□■□ IISIA代表・原田武夫からの〈メッセージ〉 □■□
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●「今日の焦点!」
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
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⇒“今日の焦点”はズバリ:
「李克強・中国首相が日中関係で『尖閣』言及避ける」です。
⇒その理由は……:
─今起きていることの3つの大きな原動力。
その一つが「富の東漸」です。
─放っておくと富は西洋から東洋へと流れていくのです。
これをいかにして食い止めるのかが米欧にとっての最大の課題なのです。
─この時、東洋とは基本的に華僑・華人ネットワークを指します。
なぜならば彼らの方がいわゆる「文明」としては古いからです。
─見える形での仕組み、とりわけ通貨という仕組みを確立させました。
したがって現状の金融・通貨システムの根源はそこにあるのです。
─米欧のシステムは結局、これの上にある「上書き」に過ぎません。
だからこそ富の東漸が”必然的に“起きるようになっているのです。
─そうした中で米欧は「中国」に的を絞っています。
金融立国の中で部分的なバブルを発生させ、落とすという戦術です。
─それを知っている「東洋」の側は表に出す選手を変えます。
ここで登場してくるのが我が国というわけなのです。
中国首脳部の対日発言が明らかに変化してきています。
「尖閣問題」について言及しなくなっているのです。
そもそも昨年(2014年)12月の段階からその兆しはありました。
中国国内での言論誘導が「親日的」になってきたのです。
「日中経済同盟」あるいは「日中同盟」。
これこそ米欧にとって悪夢であるわけです。
日清戦争へと流れを創り出したのも正にそれが理由でした。
徳川政権時代に頑強だった東アジア・システムを崩壊させるためです。
だからこそ、今、新たに始まった流れは米欧にとって不都合なのです。
対する東洋の側も事をし損ねます。
是非この「現実」を常に思い起こして下さい。
今起きていることは「富の東漸を前提とした東西対決である」と。
我が国はチャイナ・マネーで今後、パックス・ジャポニカへと至るのです。
チャイナ・マネーのバックにはヴァチカンが控え始めています。
問題は・・・私たち日本人自身が意識を持つのか否か。
そこに絞られつつあります。
(メールマガジン 2015年3月16日号 より)
http://archive.mag2.com/0000228369/index.html
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