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連夜のヒーロー、キメる男(マン)亀井善行!守る男(マン)松本哲也!

2014-06-02 23:09:55 | 2014年シーズン

一軍登録、即スタメンで、亀井が連夜、いい働きをした。
31日の試合は0が並ぶ拮抗した投手戦だったが、
オリックス、ジャイアンツとでは、その内容にやや開きがあった。

金子千尋がいい投手であることは周知のこと。
ジャイアンツがさほど点を取れないことはおおかた予想通り。
打線は現在、低調の一途をたどっている。
開幕当初こそロペス、アンダーソンの活躍で大量点のオンパレードだった。
橋本到も継続して結果を残していた。
レギュラークラスでいちばん安定感を保っているのは片岡だろうか。
本来の打撃ではないが坂本がどうにか一定のところで喰らいついている。
そんな状態でのオリックス戦。

パ・リーグ首位、チーム防御率は12球団でも群を抜いて好成績。
エース金子千尋を筆頭に、今季は西勇輝という5年目の活きのいいピッチャーが快投を見せている。
ここまでの成績だけ見ると、4勝3敗と金子はやや本来の状態ではないのかもしれないが、
それでも防御率は西勇輝に次いでの2位。
奪三振は両リーグ通じてもダントツの1位である。
とはいえ、まさか9回まで投げてのノーヒット・ノーランは予想外。
これまで見たことのある金子千尋の投球からすると、
それほど凄い投球でもないような感じで見ていたが、
時折、あっ、こりゃ打てねぇな、そんないいボールはいっていた。
あれよあれよといううちに9回までノーヒット。
これが金子千尋か。
順調にいけば国内移籍のFA権を今季中に取得するらしい。
報道されているように、宣言すればオフは大騒ぎだろう。


さて、一方、ジャイアンツの菅野はほぼ毎回、走者を背負うカタチで苦しみながらのピッチング。
7回を投げ7安打3四球6奪三振。前半は力で、中盤からはゴロを多く打たせるピッチングで要所要所を締めた。
「まだまだ力の差は向こうの先発ピッチャーの方があるでしょうけど、
その中でもゼロゼロで食らいついていったのは評価できる。
いつか金子投手を超えられるような投手になってほしい。まあ、なるでしょう」
ゲームセット後の原監督のコメントどおり、金子の投球結果が結果なだけに、
比べれば向こうに分があるのは仕方ないが、菅野の7回無失点もエースのピッチング。
頼れる若き大黒柱。


試合を決めた延長12回表の攻撃。
イニングのアタマからマウンドへ上がった馬原に対し、
先頭の阿部も次の村田も共に外野へのいい当たりを放った。
馬原の状態がどうなのかは何ともいえないが、
二者続けてのいい当たりはジャイアンツにとっては悪い感じはしなかったはずだ。

ツーアウトでバッターボックスへ入った亀井。
ボールスリーからの4球目のストレートを強振してファール。
このとき亀井は 「あぁ!しまったぁ!」 という顔をして首を何度か横に振り、
「ダメだダメだ!」 か 「違う違う!」 か、何かそんなようなことを口走り、
また気を引き締めるようなバットを握りなおした。

馬原の148キロのストレートを叩き、レフトスタンドに決勝の本塁打を放った亀井は、
ダイヤモンドを廻り、ホームに還ってから恒例のベンチ前でのハイタッチを原監督から順に交わして行き、
最後にセペダ、アンダーソンとハイタッチを交わす際、
セペダが満面の笑みで亀井に何か手でジェスチャーをして声をかけた。

顔は見えなかったが亀井もそれに対し一瞬 「うん、うん」 と頷いたように見えた。
ジャビット人形をスタンドに投げ入れ、
ベンチへ入ったところでまたセペダが満面の笑みでさっきと同じような手の仕草をして亀井に話しかけた。
亀井もそれに応えるような表情でセペダの横に腰を下ろすと両手でバットを振るようなジェスチャーで応じていた。
どんなやり取りだったかはもちろん想像の域だが、亀井の打ち方かあるいは打球の方向か、
打席に入る前にふたりに何かやり取りがあったのか。

そんなことをぬきにしても、
普段こわばった顔が多いセペダのナインに溶け込んでいるさまに、
何となくちょっとホッとした瞬間だった。

亀井とセペダの何ともグローバルなやり取り。
日本とキューバの国交にも大きく貢献する亀井のホームランである。



1日の試合でも先制タイムリーで勝利に貢献した亀井。
一方このカード、守りで大きく勝利に貢献したのは松本哲也だろう。

金子に手も足も出なかった31日の試合では7回の守りで好守を披露。
ヘルマンの右中間へのライナー性のあたりに猛ダッシュの松本。
打たれた瞬間、抜かれたかに思えた痛烈な打球。
大袈裟だが打球と同じくらいのスピードなんじゃないかと思えるくらいの快足で打球まで一直線。
速い速い。
一体、何十メートル走りましたかねぇ!? と感嘆の実況アナウンサーと解説者。
抜けていれば間違いなくツーベース以上で得点圏。
ツーアウトとはいえ回も後半、危ない場面を救った。

1日のファインプレイもゲーム終盤の8回、代打・原拓のセンター前への強烈なライナー。
ボールが芝に落ちるギリギリをグラブを立ててダイビングキャッチ。
1点の攻防をさらに引き締めるような好プレイだった。


松本哲也は5月20日のライオンズ戦でも、
炭谷の放ったバックスクリーンへの大飛球をフェンスにぶつかりながらジャンピングキャッチ。
グラブをいっぱいに伸ばし、左足の膝がフェンスのラバーに乗っかるくらいまで高く飛んだスーパープレイだった。
亀井、松本哲也が揃うと、チームのバランスが俄然、整って見える。
やはり、欠かせない存在。



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