私の名前はハリーです 2015年05月08日 15時25分26秒 | 日暮らし通信 日暮らし通信 ちょっと一言■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■ポピー空堀川沿いにて● 写真の上でクリックしてご覧ください ●英国のウィリアム王子夫妻に生まれた第二子の名前が 「シャーロット・エリザベス・ダイアナ」 と命名されたので、これからは 「シャーロット王女」 と呼ばれるだろう この名前に肖(あやか)ったのか、日本のある動物園で生まれた子猿の名前を公募して付けようとしたのが 「シャーロット」 だったが、それに対して多くの抗議の電話やメールがあったとのことで、園側は再考を余儀なくされているらしい さもあろう、もし外国にある動物園にいる猿の名前に日本の皇族の方の名と同じものが付けられたら、日本人としてはあまり良い感情を持たないであろう ところで英国人は名前についてはある独特な感情を持っているのを、私は始めての海外出張 (1977年) で知ったことがあった 出張目的は日本で開発中のターボファンエンジン (ジェットエンジンの一種) を英国の特殊な運転場 (王立ガスタービン研究所) で実機運転して高空性能を確認する試験だっので、英国人の技術スタッフと現場の人たちとも付き合うことになった スタッフの皆さん方は私をミスター○○○と呼ぶのは当たり前と思っていたが、後者の現場の人たちは最初の挨拶の時に、私になんと 「ハリー」 との別名を付けて、ミスター○○○とは誰も一言も言わなかった 「どうして私がハリーなんですか?」 と、聞きたかったがそれを話せるだけの英語力が無かったので、言われるままにそれからは現場では 「ハリー、ハリー」 と呼ばれて付き合っていた 後に調べてみると 「ハリー」 の正式名は 「ハロルド」 で、主に英語圏の男性名、姓とのことで、古英語では 「英雄的な導き手」 を意味するそうで、その愛称が 「ハリー」 だった 後になって想うと私には過ぎたる名前のようでもあった その時、私は38歳、大男揃いの現場の英国人からすれば小兵タイプの私は小供のように写ったのだろうが 「日本からエンジンと共にやってきた男」 として大いに可愛がってもらった それから38年が過ぎたが、そのハリーさんも今では少し太り気味になってしまいました 「シャーロット王女」 のニュースを聞きながら、あの出張の時は英国人の皆さんには本当にお世話になりました、と、懐かしく蘇ってきました この写真、私はポピーだと思っていますが、あまり自信がありません