ふくしまの里山を次世代に

鮫川村に秘密裏に建設された放射性廃棄物焼却処分場に反対する住民組織『鮫川村焼却炉問題連絡会』のメンバーによるブログです。

除染を希望する前に、ちょっと考えてみませんか?

2013-06-24 21:46:06 | 資料

鮫川村にチラシの新聞折り込みをしました。

焼却炉で燃やされるものは、当初600トンの予定でしたが、このうち牧草150トンほどが「希望の牧場」に引き取られたため約450トンとなっています。(牧草はあと50トンありますがこれも引き取ってもらうよう要望しています)

450トンのうち、342トンが除染による立木類の見積りでしたが、これはH23年12月に文科省航空モニタリングで0.23マイクロシーベルト以上の地区を除染重点区域とし、そこから除染対象世帯170ほどを絞り込んで算定した数値。(こんなのどうやって計算したのか、相当大雑把に違いない)

あれから1年以上経過して、村内に0.23以上の地域が著しく減少したことから、今年明けに村が外注で世帯ごとの線量測定を行い、その結果0.23以上の除染対象世帯が100未満(6割強)になりました。

ついては、342トンの約6割=約205トン

担当の地域整備課長は「100世帯より減って、焼却物も減ることは間違いない。焼却期間も短縮されるだろう。」と答えています。(皆さん、ここしっかり押さえてね)

つい数日前に、村が世帯ごとの最新測定結果及び「除染同意書」を個別郵送しました。この同意書を持って除染決定となるわけです。

さあ、それなら除染はみなさんどれだけ必要としているの?そもそも線量が低く山間部にあるこの地域で除染する意味って何?山間部で一部だけ除染して果たして効果あるの?近隣自治体はどうしているの?除染は様々な物議を醸しているけれど、みんなどれだけ知っているのかな?

などなど大いに疑問のあるところですが、村長はこんなことを言っています。

「除染しなければ村は前に進まないんだ!除染と焼却はセットだ!汚染の少ないこの鮫川村から、震災前の線量にいち早く戻して復興することが大事なんだ!そのために本モデル実証事業をぜひ成功させなければならないんだ!」

こんなわけで、今や村は除染モード一色のよう。というわけで本チラシを作って配布することにしました。

「除染を希望される前に、ちょっと考えてみませんか?」

http://www.slideshare.net/3tarou/ss-23398764

(Fさんいつもありがとー!)

 


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