Team NoBird

射撃を中心に好きなことを綴ってゆきます

銃床の作製

2005-06-24 12:02:30 | クレー射撃
作製中であったASE90の銃床(ストック)が仕上がりました。前の白木状態が嘘のように、先台と同色に着色されウレタン仕上げで艶やかな状態となっています。

仕上げにあたって外観を大きく変えたのはグリップエンドだけです。ちょうどBeretta社純正のストックのように、グリップエンドを丸く出しました。少し挑戦的にグリップが尖がっているのは、あまり下を持たないようにするための工夫です。仕上がる前は太く感じたグリップも、チェッカリングを施したら丁度良い感じになりました。銃砲店さんのお薦めに従って太めにして良かった。

仕上げ前と仕上げ後の画像を並べてみます。

仕上げ前グリップ

仕上がり後グリップ

グリップ部分は外観からも判る変更を加えましたが、ストック部分は外観を殆ど変えていません。こちらも前後の画像を載せますので比較してみてください。

仕上がり前ストック

仕上がり後ストック

外観は変わっていませんが、中身は少し変わっています。少し銃床が重かったので、内部を少しくり貫いて軽量化を図っています。これで約70gの軽量化が達成出来ました。この軽量化のお陰で、バランスがかなり良くなり、重心はちょうど機関部の銃身を受け止めるヒンジあたりに来ました。

仕上がったASE90の各部重量は以下の通りです。

銃身部:1.384kg
先台部:0.337kg
機関部:1.059kg
銃床部:0.888kg
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合計 :3.668kg

何とか3.6kg台になりましたが、最近流行の軽量スキート銃と比較すると全体重量としては重いですね。でも、重心位置が丁度良いのかスウィングはスムーズに行えます。逆に私の技術では軽すぎる銃ではコントロールしにくいかもしれません。

銃床の作製はある程度は賭けのようなものですが、この結果は満足出来るものでした。