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大田泰示のジャンプは近々なのか。

2014-09-28 23:06:13 | 2014年シーズン

”近々未来型” とは大胆発言。
近々、なんて迂闊に口走っていいのか原監督。
こっちもその気になってしまうぞ。

スポーツニュースのインタビューで、
この日4番に据えると事前に宣言している原監督の様子が流れていたが、
その際、原監督はこの日の打線を ”近々未来型打線” と表現した。
リーグ優勝を決めた翌日だから、多少のリップサービスはあるにしても、
ただの願望ではなかなか言えない近々というくだり。
”近未来” で留めておいてくれれば ”近い将来” 程度だろうと聞き流せるけれど、
近々未来、近々、ちかぢか、ともなると、ちょっと話は違ってくる。
ちかぢか、なんて、まるで既成事実のように聞こえるではないか。
もう決定事項と言わんばかりである。
1番橋本到に現実味はあっても、
今や4番大田泰示はジャイアンツファンにとって期待や願望のその先の幻影に近かった。

昨日、4番サード大田泰示を密かに切望したものの、あくまでも近未来への願望である。
大田泰示4番でいいんじゃないか(※)とぶっきら棒に書いてはみても、
突然、「近々あるよ」 なんて言われると、
「いやいや、もう少し様子を見てからでも…」 と怯んでしまう。

「ジャイアンツの4番だけ、何代目と数えるぐらいの重みがある」。
大田が言うように、たしかにそうだ。
第何十何代4番打者。
なんだか横綱みたいである。

そんな重みを感じながら迎えた第一打席は、
高崎の内角スライダーにバットをへし折られ、どん詰まりのシュートゴロ。
折れたバットの先が打球を追うようにシュートまで転がって行き、
これで前へ出きれなかった柳田の捕球が遅れ、送球が乱れた。
結果的にファーストへの送球が少しズレて大田はセーフ。
記録はショート柳田の悪送球となったが、
いい送球が行っててもかなり際どいタイミングだった。

相手のエラーとはいえ4番初打席で出塁し、次のロペスが2ラン本塁打を放って逆転。
これはやはり鈴木尚広大明神のご利益が続いているかなどと浮かれていると、
4打席目にも2点タイムリー2ベース。
三上の内角低めのスライダーに詰まりながらも打球はショートの頭を越してセンター前へ。
バットの根元だったが振りぬいた結果だ。

第一打席の出塁や8回のタイムリーもさることながら、
これまであまり見られなかった打席内での粘りも、この試合では目を引いた。
特に一打席目の10球粘ったあげくの出塁は、相手のミスがあったとしても、
価値のあるしつこさだった。
これまでの大田なら、投手に手玉に取られ、あっさりボール球を振らされて終わっていたようなケース。
どうにかバットに当てて喰らいつく姿は、原監督の言う ”ホップ” と信じたい。

ホップが初の4番、代理の4番なら、ステップは一軍定着、
ジャンプが真の4番大田の誕生だろうか。
優勝の景気づけに、夢は大きいほうがいい。
ジャンプする大田泰示が待ち遠しい。



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