちは(*^_^*)

カテゴリーを選ぶのに、いつも苦慮するのです。

行く先々で食い倒れているし、
自然の風景を写してもいるし、
猫がいれば猫も写し、
旅なのかお散歩なのかともかくも歩き、
常に短歌を作ることを考え、
目に映ずるものに美を求めて・・

雑多なものを抱え込んでうろうろしている、
整理のできない私です。

先日、わが短歌結社の女優Y代さんの朗読会のために
軽井沢まで日帰りするという、
今まででは考えられない距離の移動をしてきました。

<軽井沢>万平ホテル別館たん熊(ランチ)→
軽井沢タリアセン 
①軽井沢高原文庫(秋季特別展「本の虫・虫の本~
ヘルマン・ヘッセ&どくとるマンボウ昆虫展」)
②堀辰雄別荘③野上弥生子書斎→
④有島武郎別荘「浄月庵」⑤ライブラリーカフェ「一房の葡萄」→
⑥旧朝吹山荘「睡鳩荘」(朗読会「ヘッセ&マンボウ
俳優3人で朗読とおしゃべり―『少年の日の思い出』」)


毎日新聞の記事にもなっていた・・。

しかし、軽井沢がこんなに近いとは・・。
新幹線のおかげで、
家から東京駅往復の時間でついてしまいます。


軽井沢は東京から上野、大宮、軽井沢と
3っつ目の駅なんですね。 


花の4K組のK澤さんがとってくださったチケット。
今回、急遽お休みとなった彼女の代わりに
K谷さんのお友達の19子さんが参加されました。


今回、うさリュックがお供です。


おしゃべりしてたらあっと言う間に軽井沢。

 
わー、空気が違います!


寒いっ。


あの山の白いのはスキ―場?

 

 

 



 


駅からタクシーで5分ほど。
万平ホテルで昼食です。


ここはホテル本館。


私たちは別館の「たん熊」です。


なにやらレトロな建物。


明治中期に造られ、
茶室などとして利用されたようです。

 


玄関前のイチイの木には赤い実がなっています。
食べられると19子さんがおっしやるので食べてみました。
やわらかくてほんのり甘くておいしいです!

 



 


急な階段です。


2階は椅子席。


古いガラスがそのまま使われているのでしょうか。
うるうるしています。

 


鳥獣戯画のうさぎさんのお茶碗です。
昆布茶でした。


障子の桟もいいなあ。 


素敵な箱です。


鳳凰と龍と桃が描いてあります。


Kさんの生ビール、ノイバラのこけももワイン、
19子さんの日本酒。 


なんといっても19さんのが
コストパフォーマンス最高。 


こけももワインはお味がいまいち・・。


お品書き。

 

 

 

 




本館も見学します。

 


軽井沢には赤い筒型ポストがよく似合う。

 

  
ロビーです。


こちらに資料室があるというので行ってみます。


このドレッサーは軽井沢彫りでつくられているそうです。


資料室。


ぶあつい金庫です。

 


昔使われていた食器。

 



ジョン・レノンが来ています。


彼が触れたピアノ。


こちらは客室です。


壁に飾られた昔の設計図。


ロビーのステンドグラス。


ロビーから喫茶室を見ました。
お茶を飲みたかったのですが、
先を急ぐので次回の楽しみにとっておきます。

 


ロビー受付横の階段。


レストランです。

 
レストラン前のお花とメニュー。

 


レストラン横のステンドグラス。
名残惜しいですけれど、
オフシーズンはお安く泊まれることを確認して
万平ホテルを後にしました。


タクシーで5分ほどです。軽井沢高原文庫。
Y代さんが理事をつとめられているのです。
ここは塩沢湖畔、
軽井沢高原文庫をはじめとする9つの文化施設があり、
「軽井沢タリアセン」と名付けられています。

 


木立の中の素敵な建物です。

 


途中、立原道造の詩碑があります。


秋季展示の「本の虫・虫の本」を観ました。
朗読会と連動した展示で、
ヘッセのエッセイ『少年の日の思い出』を中心とした
蝶の標本の展示が面白かったです。
エッセイの中心となるクジャクヤママユ、初めて見ました。

やはり昆虫を愛するどくとるマンボウこと北杜夫は
トーマス・マンとヘッセから多大な影響を受けたそうです。

ヘッセは絵も上手く、
水彩画の明るい色調で風景などが描かれていました。

 


文庫裏手の木立。



 


堀辰雄の別荘があるそうなので、行ってみます。


1412番山荘。


暖炉を中心としたこじんまりした造りです。

 

 



 
中村真一郎文学碑。
私にはなじみのない方ですが、
碑がすきとおっていて面白いです。

 


文庫正面玄関横の移築された野上弥生子書斎。

 



 


もどって文庫前。




道路隔てて浄月庵。


1階がカフェ「一房の葡萄」、
2階が資料室になっています。

 





 

 


エントランス。


まずは2階に上がって。
この階段でY代さんとばったりおあいしました。
ここが朗読のリハーサル室になっているそうなのです。


資料室からの眺め。


有島武郎の短歌。
わが結社にご家族が出詠なさっていたそうです。 


絵がプロ並みなので仰天。
弟さんは画家ですけれど。

 


心中を伝える信濃毎日新聞 大正12,7,9。
微に入り細に入り、今の週刊誌のような取材です。 


別荘はもとは別のところにありました。


「一房の葡萄」でお茶にします。 

 
この洋梨のロールケーキが絶品でした。
まだお腹いっぱいだったのだけれど、
K谷さんのお裾わけをいたたいたの。


ドアの葡萄が素敵です。


テーブルの上には本がたくさん。
読みながら待ちます。

 

 


一つのケーキを全員でわけられるように
フォークをつけて下さるサービスも暖かく、
落ち着いた雰囲気のお店でした。


橋を渡ります。

 

 




ここから有料区間。中央ゲートを通ります。

 

 

 


塩沢湖。

 




あれがきっと。

 
朗読の行われる「睡鳩荘」に違いありません!

 


皆さんがショップでお買い物の間、
ノイバラは写真撮影に走り回ります。


あれ。


カモさんいぱーい。 

 




皆さんがいらっしゃるショップです。お―い(^ω^)/

 


暗くなってきました。急ぎます。

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 




ああ、きれい。

 

 

 


撮っても撮っても 目に映ずるのにはかないませんけれど。



 

 




睡鳩荘も闇の中です。


17:30~19:30

 

 


くつを脱いで上がります。
暖炉の前にY代さんたち3人の俳優さんが座り、
70名ほどの観客です。
私たちは一番前で観賞しました。

  北杜夫『どくとるマンボウ昆虫記』より3編、
  ヘッセ『少年の日の思い出』

暖炉の火がぱちぱち爆ぜてBGMとなり、
くべられた太い薪が熾となるまで、
眼前を舞う蝶や人のドラマを楽しみました。 

タクシーで軽井沢駅、
急いでおそばをいただいて、ぎりぎりセーフ。

軽井沢20:56→東京22:12


おみやげです。
帰りの新幹線で食べたサンドウィッチも(笑)。

企画のK谷さん、
今回はご一緒できなかったけれど切符手配&ランチ予約のK澤さん、
万平ホテルご紹介のKさん、
博学&会計の19子さん、
どうもお世話になりました!
すごくたのしい1日でした。


食い倒れ隊⑩ーー紅葉の谷中から上野へ

2011-12-02 16:30:04 | 食い倒れ隊
ぐっと冷え込んでまいりました。
皆さま、いかがお過ごしですか。

今日は信綱忌。

佐佐木信綱は1963年(昭38)12月2日、
熱海西山の自宅にて92歳の生涯を閉じました。

明治・大正そして昭和半ばまでの激動の時代を
文学博士として、万葉集研究をはじめとする
数々の研究業績を残し、
唱歌・軍歌・校歌などの作詩をし、
短歌結社「心の花」の代表として
文学史に足跡を残しつつ、
民間への歌の普及に努めました。

食い倒れ隊では、(かなり偶然なのですが)
昨日、谷中のお墓参りをしてまいりました。

<谷中>谷中墓地→愛玉子(オーギョーチ)→
<上野>国際子ども図書館→奏楽堂→
国立博物館(庭園、表慶館、法隆寺宝物館)→韻松亭


ついに10回を迎えた食い倒れですけれど、
お天気には恵まれ続けました。
今回は予報では雨、ついに駄目かと思ったのですが、
前日、予報は曇りとなり、
当日、晴れ間まで。

一番忙しいMちゃんの都合がいい日に
合わせているだけなので、
どうしてなのかわかりませんが、
お散歩が多い食い倒れでは有難い限りです。


11時、日暮里駅南口集合。
いつものことですが、のんびりノイバラが一番最後です。


跨線橋を渡りました。

 
紅葉坂ですが、住宅地で紅葉はほとんどないです・・。


違法駐輪には4カ国語(日・中・韓・英)で警告です(・ω・;A




天王寺の正門。


立派なお寺です。

 
谷中墓地というのはこの天王寺の墓地、寛永寺の墓地、
都立谷中霊園を含んでいるそうです。


かわいい鳥さんの蛇口です。


なんと大仏さままであります。


佐佐木家は神道なので榊をお供えするのですが、
まだ入荷していないということなのでお花を。
お線香は火をつけて四角い木の箱に入れて下さったの。
もくもく煙を吐くのが手桶にぶらさげてあってかわいいです。

 
3年前に来られたというF島さんの道案内です。
甲8号乙7側。
大銀杏が目印。五重塔跡公園の手前の道を入ります。


ご近所には「海潮音」の翻訳で知られる
英仏文学者上田敏さんも。
上田敏は創刊間もない「心の花」誌に
詩や論説を発表していました。
  →4(4)(5)、5(1)、8(1)


真ん中が弘綱・光子、左が信綱・雪子、
右が佐佐木家の墓となっています。
ここに治綱・由幾先生がいらっしゃるのでしょう。

ノイバラはよくわからないので、
神道に詳しいMちゃんに従って一礼二拍手一礼します。

墓碑が佐佐木となっているのは、
信綱先生が明治36年中国にいらしたときに、
向こうにはたたみ文字はないので
佐佐木としたのだと聞いています。

ほかにも有名人のお墓があるようです。
画家では横山大観、鏑木清方、
小説家円地文子、高津和郎、
本居宣長より4代目の国学者本居豊頴(とよかい)
6代目の作曲家本居長世、
歌人中島歌子など。


有名人の一人、高橋お伝。 
らい病の夫を毒殺したとされていますが、
実は手厚い看護をしたとか。
売春婦となり、借金のために人を殺したのですが、
今なら情状酌量の余地もあったでしょうに。
毒婦といわれていますがそうではなさそうです。


「猫の塚 お伝の塚や 木下闇」 子規

  
古くからあるお花屋さんがたくさんあります。


谷中墓地から上野方面に歩くと
ほどなく目指す「愛玉子」。

 
以前から気になっていたのですが、
入りにくい雰囲気で・・うむむ・・
今日は皆が一緒なので思いきって。


ディスプレ―が年季入り過ぎ・・。
台湾の植物の種、愛玉を使って造るものらしいです。


これが愛玉子(オーギョーチィ)400円。
なんと楽天で種を買うことができるようでレシピもあるのでした。
そのものは無味、シロップをかけていただくのです。
寒天より弾力のある歯ごたえでした。


旧吉田屋酒店。
明治34年に建てられたもの。
谷中からここ上野桜木町に移築され、公開展示されています。


ここにF島さんを座らせて写真を撮りました・・。


さすが上野、額縁屋さんが素敵。


桃林堂。


小鯛焼。210円。


店内でいただこうとしたらお茶を入れてくださいました。
お土産6個入りを購入。


右手が芸大美術館。

 
東京芸術大学。


国際子ども図書館。
国立国会図書館の支部図書館です。

 
旧帝大図書館の建物なのでクラシックです。

 
子ども図書館のカフェテリア。
お庭に向かっていて開放的。


ランチセットカレーです。
食券制です。

 
出たところでインコの群れが柿を食べていました。

 
旧東京音楽学校奏楽堂。


明治23年に建てられた、
日本最古の木造音楽ホールだそうです。

  


音楽ホールは使用中で、舞台を撮ることはできませんでした。


展示は作曲家 本居長世
さすが国学者宣長の6代目、短歌が残されています。


「赤い靴」「七つの子」「青い目の人形」など
なじみ深い童謡を作曲されていたことを知りました。
第二次世界大戦時、軍歌の作曲を拒んだために
不遇の生活となり、敗戦の2か月後
60歳の若さで亡くなられたのでした。

  
係累の方の歌。

 
音響をよくするために壁の間に
もみ殻や藁をつめたそうです。


上野公園 紅葉がきれいです。
現在工事中で中央部分が立ち入り禁止です。


国立博物館 黒門。


正門から入ります。
今日は常設展のみの見学です。

まずはお目当ての庭園へ。
年2回、春秋のみ公開しています。
中央の池の周りに移築された
茶室5棟、書院など2棟があります。

 
春草蘆。

  
転合庵。

 
中央の池。
夏は睡蓮がきれいなのです。


カモさんがいぱーいいます。

 


応挙館。

    

 
紅葉の紅がいまひとつ、茶色がかっています。


本館のバルコニーに上がってみました。 


バルコニーから池を見ます。

 


本館のこの開かずの窓からあこがれて何度も庭園をみました。

 
きれいな黄葉です。
何の木でしょうか?


庭園を出るともう薄暗いです。


急ぎましょう。

 

 
表慶館へ。
アジアンギャラリーになっていて、
朝鮮、中国、インド、アフガニスタンなどの美術品が展示されています。


裏手の法隆寺宝物館。


内部から庭を観たところ。


ここで休憩。
法隆寺宝物館1階ホテルオークラ「ガーデンテラス」。
ノイバラはじめ3人はホットレモネード。


Mちゃんのトマトジュースもおいしそうです。
庭園入口のおなじくホテルオークラレストラン
「ゆりの木」は長蛇の列だったのですが
ここは空いていて、穴場かもしれません。


薄暗い展示で目をやられ、よろよろ・・
見学が終わるととっぷりと日は暮れて・・。


上野公園内「韻松亭」創業明治8年。
横山大観がオーナーだったこともあるそうです。


個室はにじり口から入ります。
鳥すき焼きコース桜を頼みました。

お品書きが見当たらないので、写真だけですけれど。
おいしいものを食べるときは皆、無言です。

   


ここでHちゃんのかわいいメガネホルダーに気づきました。
ペンダントと思っていたのが、
ペンダントヘッドにメガネがぶら下げられるのです。


「気障じゃないですか?」とご心配ですが、
OKです、F島さん。


いよいよメインの鳥すき焼きです。


まずは鳥もも肉だけを。


卵をつけていただきます♪
やわらかいです❤


野菜投入。タマネギ、クレソンがめずらしい。


湯葉を入れたら、すぐに召し上がれ。


サラダで休憩。


こんどは鍋です。


鳥のつみれ、豆腐、葱を投入。


もうお腹一杯です・・お豆腐は残してしまいました。


お部屋が暑いので窓をあけて中庭をながめます。


猫舌のノイバラは外気で冷ましていただきました。
お鍋でつくった雑炊です。


お湯のみがかわいい・・。


うーん・・もう1ミリもたべられません。
デザートの麩まんじゅう持ちかえりました。


戦いすんで・・。


おみやげ。

長年、気になっていたお店にいくことができて
ものすごくしあわせです。
食い倒れの皆さま、
お付き合いいただき
どうもありがとうございます<m(__)m>