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捕手・実松一成が控えに座る安心感。

2013-07-03 23:48:38 | 2013年シーズン
「神経質になりすぎ、カウントを悪くしてしまい、無駄な四球を出してしまった」。

本人のコメント通り、めずらしくリズムが悪かったのは、ややタイガース打線を警戒しすぎたせいか。
菅野、初の甲子園登板は5回2/3、118球、7安打4四球2失点で、プロ最短降板となった。

癖を読まれているように、盗塁も3度、許した。
四球から盗塁。今までにない菅野の姿だった。
力に頼ったわけでもないだろうが、2回の新井貴の打席でプロ最速の150キロをマークするも四球。
定まらない制球を象徴する結果だった。それでもこんだけ悪くてもどうにかこうにか6回途中まで2失点で乗り切った。
しかもそのあと、チームが同点に追いつき負けも消えた。

打線は3安打の坂本と4安打の中井の活躍が目立ったが、この日、打者で目を引いたのが逆転劇を生んだ延長11回の攻撃、先頭打者・キャッチャー実松。あまり打ち気を表面に出さず、ツーストライクまで簡単に追い込まれたように見えた。ピッチャーの筒井側から見ても淡々と追い込んでいってるように見えた。それまでまったくバットに当たらないようなスイングで、実松の表情も淡々としたものだった。明らかに簡単にストライクを取りにいったような投球フォームだった。まったく警戒心のないようなそんなフォームに見えた。スッと投げた筒井の真ん中やや高めのストレートを実松はセンター前へ弾き返した。

そう見えただけで真相はわからないが、なんとなく筒井が投げた最後の力ないストレートは、実松が投げさせたストレートだったように感じた。狙い澄まして振りぬいたそのクリーンヒットを足がかりに、中井のこの日4安打目のヒットでつなぎ、押し出しの四球で勝ち越した。

昨年に続き、実松の存在は確実に大きい。


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