日暮らし通信


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どうした? 鯉のぼり

2015年05月03日 15時47分36秒 | 日暮らし通信
日暮らし通信

■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■

名知らずの花

空堀川沿いにて



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今日も天気は快晴、いつものように妻と空堀川沿いを散歩したが、陽気は ”風薫る五月” の言葉にぴったりだった

途中、最近、若いご夫婦が越してきた民家の二階ベランダに小さな鯉のぼりが風を受けているのを見て、ふとやはりあの歌が浮かんできた


  (いらか)の波と 雲の波

  重なる波の 中空(なかぞら)

  (たちばな)かおる 朝風に

  高く泳ぐや 鯉のぼり


この歌を想い出して、この辺りでもかつてはあちこちに上がっていた ”鯉のぼり” の情景が懐かしくなってきた

土地持ちの農家の母屋の前では必ず(ひのき)のポールに何匹もの鯉が五月の空に舞っていたものだった

それが今では全く様変わりして、鯉のぼりにはお目にかからなくなってしまった

少子化のせいか? それとももう鯉のぼりを上げてのお祝いは(すた)れてしまったのかは判らないが、何か寂しい気がしてならない

だが私が知る範囲でも旧家の惣領の方々が婚期を過ぎてもまだ独り身であることが多い

かつては多くの家庭では男の子が生まれると競って大きな鯉のぼりを上げたものだが、それが過去の風物詩になってしまったことは世の中の変遷と片づけられる単純な問題なのだろうか?

今日の写真は都営住宅・前庭で咲いていた花

またまた ”名知らずの花” だが、不思議な魅力のある雰囲気を漂わせて咲いていた