☆農園ビギン☆~笑う門にはイモ来たる~

新潟小千谷市で野菜の直売とサツマイモお菓子を作る農園ビギンのつぶやきブログ☆

夏の日の俺の事情~S氏の日記~

2010年06月25日 | S氏の部屋
こんにちは

トマト男爵S氏です・・・

ルネッサーーーーンス



って

古くてすみません。


トマトはハウスの中なんで暑いですよ。
暑がりなんで、毎日かなり大変ですよ。

最近困ったことがあります。

聞いてもらえますか?


オレ

オレ

隠していたけど・・・


メガネ焼けしちゃったんです


しかも

しかも

うっかり鬼監督Rさんの前でメガネをはずしちゃったんです・・・

「わ~~~~~すごーーーーーい
見せて見せて~~~~~~」

相変わらず無駄にテンションが高い。
決して見せてはいけない人物に見せてしまった・・・

オレのバカ


「なんかエグザイルみたーーーい

そう?
オレそんなにカッコいい?

「ねーねー写メ撮っていい?」

は??
いつも隠し撮りしてるくせに、いきなりそれかい!?

最初は笑って逃げましたよ・・・
でもね
しつこいんですわ、この人・・・


除草剤しているのに、隠し撮り(パパラッチか!?)

メロンを撮るふりをして隠し撮り(電車の中の痴漢か!?)

休憩してるのに、隠し撮り(影で見えてるっつーーの

もう誰かこの人の携帯奪ってください


オレ
おでこもタオル焼けしてるから写メなんて嫌なんですよ・・・


はあ・・・


とりあえず一日メガネを外さず逃げたけど、まだまだいつ狙われるかわからない・・・

でもなんかおかしいんですよね・・・

Rさんは帽子が深くて、マスクもしてるから視界が狭いはずなのに
オレの隙を見計らって、近づいてくる・・・

誰かオレが油断しているのを密告してるんじゃ・・・



はっっ




キミかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

心を鬼に売るとは・・・

miyaくん



このメガネは決して外さない!!!!!!

みなさん
夏の日の半そで焼け、メガネ焼け、おでこのタオル焼けにご注意を・・・

メロンのわき芽取りで人生を語る・・・

2010年06月25日 | 果物の王様はメロンだ
メロンのトンネルがけで人生を語る
あの日から早いもので1ヶ月以上が経った・・・

農園ビギンの畑は今日もすがすがしい風が流れ、梅雨とは思えないくらいの青空の下、メロン畑で作業が行われていた。


miyaくん
入社して、早いもので2カ月だ。

土日も忙しい時は出社し、汗を流し、慣れない仕事に懸命に取り組む姿勢は、きっと誰の目にもキラキラと輝いているだろう・・・

今回は初めてのメロン作業

真剣な顔をした社長が一つ一つ丁寧に説明し、作業を進めていた。

メロンはつるに触るとかぶれやすく、素手で扱うにはシクシクと違和感を感じる。
体力仕事が多かったが、地道な手作業も農業をする上で重要なことだ。

そこで社長が人生を語りだした。

「miyaくん、キミは結婚についてどう思うかね?」


若干21歳の若者にその質問は重すぎるのではないか・・・
いや、
なにか深い意味でもあるのだろう。

「そうですね。一度はしたいと思いますが・・・」

突然の質問にちょっと戸惑いながら答えた。

「キミはまだわかっていないな・・・
結婚とは人生においての修行でもある。自分の修行、相手の修行、そしてそれは単につらいものだけではなく、他人と暮らすことによって身につける我慢の修行、その先にある喜びへの修行。
そういうものだ。」

社長の言葉は、前途有望な若者に結婚に対しての夢やあこがれを消さないように、そしていいことだけではない多難な道をも示唆している・・・

「ほら、これを見てみなさい。」


「これは雄花だ。一つの節に房状に花がつき、花弁の後ろにふくらみがないだろう?
雄花は毎日咲いては散っていく・・・
まるで、早く結婚したいがために、女性(雌花)が現れる前からあせって着飾ってしまうあわれな男性のようだろう?
愛がなければ実は結ばない。
なにごとも先走ってはいけない、まして結婚もあせってはいけない。」

メロンの雌花を女性と例えるなんて、社長・・・
今日はわかりやすく、丁寧に教えて下さりますね・・・

植え付けの遅かったメロンたちは低温障害と思われる症状がいくつか出ており、このように無駄な雄花がたくさんついてしまっているのも何らかの影響があると思われた

このようにわき芽からでたつるに咲く雌花からメロンになるのだ。


「どんな仕事もじっくりと我慢が必要だ。
今日はここを任せたぞ。俺はアスパラの管理にいってくる!」

そういうと颯爽とメロン畑を後にした

トンネルの中に頭を突っ込み、メロンがついている必要なわき芽だけを残し、無駄なわき芽をとっていく作業。
かなりの低姿勢の状態を続けるため、腰と首が痛くなる・・・

いや
これも修行だ

大切な意味がある修行なんだ・・・

この痛みの先にある喜びの意味を知るため、ただひたすら手をすすめる




黙々と作業し続けること2時間

やっと休憩だ!

腰や首は痛いけど、すごい達成感だ!満足感だ!
そうか、これを社長は教えるためにこの仕事をさせてくれたんだ!

農業って奥が深い!!!

いいことだけじゃないけど、つらいことばかりでもない。

つらい作業の先には大きな喜びがあるんだ!!!!!!

感動を胸にmiyaくんは社長に言った

「本当にけっこう首や腰が痛くなりますねーーーーーーーーーー」

でも、仕事の大切さがわかったと・・・

言葉をつづけようとしたとき





「でしょ?だからオレアスパラに逃げたんだもん。テヘ」
ええええええーーーーーーーーーーーーー
そうなん?????
我慢が大切なんじゃないん???



オレの感動っていったい・・・

呆然とするmiyaくん

「いいのいいの。年寄りは草取りが一番なの。」

いきなり自分を年寄り扱いしてる・・・

「オレ、早く隠居生活して旅行に行くんだもん」
そうやって   
夢を話す社長に鬼のような声が飛んできた。

「社長にはあと30年現役で頑張ってもらいますから
鬼監督Rだ!!!!!!!!!!

30年・・・
54歳の社長は84歳・・・

アワアワして何も言い返せない社長・・・

社長・・・
人生って


常に修行なんですね・・・