今日は妻の通院でした 2015年05月19日 16時43分15秒 | 日暮らし通信 日暮らし通信日暮らし通信■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■マツバギク空堀川沿いの民家にて● 写真の上でクリックしてご覧ください ● 今日は妻の通院の日。携帯電話の目覚まし機能のお陰で、3時半予約のベルで目を覚ました 妻はもう少し寝ていたいような顔をしていたが ”お~い、今日は○○○先生に会いに行くぞ~” と好きな先生の名を騙(かた)って強引に起こしてしまった 9時予約なのだが、道路事情を考えていつも6時半には車で家を出る。冬の頃はまだ真っ暗だったが、今はもう明るくて気温も高くなっているのは有難いことだ いつものことながら予約通りに診察が始まったことは無く、今日は9時40分から始まった 屈託の無い妻はこの○○○先生に会うのを楽しみにしていて、私がびっくりするほど友達付き合いのような言葉で先生に会ったことを喜んでいる いつだったか忘れてしまったが妻が突然 「干支(えと)」 の話を始めて先生の干支を聞き出した 私もびっくりしたのだが、何と先生の干支は妻と同じだった。それでますます妻はこの先生のことを身近に思うようになってしまったようだ 先生からはまず 「転びませんでしたか?」 「何か変わったことはありませんでした?」 かと聞かれる それに対して詳しい説明をしなくても済むようになった最近だが、今日の診察でも特に異常が無かったことは幸いだった 診察が終わると妻は名残惜しそうに先生に 「有難う、有難う」 を連発して 「またね」 とやっと部屋を出る決心をしたようだった こんな妻の態度に対してもジョークまじりに対応する先生の態度に私はいつも敬意を忘れたことはない 妻は病気してからは饒舌(じょうぜつ)気味にになったが、それは妻の病気特有の症状でもあるらしい 元気な頃の妻は寡黙であまり余計な事を喋らない静かな女(ひと)だった それを想い出すと私の心情は複雑さを増してくるのだが、まあ元気なら ”良し” としよう それともう一つ、先生は必ず妻に 「今日は何日?」 と問う 今日、妻の答えは 「平成27年5月19日、火曜日」 と答えた それを聞いた先生は満足気味に妻に褒め言葉を与えてくれた 種を明かすと起きてから妻に何回か (そんな多い回数ではありません) 私がリハーサルをしたのだが、先生によると、それでも忘れず答えられるのは痴呆症の人では出来ないとのことだった 妻が正解を答えた時、聞いていた私は何故か ”じ~ん” と胸にこみ上げる何かを感じてしまった 無事に診察も終わった。次回は8月半ばの通院を予約した ”さあ~ 家に帰ろう~” と妻の手を引きながら病院を後にした