ノイバラ山荘

花・猫・短歌・美術な日日

萩原朔太郎展ーーソライロノハナ

2011-11-28 13:55:16 | 文学
こんにちは(*^_^*)
寒くなりましたね。

先日、世田谷文学館企画展萩原朔太郎展を観てまいりました。

 
午前中は勉強会、
車中でお握りをもぐもぐして、寝て、
食と睡眠を確保しつつ移動。
乗り過ごし、1時間くらい無駄にしましたが(・ω・;A

スケジュール的に絶対無理と思っていましたが、
行ってよかったです。

萩原朔太郎 1886(明19)~1942(昭17)

一番の収穫は朔太郎の文学の出発が
短歌であったというのを知ったことです。

叔父の影響で短歌を始めたらしいのですが、
15歳で晶子の『みだれ髪』を読んでいます。

ほどなく「明星」(明36.7)に短歌3首を発表、
晶子の多大な影響を受けていたようで、
期待の新人とされていました。
朔太郎の短歌!
新鮮な感じの歌で、どきどきしました。

字が小さくて、筆記できなかったので、
今度調べてみようと思います。
そののちも作歌していたようです。

・拳もて石の扉を打つごとき愚もあへて君ゆゑにする
                「スバル」11号(明42)

・しののめのまだきに起きて人妻と汽車の窓よりみたるひるがほ
                「朱欒」3巻5号(大2)

大正2年には、恋の相手に贈るための
自筆歌集『ソライロノハナ』が作られました。
日本近代文学館に所蔵されているそうです。
復刻版もあります。


また、写真をよくしていたようで、
「心の郷愁を写したい」という言葉通り、
ノスタルジックな写真が残っています。

1972(昭47)、
朔太郎の妹津久井幸子さん所蔵のガラス乾板を
野口武久さんが現像し、長い年月をかけて
撮影日、場所、人を調査したらしいのです。

明治末期から昭和初頭の風景が
詩人の目を通して印されています。


『氷島』を朗読するぼそぼそと低い声を聞き、
晩年かぶっていたこげ茶のソフト帽や
肩書のない名前だけのすっきりとした名刺を観ていると、
この美学を貫いて生きるのは
辛かっただろうと思いました。

マンドリンをもった、大きな目を見開いた美少年が、
晩年の伏し目がちの研がれた壮年となるまで、
立体的に工夫されたよい展示だったと思います。

1階では、朔太郎の長女葉子の作品が展示されていました。
作品というのはもちろん著作ですが、
ダンスの衣装、オブジェ、子供の衣類、
などもありました。

葉子の『蕁麻の家』は朔太郎が
死ぬまで暮らした下北沢の家なのだそうです。
大学の時に読んだのを思い出しました。

朔太郎の『猫町』は下北沢が舞台と言われています。
「シモキタザワ猫町散歩」という
文学散歩のためのパンフレットも作ってくださっていて、
まるで私たち猫隊のためのよう❤

来月の食い倒れは下北沢なのです。
特に建物などは残っていないようですが、
森茉莉がよく通ったという喫茶店「邪宗門」には
是非寄ってみたいです。

初霜

2011-11-28 12:41:02 | 自然
職場は山の中なのでいくぶん早いですけれど、
初霜です。


ベゴニアの霜。


もう枯れていまいますね。

  


ドウダンツツジは目が覚めるよう。

  


霜がとけると綺麗です。

  
世界中がきらきらと輝く。

 
蜘蛛さんも朝の光を浴びて。

   
初冬のしあわせです。


スタッフルームでは、スタッフの一人が持ってきた
「子供チャレンジ」の付録のオルゴールが人気です。

円盤を回すことによって
小さなオレンジ色のぼっちで
10音あるオルゴールの鍵盤がはじかれるのですか、
ぼっちの位置が変えられるのです。

10音あれば大概知っている曲ができるので、
「メリーさんの羊」+アレンジで楽しんでいるところ。
ミュージシャンがいるので、
和音を加えたり、アレンジされたりして、
なんだか素敵な曲になっています。

子供はすぐに飽きるらしいですが、
すっかりオトナのおもちゃになっています。

 
甲州街道の銀杏です。


左側の方が進行が早く、もう葉を落としています。


場所によってはこんなに緑が残っているところも。


山に近い方が早いというわけではないようです。
不思議。
日照などの環境や木の年齢によるのでしょうか??


ヌーボー2本目。
くせがなくて、こちらの方が好き。


リースを窓辺に。


クリスマスメニュー、ガラスのモビール。
日が差し込むと光を集めてきらきらします。


職場の庭です。

             


クローバーなど意外と緑の葉もあります。



 
辛夷はほとんど落ちてしまった。

       
もうクリスマスの飾り付けですね。

 












 

ニューオータニ美術館と庭

2011-11-17 20:55:50 | 美術
ニューオータニ美術館で「池大雅」展を観てまいりました。

美術展もほんとに久しぶりでした。
いただきもののチケットが無駄にならないように、
ぎりぎりセーフ(笑)

ホテルニューオータニに美術館があるのも
初めて知りましたが、
池大雅の画を観るのも初めてです。


赤坂見附駅を出て。


ここらしいです。

  
橋をわたります。

ガーデンコート6階の美術館はこじんまりしていました。
文人画というのは、決まりを知らないと
観賞できないのだなーと思いました。

名前だけは知っていたのですが、
池大雅は江戸時代半ば、京都で活躍した画家です。
日本の文人画を大成したのだそうです。

パンフレットを要約すると、
文人画は当時最新の美術であり、
大雅は若い頃より舶来の書物を吸収し
知り得た中国の土地、風物、故事、詩文、画法を
自らの想像力と融合させ、
未踏の中国の情景を描き出したのです。

書にも漢詩にもうとい私は「うーむ」とうなるのみでしたが、
「東山清音帖」という屏風画の真ん中あたり、
湖に船を浮かべて笛を吹く人と、
山に月がかかっている景が描かれており(洞庭秋月)
佐佐木信綱、明治期初の短歌連作「笛」を思い出しました。

西洋風の笛しか思いつかず、
「なぜ笛?」と思っていましたが、
漢詩にも造詣があった信綱、
自然と出てきた景かもしれません。

さて、ホテルニューオータニは庭園が素敵と
同行のO山さんに教えていただき、
夕風にふかれて庭園散策です。

        


窯があります。なぜ??

 
イイギリの赤い実です。 

 


十月桜。

   


お隣のティールームでマロンティーをいただきました。

箱根「山のホテル」--ベルベットの肌触り

2011-11-17 20:42:24 | 
歌のお仲間と秋の箱根を楽しんできました。

何から何まで行き届いたお世話を
して下さった先輩のおかげで、
初めての「山のホテル」
ゆったりと楽しむことができました。

新宿から、高速バスに乗ると終点が「山のホテル」。


午前中勉強会を済ませて、出発は午後。


生憎の雨です。


御殿場で高速を下ります。


ただただ雨・・。


芦ノ湖湖尻。


雨の湖。


「山のホテル」ロビー。


創業は昭和23年。
現在の建物は岩崎小彌太男爵の別荘(コンドル設計)が
焼失したあとに建てられた建物だそうです。


客室に案内される途中、庭園が見えました。


わー! お部屋から庭園が見渡せます。
403でした。


雨で芦ノ湖も煙っています。

 


バスルーム。シャンプーやリンスもかわいいです❤
温泉の大浴場があるので、
お部屋のパスは一度も使いませんでした。

早速、同室のT中さんは温泉です。
ノイバラはお夕食までお昼寝・・ZZZ


エレベーター前の電話。
クラシックに見せて、プッシュホンなのです。


フレンチレストラン「緑の森(ヴェル・ボア)」前。


テーブルセッティングが素敵❤
模様がツツジなので、オリジナルのお皿です。


オータムセレクションコース。
メニューを見ながら、お料理の説明をうけます。


まずオードブル。
芦ノ湖のワカサギです。


駿河湾産真鯛のマリネ。秋野菜添え。


もちろんビール。
さすがにおいしい。天使の輪ができてます。


イチジクとクルミのパン。
あまりのおいしさに、翌日おみやげに買いました。


長野県産ほろほろ鳥のサラダ仕立て。レンズ豆添え。


ミネストローネスープ。


お肉を選んだら、こんな銀の蓋をかぶってでてきました。
あらやだ。
私が写っちゃったけど、まーいいか。


蓋をとったら、仔牛のポワレ。鮑茸添え。


デザート。
フロマージュプランと柿のムース。アイスクリーム。

 
ラウンジの暖炉には火が燃えています。

ここで食後の歌会です。
即詠を2首ずつ。

ノイバラも温泉に入って、部屋に帰って
ベッドに横になった瞬間に墜落睡眠。
ここ1年位は眠剤が必要ないです。

  
翌朝、晴れるかなーと思ったら、すごい霧です。


朝ごはんはまた洋食にしました。


プレーンオムレツとベーコンを選びました。


レストランの窓の眺めも素敵。


朝食の間に晴れてきました。
ベランダに出て見ます。


おおー 富士山。


庭園散歩です。

  


椅子もおしゃれです。


レストランを下から見上げたところ。

 

  

 
最上階4階の向こうから3番目のお部屋でした。

 
どっちいこう?
ツツジは今は咲いてないからバラ園かな?

     

  


向こうにチャペルがあるー❤

  

  


バラ園ですー❤

    

    


思わず、バラ撮影会にww

   



 
ああ しあわせです❤

  

 

 
湖岸に下りてみようということになりました。

  
裏門もかわいいです。


湖一周の遊歩道になっています。

     
のんびりと写真をとりながらお散歩です。

    



あら。

 
海賊船が。


うーん、どうなんでしょう・・。
シンプルな船がいいような気もしますが。
お子さんはうれしいかもしれません。

 
お船は通り過ぎました。


ホテルの玄関にもどってきました。


素敵ですね。

   
昨日は雨で撮れなかったので、玄関付近撮影。



 

 
ツツジのお庭が描かれています。

 
お部屋で荷物の整理をしてまったりとすごします。

 
窓が額縁みたいです・・。


ラウンジでバスを待つことになりました。
 


もう雲で富士山が見えません。
さっきはラッキーでした。


モンブラン❤


帰りのバスです。


出発しんこー!


車内では韓国語、中国語、英語の案内もあります。


秋の箱根路です。


あ、桜海老のかき揚げおいしそうだな・・。

      


あの左側のぽこっととんがっているのが早雲山だそうです。


おおー、すすきです。


仙石原ですね。


昔、歩いたことがあったかなー。

   

遅い昼食を新宿小田急ハルクの大志満でいただいて、解散。
ノイバラ、夜の歌会は欠席しました。


えーと、おみやげです。
山のホテルしかいかなかったので、
オリジナルの草餅と、
アールグレーのマドレーヌ、
イチジクとクルミのパン、
メープルブレッド。

どれもおいしかったです。


SUICA、お忘れです。

2011-11-17 20:20:10 | 日常
日本近代文学館での秋の調査も進んでいます。


有限会社バケラッタ!
文学館近くの建築途中のお家です。
鉄筋の立派なお家は
「バケラッタ!バケラッタ!」と出来ていくのですね。


あの、足元に星のような花をこぼしていたクロガネモチは
かわいい赤い実をつけました。


お昼は駒場東大構内「ルヴェ・ソン・ヴェール」。
ランチのお肉とパスタ。


この日はイチジクのコンポートとソルベ。
ワインがきいていて大人のお味でした❤

このお食事、毎回2時間かけていることにようやく気付き、
調査時間確保のため、
次回より簡素な食事にすることにしました・・。
(´;ω;`)ぐすん。


これはハロウィンの忘れものです。


バラのアーチのお宅の玄関先にぶら下げられていました。
先日通ったらもうなかったので、
持ち主が見つかったのでしよう。
よかったですねー、わんちゃん。

そうそう、ノイバラはSUICAを
どこかでなくしたと思っていたのですが、
今日文学館から電話があって、
ロッカーに忘れていたことが判明。
わざわざ送ってくださるそうなのです。

もう出てこないとあきらめて
新しいのを買ってしまったのですが、
すごくうれしいです。

どうもありがとうございます<m(__)m>














巣鴨探検

2011-11-17 20:19:05 | お散歩
こんばんは(*^_^*)

10月末、巣鴨に行ってまいりました。
ずっと忙しくてアップが今頃・・(笑)

毎月、西巣鴨に行くのに巣鴨で乗り換えるのですが、
「巣鴨地蔵通り」の表示が気になって、
1度行ってみたかったのでした。


ふむふむ右方向ですね。


白山通りを渡ります。
陸橋から西巣鴨方面を眺めました。


巣鴨駅方面です。


まずは醫王山東光院 眞性寺。
「江戸六地蔵尊」がおまつりしてあります。

 

 


芭蕉の句碑があります。

ここから都電庚申塚駅まで
巣鴨地蔵通り商店街
が続いています。

「巣鴨地蔵通りは旧中山道の街道筋に
曹洞宗萬頂山 高岩寺の「とげぬき地蔵尊」と
醫王山東光院 眞性寺「江戸六地蔵尊」の2つのお地蔵様と
巣鴨庚申塚に守られた信仰の街です。」と紹介されていました。


地蔵通り入り口あたりのお漬物やさん。


おみやげのお漬物。
めずらしいタマネギのワイン漬けは
サラダ感覚で美味しかったです。
しかし何といっても、べったら漬けが一番でしょうか。


元祖塩大福の「みずの」で豆大福を買いました。
こし餡が好きなので。

  

  
曹洞宗萬頂山 高岩寺。
「とげぬき地蔵尊」と「洗い観音」があります。

 
境内、週末の菊祭りの準備です。

  


これが観音さま。


洗うための長蛇の列に仰天。

 


ちょっと気になったお店ですが、
1人では入り辛く今回はパス。


白山通りをまっすぐ歩くと西巣鴨です。
お天気なので地下鉄1駅分、15分くらいてくてく歩きました。


ボジョレ・ヌーボー

2011-11-17 19:28:38 | 飲食
こんばんは(*^_^*)


ボジョレ・ヌーボーでぐるぐるに酔っぱらっているので、
どんとアップしてみよー(^ω^)/

今まで半月分、ちょこちょこと書きためていたのを
一気に放出します!
うふふー。
アップしそこねた写真はここでご覧になってねー♪


こののめでたそうなのは、
府中駅で撮影。
映画を観に行ったときですー。

 
国会図書館に行く道すがらのいちょー。


街路旗はブータンの国旗ですー。
今、ブータンの国王が来日されてますからね。
今日の国会での演説は素晴らしかったですね。
お若いのにしっかりしていて立派な方です。

  
これは日本近代文学館に行ったときのランチですねー。
F島さんのシンガポール風鶏焼飯と
Hちゃんのカレーとノイバラのロコモコだー❤


近代文学館に行く途中で寄り途した駒場野公園だー♪
東京教育大学農学部の址らしいです。

 
それで門がすずめちゃんとかかしさんなのね。

  
田んぼがのこしてありますー。

     
時間がないのでここでひき返します。
この奥には森などがあるようです。゛


わが家の西洋朝顔、ますます繁っています・・

    
いつまで繁るのでしょー??
もう11月下旬なのに、まだ蕾がぎっしりついているのです! 






三銃士

2011-11-16 20:22:43 | 映画
みなさま、こんばんは(*^_^*)
今日は少し風が冷たかったですね。

もう一年位 映画をみていない気がします。
今日はひょんなことから、
映画を観てきました。


「三銃士」
デュマ原作。
原作は昔、わくわくしながら何度も何度も読みました。
ダルダニアン役はローガン・ラーマン。
私は初めて見ますが、好演していたと思います。


敵国イギリスのバッキンガム公は
オーランド・ブルームさま❤
私の中で「さま」がつく俳優はほとんどいません。
「ロード・オブ・ザ・リング」のレゴラス役、
エルフ族の白いすらりとした王子さま、
弓を引くお姿が忘れられません。
今回は悪役ですが、私の王子さまなのです❤


スパイのミレディ役ミラ・ジョボビッチは
私が名前を覚えている数少ない女優さんの一人なのです。
「フィフス・エレメント」の時から大好きでした。

もー楽しくて楽しくて!
ダビンチ設計の気球船も素敵!
大満足の2時間でした。


・・・というのも、国会図書館に張り切って出かけたところ、
第三水曜日は休館だったのです・・(´;ω;`)

「休館」の札の前でどうしよう・・と
途方にくれましたが、

そうだ! 映画だっ!

と、突然方向転換し、新宿に戻りました。
水曜はレディースデイで、どこもものすごい混雑。

あきらめて帰り途の府中TOHO CINEMAに寄ったところ、
ここが大ヒットでした!

広くて新しい映画館、ゆったりと座れて、
とても快適でした。

以前から気になっていた映画が観られて
すごくしあわせ❤
お正月用にテーブルクロスとクッションカバー、
ケンタッキーフライドチキンはお夕食に買って、
るんるんと帰ったのでした。