アラン・レネ『去年マリエンバートで』
この時代のレネはヌーヴォー・ロマンと呼ばれる作家たちとの共同作業が続く。そういえば、デュラスやロヴ・グリエの監督作品は今も手に入るのだろうか?
デュラスの『インディア・ソング』と『ヴェネツィア時代の彼女の名前』のBOXセットなどというものが出たら真っ先に買ってしまいそう。
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エドワード・T・ホールが亡くなった。
ホールといえば、『かくれた次元』(みすず書房)をまっさきに思い出す。はじめて読んだのは高校生の頃のことだった。この「私」というものの外延はどこまでか。そのような益体もないことを考えていたときに出会ったこの本はとても刺激に満ちた議論を展開していた。
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先月筑摩書房、中央公論新社、河出書房新社、平凡社など出版社が書店の利益確保と返品率の改善を目指し、現行の「委託販売制」に代わり、(当面は一部の本についての適用となるようだが)「責任販売制」を導入すると発表していた。
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昨晩の記事でも触れたが、先月30日にピナ・バウシュが亡くなった。
すでに浅田彰の追悼文が『朝日新聞』に掲載されていた。
また、小林康夫がピナ・バウシュの死に寄せて書いている文章も見つけた。
ピナ・バウシュの芸術や思想は、その人とブッパータール舞踊団のメンバーの身体を通じて、舞台上に現前する。だから、そうすることに、いくばくかの意味があるとも思えないが、追悼の意味で2006年東京での『カフェ・ミュラー』の映像を見る。
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