民主代表選 きょう告示！

菅首相は」26日午後、国会内で開かれた党両院議員総会で退陣を正式表明したが・・・

後継を決める代表選に5人が名乗りを上げ、主導権争いを展開することに・・・

民主党代表選について今朝の読売新聞の一面の記事を抜粋してみます


～以下、8月27日読売新聞朝刊より抜粋～

　菅首相は何故、退場を余儀なくされたのか。理由は明白である。最高リーダーの「資質」が問われたのである。政権の「構造」それ自体に問題があったからである。
　このことは東日本大震災が起きる前から問われていた。菅首相は就任直後、大胆にも消費税の引き上げを提起した。さらに環太平洋経済連携協定(TPP)への参加を表明した。浜岡原発の停止も命じた。
　しかしその実現のためにどれだけ「手立て」「段取り」を考え、手を尽くしてきたのか。信念という名の強靭な根を持っていないがゆえに、中途半端なまま終わり、不信だけを残すことになった。
　周到な準備と調整のないまま何でもできると思ったツケが、大震災への対応で一気に表面化することになった。自分達で出来ることは限られているという、「無知の知」とも言うべき謙虚な姿勢が欠如していた。

特別編集委員 　　橋本　五郎

信なくば立たず　首相の「資質」だけが問われたのではない。民主党事態に「政権政党」たる自覚があるのか。自分達で選んだ首相を支える仕組み、構造になっているのか。
　民主党に対しては「おひとりさま政党」という指摘があるが、自分のことばかりを考えているのではないか。民主党議員一人一人が根本的な反省を迫られているとも言えるのである。
　代表選にあたって何が大切か。はっきりしている。菅政権の決定的な「負」の側面を直視し、克服できる人を選ぶことである。

　政策遂行の体制をどうつくるのか。復興財源を含めてどう迅速に復興策を進めるのか。原発の位置づけを明確にしながら中長期的なエネルギー政策をどう考えているのか。消費税やＴＰＰに正面から立ち向かおうとしているのか。大震災後の国のありようをどう考えているのか。候補者にはきちんと示してもらわなければならない。

　それなのに眼前で繰り広げられている光景は異様である。党員資格停止中の小沢元代表や、国益を毀損して辞任したはずの鳩山前首相を中心にした多数派工作が展開されている。
　民主党の代表選は日本の国の首相を決める選挙である。権力闘争とは所詮こんなものと見過ごすには、あまりに不健全な姿ではないのか。

　「信なくば立たず」と言う。『論語』にある。政治とは何かを考える上でも最も大切な事のように思われるのである。

そう、民主党の代表になるという事は日本国の総理になるという事を踏まえて選出して頂きたい。

菅首相が居座った3ヵ月間の政策の停滞を一日も早く取り戻して頂く為にも・・・

政局に明け暮れしている暇はないのだという事を政治家全員が肝に銘じて信頼のおける政府を確立して頂きたい。

それが出来なかったなら・・・我々国民は、本当に政治離れを起こしてしまうだろう・・・