ノイバラ山荘

花・猫・短歌・美術な日日

2週間後のバレンタイン

2014-02-28 19:31:01 | 自然
みなさま、こんばんは(*^_^*)

大雪からちょうど2週間、
雪の影響も収束しつつあると思いますが、
みなさまのところではいかがでしょうか。

身の回りでは雪の嵩が
だいぶ減ったかな~と思いますが、
道路の脇に積み上げられたのが
通行の妨げになっています。


ひさしぶりに会った職場のスタッフから
友チョコをいただきましたにゃ❤
2人で手作りされたそうです。

パリのなんとかっていうお店のものを
真似したそうなのですが、
さすが美術系の方はセンスがいいです。

昨日は1日雨でしたが、
職場にはまだまだ雪が残っています。

 
玄関付近。

  
雪国~。

  
お庭。


工房周辺。

   


雪が青いです。

 


静かな雨です。


この雨で雪が融けるといいですね。


春よ来い。





星を賣る店--クラフト・エヴィング商會のおかしな展覧会@世田谷文学館

2014-02-27 19:44:22 | 文学

世田谷文学館「星を賣る店」

クラフト・エヴィング商會って何だろう?
S藤さんの第2歌集の装丁をしたところですので、
装丁を仕事としていることは分かりますが・・。
謎めいています。


万葉集の講座が終わって、
少し遅い昼食、蘆花庵で腹ごしらえ。


確か「肉汁そば」850円、だったと思います。
おいしかったです。

入店したら誰もいなくて少しびびりましたが、
私のあと次々にお客が5人も入り、
安心しました。


世田谷文学館。

クラフト・エヴィング商會とは・・
吉田浩美と吉田篤弘によるユニット名。
著作の執筆と、装幀を中心としたデザイン・ワークを
主として活動しているそうです。

展示されているモノたちのその世界は好きで、
アイデアの奇抜さやノスタルジックな雰囲気を楽しみましたが、
見終わってからもやもやが残りました。

何か「違う」という感覚です。
もちろんセンスはいいのですが、
物足りないのです。

商業デザインだけに、
表面的な感じがするのかもしれません。
デザインとしてはすぐれているのでしょう。

付属の図書館で
鴎外の「手作り教科書」という
電子ブックを見ました。

画面に触れるとページがめくれていきます。
地理と歴史のノートでした。

子供のために作ったのか、
自身のために作ったのか・・。
わらないまま、急いでいましたので
確かめることもなく帰りました。

[後日談]
この展覧会をお勧め下さった
鴎外縁のМ・S子さんによりますと、
「手作り教科書」とはおそらく鴎外が
子供のために作ったものだろうということでした。

東京全国大会下見

2014-02-26 10:44:46 | 短歌
みなさま、こんにちは(*^_^*)

いいお天気が続きますね。


お茶の水、聖橋より。


柳の芽がふくらんでいます。

お茶の水は雪の影も見えないので、びっくり。
八王子はまだ道の両脇に積んだのが
融けていないです。

 
今日の目的は東京ガーデンパレスの下見。
8月の結社の東京全国大会の会場です。

大会委員長O野さん以下、
実行委員のうち8名参加。

ノイバラは4年前の大会で
大会係と会計を兼務、
ずいぶん昔なので忘れていましたが、
話し合いが進むうちに徐々に思い出してきました。


ロビーにはお雛様が飾ってあります。

 
かわいいくまちゃんもいます。
結婚式ができるのですね。


ここが会場になります。
N書房のパーティでご存知の方もいらっしゃると思います。


O野さん、F島さん、T山さんが
舞台を作るのに台が何台必要かを見ています。

受付、歌集販売の担当H口さんとF島さんは
会場の前の受付スペースと机の数を確認。


ここがスタッフルーム。
主に大会関係の荷物置き場になります。


ここが「選者と語ろう」のお部屋ですが、
選者の方は6名、実際に見ると狭かったですので、
広いお部屋に変更しました。
ここの担当は前回に続きT山さんです。

やはり下見は大切です。

この日の主たる目的は参加費の決定。
会計のT中さん、М屋さんを中心に
1時間ほどかけて予算の合計見積もりと
参加費の決定を行いました。


1階には「つきじ植村」があります。
これは2000円の御膳「味楽(みらく)」。
ボリュームもお味も大満足です。
ここが担当のK石さん、K並さんが探してくださった
2次会の予定店。

これから月に1度の実行委員会の話し合い、
編集での報告が8月まで6回行われます。

詠草、参加費の締め切りが6月末。

ここから詠草担当のH美さん、Hさんは
皆さんにお送りする詠草集作り、
会計は計算と名簿作りに多忙を極めます。

間近になれば必要な賞品、文具、雑貨などの買い出し、
垂れ幕、謝礼などの準備、販売品の手配を
手分けして行います。

М宮さん、S綱さんは会場係として
全体の日程調整、会場の設営を担当。
副実行委員長のT也さんは懇親会の運営。

大会が終わって皆がやれやれとなった後から
会計は会計報告がありますので、
あともう一仕事です。

これを実費のほかは
まったくの手弁当でやっています。

大会の資料の袋詰めや詠草の発送で
東京歌会の方々にご協力をお願いしたり
当日の受付、販売、撮影、設営などで
お手伝いをお願いしたりすることがございますが、
どうぞ皆さま、よろしくお願いいたします。

専属の事務員などは1人もおりません。
皆、仕事や家族をかかえながら時間を捻出して
通常の会誌の発行に加えて
大会の運営をしております。

分担してチームワークで乗り切っております。

実行委員、精いっぱいがんばりますので、
いろいろ御不満もございましょうが、
どうか御理解ご協力のほどをお願いいたします。

素晴らしい大会、温かな交流の場となりますように。



人形町ふたたび

2014-02-26 10:29:49 | 飲食
人形町をふたたび訪れました。

前回はお醤油でいただくお好み焼き
葱とあさりの「松浪焼き」が食べたくて
甘酒横丁散策をしましたが、
今回はお好み焼き「人形町焼き」と
がんもどきがめちゃくちゃおいしい「双葉」の
食堂で定食を食べるという目的があります。


甘酒横丁、「双葉」の裏手にあります。
「うまいもんや双葉」でランチ。

入り口で食券を買って待ちます。

 
2階の店内にはお雛様が飾ってあります。
ふつくらしたお顔です。


私の揚げだし豆腐定食。


連れの肉豆腐定食。

これで850円。
おいしい豆腐でお腹いっぱいです。

マーボー豆腐が人気のようで、隣席の
サラリーマン4人に3人が頼んでいました。


偶然、お店の裏を通りました。
お豆腐作りのグッズが干してあります。

  
ザル、布、木の板、醤油の缶・・おもしろいなぁ。


うん? これは?


防災用井戸のようです。

 
観音様がいらっしゃいます。


もとは鎌倉の方にあったのを持ってきたようです。


中央区は公共の施設も立派です。


ここは西郷隆盛の旧居跡らしいです。
上京して明治4年から6年まで2年間、
鹿児島に帰郷し10年には亡くなっています。

 
人形町なのになせクジラ?
あやつり人形のバネにクジラのヒゲが
使われているそうなのです。


人形町は江戸歌歌舞伎が盛んで、
人形浄瑠璃の小屋も多かったのですね。
それで人形師や人形屋さんが多かったので人形町・・。
なるほどです。 

 
海の波を表すプレート2枚とクジラ
3点セットのようです。

 
谷崎潤一郎生誕の地の記念プレート。


後ろを振り返ると・・ううむ、「谷崎」。
ちゃんとしゃぶしゃぶのお店になっています。

ここから古いお店が並んでいます。


洋食「小春軒」は創業明治45年。


こちらも洋食「来福亭」創業明治37年。


喫茶去「快生軒」は大正8年から。
向田邦子が愛した店らしい。


ホットミルクを頼みました。
シュガーポットがいい感じです。

 
窓際の席に座れたのですが、
このガラスの曇らせ方がいいです。

パリにいるよう・・うっとり。

 
「ミュゼ浜口陽三」で大好きな浜口の版画を観ます。

 
テントウムシやサクランボがかわいいです❤

 
毛糸、レモン、葡萄もモチーフの常連さん。

浜口愛用の道具やカラーメゾチント
黄、赤、青、黒4版の展示もあり、
普段なじみのない版画の世界を
のぞき見ることができました。

 
茶の木神社。


通るたびに香ばしいいい匂いがします。
ほうじ茶の「森乃園」
いろいろなお茶を買いました。


おとなりの豆腐「双葉」の前で
「森乃園」のほうじ茶ソフトを食べました。
連れは「双葉」の元祖甘酒。

甘酒横丁ですものね。


もちろんがんもどきも買いました。

 
「近為」で減塩たくわんと
牛蒡のお漬物を買いました。

 
からくり櫓なんていうのがあります。
お人形が動く?


レトロな時計屋さんだなぁ。


お好み焼きの「初音」。
ここで人形町焼きを食べるのだ♪

 
ここも入り口が2階なのですが、
脇に灰皿。タバコは外で吸う決まりのようです。


焼けるのを待つ間、
まずは梅酒でトマト。

 
生姜。キャベツが多かったのでソースで食べました。

 
これが真打、「人形町焼き」。
イカと小柱が入っています。
お店の人のおススメでおかかと醤油で食べました。
大満足❤

 
壁にはお馬さんが飾ってありましたにゃ❤

人形町って何て楽しいのでしょう。
今度は老舗洋食屋さんに行ってみたいです。



海の春

2014-02-23 22:11:51 | 自然
みなさま、こんばんは(*^_^*)

お寒い日が続きますね。


畑の雪です。

まだ道路に積み上げられた雪は
40センチくらいの高さが残っています。
ところによっては1メートル・・。

お日様に照らされて少しずつ・・。
お天気が続くのでうれしいです。


これは何かというと、若布です。

鎌倉の方にいただきました。
ワンちゃんと毎日海岸をお散歩してらして、
拾われたのだそうです。

早速お味噌汁にいれましたら、
やわらかくてとろけるようでした。
ごちそうさまです❤


これは同じくお散歩で拾われた桜貝。
何か、きれいな貝を手にするのは
ものすごく久しぶりな気がします。

海の匂いがなつかしい。
春の海に行ってみたいです。

ペンギン歩行

2014-02-19 20:54:59 | 自然
こんばんは(*^_^*)

今週の雪は回避されたようで、
うれしいです❤

もう雪かきしたくないです(´;ω;‘)
腰が痛いですにゃ。

雪かきは割と好きなのですが、
今月は3度の雪。
しかも3度目は経験したことがない量・・。
一度の積雪で何度も雪をどけました。


やっと車が通れるくらいに雪かきしました。


16日、日曜日の国道の雪の様子。
今回はちゃんと歩道の雪を
どけてくださった方がいらして、
通路が確保されています。


しかし、朝は融けだした雪が
ツルツルに凍っています。

 
近所の畑の雪の様子。


編み出したのがペンギン歩行。
両手でバランスとりながら
よちよち歩くと滑りにくいてす。


田園都市線、長津田駅。
まだ雪が残っています。
編集の日なので、二子玉川までおでかけです。


いきなりヤマメ。
岩手の会員の方が自ら釣りあげて
送ってくださったのです。
なんてきれいなんでしょう❤
お礼の葉書の画にも力が入ります。


こんな瓶ですが、日本酒なのです。
さらっとして飲みやすいです。
富山の「満寿泉」というらしいです。


飲み干した湯呑みの底からうさちゃんが現れました。
かわいいですにゃ❤

東京方面の電車はほとんど遅れもなくなりましたが、
逆方向、中央本線は間引きしたり遅延しながら
運行始まっている様子。
ダイヤがめちゃくちゃらしい・・。

明後日の万葉集の講義に
中央本線を使って通っていらっしゃる、
S藤さん、K谷さん、無事におみえになれるでしょうか。
心配です。










雪積む朝

2014-02-16 09:41:51 | 自然
みなさま、おはようございます(*^_^*)


今日は青空が広がっています。


外はどうなっているでしょうか。

 
昨日の雪かきで獣道のような
細い通路は確保できましたが、
まだ車が通れる状態ではありません。


まだ40センチくらいあります。


郵便受け確保のために積み上げた雪は
前回の雪と合わせて
1.3メートルくらいの山になっています。


庭には屋根からの落雪。
昨夜どんっとすごい音がしていました。


今日はこの雪がどのくらい解けるのでしょう。
これから出かける二子玉川まで大丈夫かな?


昨日の午後、雪かきが終わった状態も記録しておきました。

    

     
午前降った雨を含んで雪が重くてこれが限界でした。
近所のちびちゃんもお父さんのお手伝いをしていました。
(邪魔だよって言われてましたけれと。)



家からでられません・・120年来初めての大雪

2014-02-15 10:07:05 | 自然
みなさま、おはようございます(*^_^*)

大雪お見舞い申し上げます。

自宅付近、5~60センチは積もったでしょうか。
先週、道の両側に積み上げた雪の上に
また積もってすごいことになっています。

今も冷たい雨が降り続き、
雪掻きができない状態です。

電車も動いていないし、
無理して出かけると危険ですので、
おこもりです。

「120年ぶり」の大雪と思っていたら
気象観測始まって以来初めてという意味だったのですね。
120年前といえば1894(明治27)。
気象庁前身の東京気象台が設立されたのが1875(明治8)、
全国天気予報が始まったのが1884(明治17)。
その10年後ということですね。
ひょっとしたら、信綱先生も経験したことのない大雪かも~。


こんな感じ。


昨夜は風が強く屋根から雪が舞っていました。


玄関のドアを開けると。

 
お庭も一面雪。

 
門のところまでこんな感じ。
これからこの雪をどけなくては・・(・ω・;A


アーチの上に積もっています。

テレビでソチ五輪のニュースを見ながら、
見ているのは一緒に写されている
各地の雪情報や電車の運行情報だったりします。

今日入試の子たちは大変です。
無事に試験がすみますように。

午後には雨があがるそうですので、
雪掻きができるでしょうか。

明るくなってきました。

みなさまのところではいかがですか?
停電、、洪水、強風、竜巻の被害も出ているようです。
これからもお気を付けくださいね。


積雪60センチ・・(・ω・;A

2014-02-10 23:52:20 | 自然
みなさま、こんばんは(*^_^*)

今回の大雪、
自宅の30センチで驚いていたのですが・・。
職場は60センチでした。


大雪から2日目、ダイヤはほぼ通常通り。

 
駅に着きました。

 
やはり積もり方が違います・・。


駅前。


駅舎の屋根。


バスもタクシーも動いていないので、
2キロを歩きます。
橋の上から。


こんな感じで車道を歩いています。
車が来ると端によけるのですが、
ぎりぎりで怖いです。


川の水が凍っていますにゃ・・。


途中で四駆の車で通勤している副館長に
ひろってもらいました。


それにしてもすごい雪です。


これでも駐車場の雪かきはしてあるのです。


積雪60センチだったのだと、昨日測った人がいるのです。

  
朝礼の最中にどすっと音がして、
屋根の雪が落ちました。
下にいたら大けがに違いありません。


スタッフルームのドアをあけたら・・。


いつも車を止めているスペース。

  
昨日誰かが雪かきしてくれたのですが、
ここまでです。

 
かまくらなんかがありますww。

  


ガラスの見本ができました。


屋根から雪がずりおちてきています。

 
お昼にはお日様が出てきました。

帰りはバスが動いていました。
明日の朝は大丈夫ですかにゃ?












週に2度の雪

2014-02-09 15:15:15 | 自然
みなさま、こんにちは(*^_^*)

雪の被害は ございませんでしたか。

ノイバラの住んでいるところでは、
1日休むことなく降り続き、
30センチ越えだと思います。
40数年ぶりの大雪だそうです。

今朝は幸いに気温も高く
晴れましたので、
家族ご近所総出の雪かきを2時間。
ようやく道路は綺麗になりましたが、
へろへろにくたびれて、
都知事選に行く元気がありません。

今月に入って、4日と8日、
1週間に2度も降りましたので、
雪かきの腕が筋肉痛ですにゃ・・。

8日はなんと、東京歌会の日。
中止の連絡は12時でしたので、
午後1時から始まる
茶話会・講読会・全国大会役員会の中
遠隔地組は間に合わず、
中野サンプラザに来てしまった4人・・。

(´・ω・`)←その中の1人

帰れないことを考えて、
宿泊費もお財布に入れてきました。

なにしろ、吹雪でしたから、
移動中の写真はありません。

携帯に連絡いただいた時には
もうすぐ中野に着く車中でした・・。

 
中野サンプラザ8階からの雪景色。
1時までは間違えてきてしまう人のため
待ちましょう・・と講読会お世話係の
F島さんがおっしゃるので、待ちました。

そのあと、昼食を食べながら
茶話会に出す予定だった歌や、東京歌会の
各自の歌を持ち寄って歌会です。

この2時間の歌会がF島さんを
帰宅できなくしたのでした・・。
都内の某カプセルホテルに泊られたところ、
停電になったとか・・。
なんてお気の毒でしょう。

ノイバラは間引きされ、のろのろと走る
京王線各駅停車で無事帰宅しました。

  
吹雪ですので、駅のホームまで雪で真っ白。


うぷぷぷふっ。雪が顔に当たります。

 
跨線橋から線路を見ました。


駅前のポストが雪帽子かぶっています。


近づこうとしましたが、
吹き溜まりで腰のあたりまで雪が。


駅を振り返って、かなり必死に撮っています。

帰宅した夕方、朝に続いて2度目の雪かき。
その間もその後もどんどん降り積もり、
さらに5センチ積んだのでは・・。


さて、今朝の玄関前。配達の方の足跡です。
御苦労さまです。


ポストの前は雪をどけておかないと。


物置まで行くにも雪をかきながら。


どけてみてわかる雪の深さ。


裏庭まで手が回りません。

 
雪の間の光が青くて、きれいです。


大汗かいてわが家の通路を確保しましたにゃ。
私道が長いので、大変でした(・ω・;A

めでたしめでたし。

去る4日の雪は職場の雪かき。
この時の積雪はほんの5センチほどでしたので、
車で通勤できましたし、楽勝でした。


前日の雪。


雪かきしたら、こんなものです。

 
手つかずのところは結構積もったままですが。


雪国~❤


青空に映えてきれいです❤

  
別世界ですね。

   

   

       
滅多に見られない景色です。


雪かきのあと。
竹ぼうきで仕上げをしたので、
京都の日本庭園みたい(笑)


室内から撮ってみました。

         

    
お昼には枝先の雪は解けておちてしまいました。


クリーブランド美術館展&人間国宝展@上野国立博物館

2014-02-09 12:09:33 | 美術
雪と雪の合間に上野の美術展を観てまいりました。


国立博物館平成館では2つの特別展が同時開催されています。


「クリーブランド美術館展―名画でたどる日本の美」。
全米屈指といわれる同館の日本美術コレクションから、
仏画や肖像画、花鳥画、山水画などを選りすぐって公開。


「人間国宝展―生み出された美、伝えゆくわざ―」。
歴代の人間国宝や先人が残した古典の名作を並べ置き、
日本が誇る工芸の精華を紹介。

金曜日の午後、空いているといっていいのか、
混んでいるといっていいのかわかりませんが・・
混んでいる画を避けて空いているのから
見ていけばいい感じでした。
人間国宝展の方がより混んでいました。

学芸員による「1089ブログ」がおもしろいです。

燕子花図屏風、厩図屏風、芒図屏風、
四季花鳥図屏風、近江名所図屏風・・。
屏風画が見ごたえありました。

厩図の馬と、芒図のススキに魅せられて、
何度も見ました。
近江名所図にも生き生きと馬が描かれていて、
これもじっくりと見ました。


蔦の細道図屛風。 深江蘆舟(1699~1757)筆 
江戸時代・18世紀

HPより引用します。
「『伊勢物語』で在原業平一行が東海道宇津谷峠にさしかかる場面。
業平は修行僧に都への手紙を託しています。
薄暗い峠を越える心細さが、鮮やかな蔦の葉の朱色で強調され、
山や水流と人物の重なりが画面に動きを生んで
業平の心象まであらわされています。」

 
これは本館の方に構図が違う1枚の
展示がありましたので見てきました。

伊勢物語で宇津谷峠を通るのは
5月の緑の頃なのだそうです。
なぜ蔦の紅葉が描かれているのでょう。

カタログをめくっていたら、
そのことについての記事がありました。
それは和歌で宇津谷が詠まれる時は
蔦の紅葉とともに詠まれることが
多かったからなのだそうです。

中国の山水画、
それを模したものも面白かったです。

人間国宝展は古い作品とその技法を生かした
現代の作家の作品が並べてありました。
大好きな漆芸の松田権六、木工の黒田辰秋もあり、
楽しみました。

時間があったので、本館の作品も見ました。
こちらはほとんどが撮影可です。

 
大好きな長次郎の黒楽茶碗銘「広沢」

長次郎はもうひとつ、四角いお茶碗があり
(銘「団栗」だったかな?)
こちらのほうが興味深かったのですけれど。


「七十一番職人歌合絵巻模本上巻」です。
和歌の詠み手を職人たちになぞらえた
架空の歌合の絵巻です。


71組、142種の職業の職人が
月と恋の題で職種に関わる語を織り交ぜながら
歌を作っていきます。
歌の方はゆっくり読む時間がなかったけれど、
(時間があっても読めなかったかもしれないけれど(・ω・;A )
画がすごく面白いです。

    

原本は1500年頃の成立だそうです。
すばらしいなぁ。


お庭にはもう紅梅が咲いています。


上野公園の夕暮れの空。
不思議な雲です。翌日の大雪のためでしょうか。

 
ソノサトキザクラって、緑の桜があるのですね。
大好きなウコンと同じ感じのお花です。