日暮らし通信


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ディサービス事業所廃止

2024年03月17日 09時22分30秒 | 日暮らし通信

発信元:  赤とんぼ






先月末、ケアマネさんから 「まさか?」 と、思いがけないことを聞いた。

それは永年妻が利用しているDS (ディサービス) 事業所が三月一杯で廃止するとのことで 「寝耳に水」 の情報だった。この事業所は介護業界大手の経営だからそのようなことは考えたこともなかった。

だがその事業所からは利用者に対して廃止情報が来ないのが不思議だったが、12日にやっと 「事業所廃止について」 の書面が届いた。

それによると廃止の理由は 「職員採用の悪化および建物設備の老朽化による閉鎖」 だと記されていた。

現在、社会的にも 「人手不足」 が問題化されているが、介護関連施設でも人員の確保が難しいようで、その余波が我が家にも及んだのだろうか?

妻はこの事業所で永年DSを利用したが、先日、施設長さんの話しだと、妻は記録的に永い期間の利用者とのことだった。

だがこの事業所廃止に対して文句を言う筋合いはないが、今後のことを考えて、至急他の事業所を探すことになった。

市内にはたくさんの事業所があるが、ケアマネさんが幾つかの事業所のカタログを用意してくれた。

私は自宅から極く近くにある事業所を選択、11日、妻と嫁さん同道で体験入所して雰囲気や設備、DS内容などを見学しながら相談員から説明を受けた。

しかし、私はこのように実際のDSの現実を見るのは始めてなので、珍しいことばかりだったが、4月からはここで妻がお世話になることを決めた。

13日にはその事業所の相談員、ケアマネさんが来宅、利用に際しての情報交換などを行なったが、利用に際してはいろいろな契約書などもあるので、20日に再度、話し合うことになっている。

何とか妻はDSを受けられるようで安堵したが、この 「人手不足」 が今後の介護業界に影響することは無いのだろうか? と、心配度が増してしまった。

いつも散歩の時に遠くから見ていたこの施設 (写真) だが、まさか妻がお世話になるとは? 人生、全く不可解だと思った。











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      写真説明:  4月から妻はこの施設でお世話になります

      撮影場所:  空堀川沿いの左岸にて  (2024.3.14)







春を誘う沈丁花

2024年02月25日 16時40分21秒 | 日暮らし通信

発信元:  赤とんぼ






既に立春は過ぎたのに、陽気はまた冬に戻ったように寒くなってしまった。この投稿文を作る前の14時過ぎ表に出たら、小雨、外気温は6度、冬並みの冷気に身震いした。

でも春はもうそこで待機しているだろうが、先日、午前8時半過ぎ、妻がDSへ行く車を見送ってから独りで家を出た。

散歩途中、ある民家の庭先で 「沈丁花 (ジンチョウゲ)」 を見つけた。まだ蕾だが、咲く日も近い活き活きとした姿だった。

そうか、もう沈丁花が咲く季節か? と、独りで頷いた。

咲けばあの独特な匂いで人を誘うのだが、まだ蕾だからその匂いを一生懸命凝縮して開花に備えていることだろう。

 「沈丁花」 という名前は、香木の沈香 (じんこう) のような良い匂いがあり、丁子 (ちょうじ、クローブ) のような花をつける木、という意味でつけられたそうだが、2月23日の誕生花でもある。
花言葉は 「栄光」 「不死」 「不滅」 「歓楽」 「永遠」 とか。街中にこの花の匂いが溢れるともう春の気配も本物になる。

歩きながら落葉して身軽になっていた雑木の枝々 (えだえだ) に小さな新芽が無数に芽吹いているのを見た。もう春に備えての準備は怠りがないようだ。

だが週間天気予報を見ると、まだ一桁の気温の日もある。 「春よ来い」 と、暖かい日差しが欲しくなりました。







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      写真説明:  沈丁花

      撮影場所:  ある民家の庭先にて  (2024.2.20)







日曜日の夕食を楽しむ

2024年02月25日 15時23分57秒 | 日暮らし通信

発信元:  赤とんぼ







既に立春は過ぎたが、また冬に戻って寒い日が続き、今日は朝から雨が降っている。でも何となく春の気配を感じるようになった。

長男夫婦と同居してからもうすぐ七年となるが、それ以前は妻との二人暮らしだった。

この同居で私の生活環境にも大きな変化があったが、一番有り難いのは食に関することが全て嫁さん (長男の妻) 任せになったこと。料理も出来ない私だから妻に三度の食事を用意するのは大変な重荷だった。

でも私たちのメインの楽しみと言えば、食べるか? 寝るか? くらいだから、せめて食べたい物を用意してくれることを願ったが、それは全て叶うものでもない。

かつては何かお祝い事があると必ず外食していたが、今はそれも控えている。

妻に 「何が食べたいか?」 と、聞くと、一にお寿司、二にピザ、三に牛丼だと言う。

ある時、それに答えて日曜日の夕食を妻の好きな食べ物にすることを嫁さんに提案した。

それは

  第一日曜日は 「お寿司の日」 ○
  第二日曜日は 「牛丼の日」  ☆
  第三日曜日は 「ピザの日」  ○
  第四日曜日は 「牛丼の日」  ☆
  第五日曜日は  相談して決める  ☆

   (○は長男払い、☆は私払い)

とする。そんな提案だった。

嫁さんからは同意が取れないと思ったが意外にも 「そうしましょう」 と言われてホッとした。

オーダーするのは嫁さんだが、お寿司とピザは宅配、牛丼は長男がお店へ行きテイクアウトしてくる。

でも幸いなことに妻も私も好き嫌いがないから何でも食べる。嫁さんが造った料理はいつも完食、高齢者として食べられる事は有り難いことだといつも思っている。

そんな経緯でその後はこの提案通りに妻も私も日曜日の夕食を楽しんでいる。









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      写真説明:  ロベリア

      撮影場所:  ある園芸農家の温室にて  (2013.2.7







もりおか冷麺

2023年09月23日 17時26分44秒 | 日暮らし通信

発信元:  赤とんぼ






先日、東北に住む妻の女性知人であるTさんから宅急便で段ボールが届いた。
妻宛だが、残念ながら妻は健常者の行為は出来ないので私が開梱した。

 「あっ、冷麺だ」 と、名物の冷麺 (写真 ①) がたくさんあるのを見て私はニコッとした。

中には簡単な挨拶と 「暑い時に冷麺を食べてください」 との付箋があった。
妻にも説明したが、何とか理解できたようだ。

さて食べたいがどうしようか?
我が家の食担当者は嫁さんだが 「冷麺貰ったから食べよう」 と、言ったが、嫁さんは何日分かの献立がすでに作成済みだから、その後になるらしい。

やっと今日昼食でその冷麺 (写真 ②) を食べた。
嫁さんが考えて幾つかの具材が添えてあったが、ちょっと麺の歯応えが違う。

昨日、冷麺のことをネットで調べたが 「盛岡冷麺は、盛岡の麺職人・青木輝人氏が昭和 29 年に 「食道園」 を開店した際に、朝鮮半島に伝わる咸興冷麺と平壌冷麺を融合させ、創作したのが始まりです」 とのことだったが 「盛岡冷麺の麺は、コシが強く、表面はツルッと喉ごしが良いのが特徴です」 との食感が書いてあった。

その特徴の通りの食感だった
普通の麺とは違うので、最初は戸惑いもあったが、食べている間に喉ごしが良くなって美味しい冷麺の食が進んだ。
嫁さんが選んだ具材も冷麺の味を引き立てていた。

妻はどうだろうか? と、気になった。
要介護の妻は感じる事を自己表示できないので判らないが、いつもと同じように箸を動かしているので、私と同じような食感を感じているのだろうと、私は勝手に判断した。

妻に 「美味しかった?」 と、聞いたら、こっくりと頷いたので冷麺の味を感じたのだろう。

Tさんが薦める通り、暑いときにこの冷麺が適食だとに思った。

届いた後に妻に代って私がTさんに電話してお礼を述べたが、その気遣いに妻も感謝しているはずです。

これからも冷麺を食べるのが楽しみになりました。







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「もりおか冷麺」




嫁さんが調理した 「もりおか冷麺」



      写真説明:  もりおか冷麺

      撮影場所:  自宅DKにて  (2023.9.23)









認知機能検査

2023年08月03日 15時28分51秒 | 日暮らし通信

発信元:  赤とんぼ






7月末のある日、 「警視庁府中運転免許試験場」 に行き運転免許更新に必要な 「認知機能検査」 を受検した。

今は高齢者による事故多発で 「高齢者いじめ」 とも言えるように75歳以上の高齢者は運転免許証更新時には 「認知機能検査」 を受けてその認知性を検査することが義務化されている。

でも何故75歳以上の人がこの検査を受けなければならないのか? の疑問があるがその理由は下記の通りらしい。

75歳~79歳の運転者の死亡事故件数が74歳以下の約2.4倍であるなど、75歳以上の年齢層にかかわる事故情勢がきわめて厳しいものであり、また認知症の有病率は加齢とともに増加しているのが理由です。

上記のようなデータを見ると納得せざるを得ないが、でも 「法の下では誰でも平等」 の理念からするといささか高齢者に対する差別のようだと私は不満だ。

私は今回を含めて認知機能検査を受検したのは三回目だが、毎回検査概要が異なるのはどうしてだろうか?

一回目は近くの民間の自動車運転教習所での受検だったが、二回目以降は警視庁の運転免許試験場となった。

それと二回目までの検査項目は

   ① 時間の見当識
   ② 手がかり再生
   ③ 時計描画

だったが、今回 ③ は何故か項目から除外されていた。その理由はわからない。

この項目の中ではやはり面倒なのは 「② 手がかり再生」 だ。
16個のイラストが順次スクリーンボードに投影され、受験者はそれを記憶する。

数分後にはその記憶を便りにイラスト名を記入する。
これはかなりの記憶力が試されるが、私は満点欲しさに16個のイラスト名を全て記入した。

私は二回目の検査では満点だったので、今回も満点を取るようにと思いながら検査に望んだが、今回からは何点取れたのかは知らされず 「認知症のおそれがある基準には該当しませんでした」 と記載された通知書を受け取った。

これは基準点が76点以上の人には同じ内容の通知書 (第三分類) らしいが、私が望んだ満点は幻になってしまった。

これで 「認知機能検査」 はクリアされたが、第三分類の人は更に自動車教習所などで 「高齢者講習 (合理化)」 を二時間受講することが義務化されている。
その講習をクリアすると免許証更新が可能となる順序だ。

でもこのように 「認知機能検査」 が実施されるようになってからは事故率の変化はあったのだろうか? と、私は高齢者いじめが厳しくなる制度に疑問を持っている。

この検査の受検料は1,050円、その後、教習所での講習を予約したが、その受講料は8,000円とのことでした。

検査は終ったが、しかし、このような短時間で、そして二項目だけの検査内容で、人間の認知度を判定できるのか? と、少し異議感が残った。

私は車に乗ることは少ないが、介護者としては車は必要な交通用具だから許される限り免許証は更新するつもりだ。
それとこの検査を受けるだけでも自分の認知度を確かめる機会だと思っているからだ。

車は便利な用具だが、使い方を誤ると簡単に凶器となる。それを防ぐには安全運転する心構えを失わずに操作するしかない。

8月中旬に高齢者講習を受け、11月中旬には警察署で免許証更新と、まだまだ先が永いが、この認知症検査クリアで更新への道が開けてきた。

因みに私が運転免許証を取得したのは昭和 36 年 5 月、免許証を持っている人は珍しい時代だった。

職場の先輩から 「これからは車社会になるから、早めに免許証を取りなさい」 と、アドバイスされた。それが現実になろうとは正直思いもしなかった。

その後、車運転で無事故無違反で今に至っているのは有り難いことでもある。
とは言ってもそれが永久に続く保証は何もない。車を運転する時は、とにかく神経を集中して安全運転に徹するしかない。







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警視庁府中運転免許試験場



      写真説明:  試験場庁舎

      撮影場所:  近くの歩道橋上にて  (2023.7.27)